Part3.『 ビートルズ 革命 のっぽ の サリー 』の 奇跡 のご 紹介 です。 | 詩 と 散文 と 音楽 の 広場 ☆ ミックス・ヴォイス の 見つけ方

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Part3. NHK 映像 の 世紀
バタフライ・エフェクト
『 ビートルズ 革命 
のっぽ の サリー』の 奇跡
のご 紹介 です。

◇ 番組 情報

2週 連続 で 送る『 ビートルズ 革命  』
前編 は 活動 前期の「 赤 の 時代 」。
その音楽と言動は、旧来 の
価値観 を 破壊 した。
音楽 史上 最大 の スーパー スター
は 世界 を どう 変えたのか 。

〈 前 略 〉

* ナレーション・語り *

物語 の 始まり は、第2次
世界 大戦 の イギリス。

イングランド 北西部 の 港町
リバプール は、ナチス ドイツ
による 激しい 空襲 に
みまわれて いた。

1940年 この 町で 1人 の
男の子 が 生まれた。

ジョン・ウィンストン・レノン。

大戦 の 英雄
ウィンストン・チャーチル が
その名 の 由来 (ゆらい) だった。

ジョン の 父親 は 船乗 (ふなの) り。

典型的 な 労働者 階級 だった。

だが 両親 は 離婚。

ジョン は 5歳 の ときから
叔母 (おば) の 家 に
ひきとられた。

ジョン・レノン の 言葉。

「 信じられない ことだが、
母 ( ジュリア・レノン ) は
僕 が 生まれることを
本当に 望 (のぞ) んで
いたとは 思え なかった。

実際 に 母 も 父 も
いなく なって しまった。

両親 が 僕 の 誕生 を
望んで いなかった と
認識 する のは 最 (もっと) も
つらい こと だった。

いつも 違和感 (いわかん) と
物足 (ものた) りなさ を
抱 (かか) えていた。」

ジョン が 生まれた 後 (ご) の
1942年、
この 港町 に もう 1人
男の子 が 誕生 した。

ポール・マッカートニー。

ポール の 親も 労働者 階級 だった。

そして 彼も 14歳 で
母 (メアリー・マッカートニー) を
 失 (うしな) っていた。

ポール の 言葉。

「 わが 家 (や) は 経済的 に
豊 (ゆた) か では なく
収入 の 半分 を
母 が 担 (にな) っていた。

それで 僕は こう 言った。

母さん の 収入 が
なくなったら
僕たち は どうなるの?

なぜ そんな 冷 (さ) めた
ことを 思った のか
今 でも わからない。

でも それほど 母 の 死 は
受け入れ がたいものだった。」

おたがい を 知らない ふたり
 ( ジョン と ポール ) だったが、
ある 同じものに 夢中 に
なって いた。

エルヴィス・プレスリー
『 Heart break  Hotel 』などの
ロックン ロール。

リバプール には 戦後 多くの
アメリカ兵 が 駐留 (ちゅうりゅう)
しており、彼らから
アメリカ 最新 のレコード が
入って きて いた。

なか でも、ふたり の 心 を
つかんだのは、
黒人 ロックン・ローラー、
リトル・リチャード だった。

『 Long  Tall  Sally 』

( 邦題 「 のっぽ の サリー 」)

のっぽ の サリー ってのが
いい カラダ して てさ

ジョン おじさん の
好 (この) みに
ぴったり なんだ

最大 の ヒット曲
『 ロング・トール・サリー 』

衝撃 を 受けた ふたりは
進むべき 道 を 決めた。

ジョン の 言葉。

「 初めて『 Long  Tall  Sally 』を
聴いた ときは
あまりにも すご すぎて
言葉 が 出なかった。

あんなに すごいもの が
この世に 存在する なんて。

他 (ほか) にも いろんなことが
あったけど、15歳 の 僕 の
心 を 射 (い) ぬいたのは
ロックン ロール
ただ 1つ だった。」

ポール の 言葉。

「 リトル・リチャード の
歌声 は、天国 から 聞こえて
くるようでもあり、同時 に、
地獄 から のようでも あった。

ある日、彼の 歌声を真似 (まね)
してみると、自分にも
できる ことが わかった。
大事 なのは 自分 の 中 の
羞恥心 (しゅうちしん) を
すべて 消し 去ること。
あと は やる だけだ。」

ジョン と ポール、
ふたり の 運命 の 出会い は
1957年7月6日。

友人たちと、バンド、
クオリー・メン を 結成していた
ジョン は、この 日、
地元 リバプール の 教会 の
イベント に 出演した。

〈 中 略 〉

ポール は、この 日、
ジョン と 親しい という
友人 に 誘 (さそ) われ、
この 場 に 足 を
運 (はこ) んで いた。

初めて の 対面。

ふたりは 大好きな 音楽 の
話で 盛り 上がり、そして
ポール は 側 (そば) に あった
ピアノ に むかい 歌い だした。

その 完成度 に、ジョン は
驚 (おどろ) き、バンド メンバー
に 誘 (さそ) った。

その 翌年 (よくとし) には、
ポール の 友人 である
ジョージ・ハリスン も 加入。

4人 のうち 3人が 揃 (そろ)った。

〈 中 略 〉

ポール を バンド に 誘 (さそ)った
ときの 心境 (しんきょう) を、
ジョン は 後 (のち) に
こう 振 (ふ) り 返っている。

「 今 の メンバー より も
明 (あき) らかに うまい やつ を
仲間 (なかま) に 入れる べきか、
やめて おく べき なのか。

グループ を 強化 するのか、
それとも 自分 の 地位 を
強化 するのか。

僕 の 決断 は ポールを
仲間 に 入れ、グループ
としての レベル を
上げる という もの だった。

ポール は すばらしかった。

おまけ に 顔 が エルビス
(プレスリー) に 似ていたんだ。」

〈 中 略 〉

さら に この 時期、
彼らに とって
幸運 な 出来事 が 起こった。

戦争 終結 後 も 続いていた
2年間 の 兵役 (へいえき) が
1960年 を もって
廃止 されたのだ。

《 1960年 以降
徴兵 は 行われないだろう と
国防 白書 が 述べている 》

兵役を 免除 されたのは、
1960年 時点 で、
21歳 以下 の 男子 だった。

3人は、ぎりぎり の ところ で
運 良く徴兵 (ちょうへい) を
逃 (のが) れることが できた。

ジョン  20 歳
ジョージ  17 歳
ポール  18 歳

1960年時点。

ポール の 言葉。

「 ビートルズ の 本当に
すごい ところは
すんで の ところ で
徴兵 から 逃れられた ことだ。

生まれる のが、あと2〜3年
早ければ、全員 陸軍 に
入隊させられて いた わけで、
僕たちは どこかの
駐屯地 (ちゅうとんち) に
配属されて、出会うことすら
なかったかも しれない。

本当 に ラッキー だった。

僕ら には 自由 と 60年代 が
味方 に ついて いたんだ。」

1960年。
3人が 向かったのは、
ヨーロッパ きっての
西ドイツ の
繁華街 (はんかがい)
ハンブルク だった。

ライブ ハウス が ひしめく
この 街 (まち)で、3ヵ月に
わたって 武者 修行
(むしゃしゅぎょう) の
日々 を 送った。

〈 中 略 〉

彼ら を 一躍 (いちやく)
人気者 に 押 (お) し 上げたのは
ある 人物 との 出会いだった。

リバプール の 実務家 (じつむか)
ブライアン・エプスタイン
である。


エプスタイン は リバプール で
レコード ショップ を
営 (いとな) む 裕福な
中流 階級 だった。

客から 度々 (たびたび)
「 ビートルズ の レコード
は ない の? 」
と 聞かれた エプスタイン は
ライブ ハウス に
足を 運 (はこ) んで みる。

エプスタイン の 言葉。

「 ビートルズ の 演奏 を
聴いたとき、何か
とてつもなく 激しいもの が
迫 (せま) ってきて、彼らの
音楽、ビート、ユーモア に
一瞬 の うちに 心 を
打たれて しまいました。

しかし 驚いたのは 暗くて
煙 (けむ) たい ステージ で
演奏していたことです。

長い間、演劇 をたしなんできた
私 にとっては、彼ら の ステージ
演出 は 物足りなく 感じました。」

そして、
ブライアン・エプスタイン は
ビートルズ の マネージャー
に 名のり 出た。

〈 中 略 〉

1962年 には
ハンブルク で 知り合った
腕きき の ドラマー
リンゴ・スター が
バンド に 加入。

〈 後 略 〉

□ 参考 文献

NHK映像 の 世紀
バタフライ・エフェクト
『 ビートルズ 革命 
のっぽ の サリー』の 奇跡

2023 年 6 月 21 日 放送

ビートルズ
https://nme-jp.com/feature/8033/
https://g.co/kgs/ozjvi6
https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/W4W1WR9XMN/