今日もレッスンがあったのだが、いまから上げるレポートは先週のもの。先週のレッスンでは、調弦が終わると
それじゃぁ今日はここ↓行きましょうか
あ~ ここですね
というやり取りから始まった。さすがに同じ曲ばかり1年半も見ていただいているので、さらっと通すまでもなく、どこが弾けないかはお見通しなのだ。
まずは姿勢
- 楽器を下げない。身体のわるいおじいさんみたい
- そして、いつも言われることだが身体を揺らさない。これは先生に言われる前に自分で申告。
- 手首を捻らない。肩を使って肘を上げ下げする。
しかし、こんなことで挫けている訳にはいかない。人生の折り返し点を過ぎているのだ。時間は惜しい。ここで特訓メニューが追加された。親指、人差し指、中指3本だけで弓を持って弾いてみる。この状態だと、肘をしっかり動かさないと音が出ない。特にE線は、かなり肘をしっかり下げないと鳴らない。そこで、E線に移弦するときに遅れがちな肘の動きを早める。移弦の直前の音を弾いているうちに肘を動かし始める。そこも、肘を下げようと思うと思うように動かなないので、脇を締めるように意識する。
低い弦、例えばD線に移弦するようなときに、目的の弦を通り過ぎて角度を戻しているような傾向があるので、その弦の角度でしっかり止める練習をすること。
- 弓を跳ばさない
- 抜かない
- 弓を横にベタッと動かしてピタッと止める。
- 圧力はかけない
- 最初に圧をかけてすぐに抜くのではなく、最初から抜いている感じ。横に流すだけ。
- 意図的に弾むようにすると弓が跳んで収拾がつかない
- カツンと押すのではなく、抜いて横に滑らす。その弓が何かに当たって止まる感じ。
しばらくこのフレーズばかりを見ていただいたのだが、なかなか出来ないのに先生も諦めて、ほかのところも、ということになった。
それがここ
ここでも、これまで弓を跳ばしていたところをことごとく弓を跳ばさないで、短く切って弾くようにとのことだった。この八分音符のところだ。それと、ここでもE線に移弦するところは、どれも直前の音を弾いているうちに脇を締めて、E線の角度に持ってきたら弦をしっかりつかむ。
そして八分音符つながりでここも
Allegroの最初もしっかり圧をかけながら そして切りながら
弓は浮かさない 跳ばさない
16分音符の後の八分音符もしっかり切る
ここのところの八分音符も、少し圧を加えてやると弾んでいるように聞こえる。しかし、やはり無暗に弓を跳ばしてはいけない。
全体として弾むような曲なので、弓を弾ませながら弾きたいところなのだが、今日はことごとくそれを注意された。八分音符はつながない。
でも浮かさない。
跳ばさない。
それで弾んでいるように聴こえる。
跳ばすことが出来るようになって上手になった気分だったのだが…。