手遅れだった木造防音室のコンサルティング | 生活防音と楽器防音室を語る

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木造住宅やマンションなどの生活防音、ピアノ・ヴァイオリンなどの楽器防音室(ピアノ・音楽教室を含む)に関連する記事を投稿します。

先日、元依頼者に紹介された木造ピアノ防音室のコンサルティングですが、相談者はすでに悪質なグループ企業の一社と契約されており、工事も2/3程度完了している状況でした。

*この段階では完成後に音響測定調査をして問題点を明らかにして、工事費用の一部を取り戻すことしか出来ません。

 

この現場の契約書と提案書・設計図を見ましたら、遮音性能の目標値や保証期間・アフターサービスについて何も記載されていませんでした。実に悪質な専門業者です。

*このブログに投稿した事例や当ブログでフォローしているブログの記事と同じです。

 

相談者は、口約束でD-45~D-50の遮音性能を営業担当から伝えられているだけです。

 

この専門業者に依頼したのは自分のピアノの先生の紹介だったそうです。紹介だから信じていたのですが、天井高が設計書よりも10センチ以上低くなったり、工事中の養生など不手際が多くて不信感をもち、工事を一時的にストップさせてから私の所へ相談にお出でになったのです。

*紹介者は私のピアノ防音室の契約者です。

 

しかし、グループ企業を作って、ウェブサイトに誇大広告を連発しながら、罠にかかるユーザーを待つ手口は、まるで蜘蛛の巣です。

 

防音室の業界は、あまりにもインチキ企業が多く、被害者はネット上では少なく見えるかもしれませんが、私の相談案件の件数を見ると増加傾向にあります。氷山の一角でしょう。

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