生活防音と楽器防音室を語る

生活防音と楽器防音室を語る

木造住宅やマンションなどの生活防音、ピアノ・ヴァイオリンなどの楽器防音室(ピアノ・音楽教室を含む)に関連する記事を投稿します。

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木造音楽室(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、和楽器など)はどこの専門業者に依頼したら良いか、色々と悩んでいる人も多いかと思います。

 

私は自分自身を売り込むために、このブログを開設したのではなく、ユーザーに少しでも参考になる事例や防音情報を提供したいと思い、ときどき記事を投稿しています。

 

専門業者として大丈夫かどうかチェックするには、ユーザーや建築士が自ら勉強して基本知識を身に付けるのが良いと思います。

そのための関連情報を次のページに示しています。

参考にしていただければ幸いです。

防音設計の常識

役立つ防音メモ

 

なお、木造住宅は通気層や換気を確保する工法が最も安全で、建物寿命を伸ばします。在来軸組工法はその典型例です。

防音室を造るときでも、この原則を遵守する専門業者に依頼したほうが無難です。

11月14日付の防音室の事例について、メールでご質問をいただきました。

*施工会社の情報は教えることができませんが、当ブログでフォローしているブログに関連記事が出ていますので、参考にしてください。(2019年1月28日現在)

 

当該事例の防音室の遮音性能は壁と天井はD45からD50でした。取引先が精密な音測定調査をしました。

分厚い防音構造の割にはグレードは低く、天井高もかなり低いです。

*新築時の空間が大幅に狭くなったことを考えると費用対効果は相当低いとお考えください。

 

私が運営している次のページを、今後の新築計画にお役立ていただければ、幸いです。

木造防音室

木造住宅とピアノ防音室

先日、元依頼者に紹介された木造ピアノ防音室のコンサルティングですが、相談者はすでに悪質なグループ企業の一社と契約されており、工事も2/3程度完了している状況でした。

*この段階では完成後に音響測定調査をして問題点を明らかにして、工事費用の一部を取り戻すことしか出来ません。

 

この現場の契約書と提案書・設計図を見ましたら、遮音性能の目標値や保証期間・アフターサービスについて何も記載されていませんでした。実に悪質な専門業者です。

*このブログに投稿した事例や当ブログでフォローしているブログの記事と同じです。

 

相談者は、口約束でD-45~D-50の遮音性能を営業担当から伝えられているだけです。

 

この専門業者に依頼したのは自分のピアノの先生の紹介だったそうです。紹介だから信じていたのですが、天井高が設計書よりも10センチ以上低くなったり、工事中の養生など不手際が多くて不信感をもち、工事を一時的にストップさせてから私の所へ相談にお出でになったのです。

*紹介者は私のピアノ防音室の契約者です。

 

しかし、グループ企業を作って、ウェブサイトに誇大広告を連発しながら、罠にかかるユーザーを待つ手口は、まるで蜘蛛の巣です。

 

防音室の業界は、あまりにもインチキ企業が多く、被害者はネット上では少なく見えるかもしれませんが、私の相談案件の件数を見ると増加傾向にあります。氷山の一角でしょう。

関連情報をご存知の方は、次のフォームから事例情報をご提供ください。

問合せフォーム

先月、新築木造住宅に併設するピアノ防音室(ピアノ演奏+作曲)が完成して、依頼者よりご報告がありました。

 

このピアノ室の難しい所は、天井高が最大で2メートル30センチまでしか確保できないので、広さ約8.5帖の室内を出来るだけ狭くしないようにすることと、天井と床の防音構造を非常に薄く構築しなければならない事でした。

 

このため、音響と戸外への音漏れ対策を重視した仕様を設計し、新築施工担当の親方に防音工事の施工要領と施工説明図を渡しました。

 

着工後に、工事の留意点と防音材の納品などについて、詳細を打合せして、工事完了までサポートしました。

 

ピアノ演奏確認のあと、依頼者より「コンサートホールで弾いているかのような音響になり、作曲家のご主人も驚かれた」ということです。

*要するに床と壁の共振抑制や天井・壁・床の音響上の仕上げが、うまくマッチしたということです。

 

かなり工事費用や私の設計コンサルティング費用を抑えながら、施工担当もよく頑張ってくれたと思います。

*木造が得意な地元の大工職人が担当しました。防音室は初めてだったようです。

*参考事例:木造音楽防音室

私の所へ相談の問合せが増えている内容は、木造防音室の新築とリフォームです。

*DIYによる楽器防音の相談もあります。

 

共通しているのは、他の専門業者の見積金額が予算を大幅に超過し、しかも部屋が相当狭くなるというものです。

*なかには木造なのに、床下をコンクリート増し打ちで、通気を遮断してしまう、とんでもない提案があります。

*木造の特長を無視する業者には、契約者から訴えられているものがあるようです。

 

ですが、一度コンクリートで固めてしまうと、元に戻すのは困難です。木造住宅の通気を遮断する工法は、建物の寿命を大幅に縮めます。

新築でもリフォームでも、専門業者の工法は要注意です。

 

とくに新築物件は、通気を遮断する改造を行うと、新築保証の対象外になり、将来困ることにもなります。

在来工法の既存構造を尊重する施工が木造防音室の基本であると、私は考えています。

 

私の防音相談では、まず先に工法と断熱材、結露対策、通気の話をします。床下補強など軸組工法を活かす提案を行います。

そのあと、具体的な防音仕様・音響調整の話をします。

 

ご予算が殆どない場合は、御自身で施工できるDIY対策もご提示しています。

天井以外は、やる気になればDIYでも、ある程度の防音は出来ます。沢山のお金をかければ良いわけではないので、専門業者に依頼する部分とDIYを仕分けして計画する方法もあります。