私の所へ相談の問合せが増えている内容は、木造防音室の新築とリフォームです。
*DIYによる楽器防音の相談もあります。
共通しているのは、他の専門業者の見積金額が予算を大幅に超過し、しかも部屋が相当狭くなるというものです。
*なかには木造なのに、床下をコンクリート増し打ちで、通気を遮断してしまう、とんでもない提案があります。
*木造の特長を無視する業者には、契約者から訴えられているものがあるようです。
ですが、一度コンクリートで固めてしまうと、元に戻すのは困難です。木造住宅の通気を遮断する工法は、建物の寿命を大幅に縮めます。
新築でもリフォームでも、専門業者の工法は要注意です。
とくに新築物件は、通気を遮断する改造を行うと、新築保証の対象外になり、将来困ることにもなります。
在来工法の既存構造を尊重する施工が木造防音室の基本であると、私は考えています。
私の防音相談では、まず先に工法と断熱材、結露対策、通気の話をします。床下補強など軸組工法を活かす提案を行います。
そのあと、具体的な防音仕様・音響調整の話をします。
ご予算が殆どない場合は、御自身で施工できるDIY対策もご提示しています。
天井以外は、やる気になればDIYでも、ある程度の防音は出来ます。沢山のお金をかければ良いわけではないので、専門業者に依頼する部分とDIYを仕分けして計画する方法もあります。