自分の希望する専門サイトを探すには、専門誌だけでは無理であり、大半はネット検索で探すしかないというのが普通でしょう。
私の取引先の騒音調査・防音設計が専門の建築士がいますが、彼はウェブサイトを作ることもできない、どちらかというとＰＣもネットも苦手なほうだが、専門的な情報はやはりネット検索だと言います。
しかし、私の防音相談の相談者と同様に、キーワード検索で出てくる事例には偏りがあり、自分の欲しい事例や情報を見つけるのは相当難しいでしょう。
でも、私の経験では、多様なキーワードを組み合わせて探すことで、思わぬ貴重な情報を入手できることがあります。
たとえば、音響学会や建築学会、材料学会などにおける研究リポートがＰＤＦデータで一時的に公開されていることがあり、私はいままで複数回ダウンロードしています。
そのデータには、非常に専門的な断片的な内容があり、読み解くには専門的な知識が必要です。検索データは活用する側のレベルによっても、役に立たないものもありますが、専門的データほど、貴重であり、書籍や専門誌には未発表の内容を含んでいることがあります。
それにしても、企業の誇大広告やＰＲサイトが多いので、自分の欲しい情報を探すのは、本当に難しいと思います。
グーグルの検索エンジンに大半を左右されているため、貴重な有益なウェブサイトであっても、簡単には見つからないという弊害もあります。
インデックスの多い大規模サイトやスポンサーサイトばかり出てくるようでは、そのうち検索エンジンの価値が低下していくことでしょう。