前回の続きからです。
「トーキョー」
歴史的な一日となった。
今となっては、東京オリンピックになったのは当たり前な感じではあるが、
当時はむしろ劣勢で、スペインのマドリードが優勢だった。
まだ震災から時間も経ってないということもあり、
現地では色んなネガティブキャンペーンが行われたという。
日本の株式相場も同様で、オリンピック期待で多少株は上がっていたとは思うが、
まだ疑心暗鬼(今までずっと『ぎしんあん”ぎ”』だと思ってた)な状態で、
オリンピックが日本で開催されることは織り込まれていなかった。
もちろんこれは後付けの見解で、株式相場は、ポジティブな事でも、
『材料出尽くし』といって、むしろ株価が下がる事は多々ある。
逆もまた然りで、悪い材料が、「材料出尽くし」で株価が上がる事も。
そんな事は、株を始める前の私は到底知るはずもなく、
オリンピックが東京に決まったら、間違いなく株が上がるだろうと思って、
証券口座の開設の準備を進めていた。
そして東京オリンピック発表後の最初の月曜日。
私は、購入もしていない株価を見て呆然としていた。
そう。
オリンピック発表前には始めようと大分前に思っていたのだが、
気づいたら1週間前だったのである。
1週間あれば何とかなると思っていたが、
これが1週間じゃ何ともならなかった。
住民票の準備やら、一人暮らしで本人確認通知が受け取れないやらで、
何だかんだ申込から開設まで2週間かかった。
またしてもチャンスを逃してしまった。
夏のボーナスも入り、資金はそこそこ潤沢にあったこともあり、
オリンピック関連株が軒並み上がっているのを見てただただ悔いるばかりだった。
しかし、初めて開いた口座。
もうウキウキである。
わかってはいる。わかってはいるんだけど・・・
闇雲に何かを買いたくなった。
こればかりはしょうがない。
「初めて」は如何なる時も心躍るものだ。
そこで手を出したのは・・・・
「楽天」
何故「楽天」に手を出したかは明確な理由がある。
それは、
目下優勝争いの真っ最中であったからだ。
近鉄消滅→ライブドア・楽天参戦から、
かれこれ10年の時が経った2013年09月。
最初はプロのレベルに無いとまで言われた仙台のチームが。
震災で東北が壊滅状態になった時でも、
東北の希望になると誓い、必死に戦っていたチームが。
優勝争いをしていた。
一パ・リーグファンとして、
一プロ野球ファンとして。
一人間として。
応援せざるを得なかった。
私は楽天の株を数百株購入した。
初めての投資だった。
結果。
皆様もご存じのとおり、
楽天は悲願の日本一になった。
株はそこまで伸びなかったが(確か+100~+200円くらいだった)、
何か大事なものを得た気がした。
初めての購入株式が楽天で良かった・・・。
改めてそう感じた。
しかし。
日本一の瞬間、私は楽天の株を所有していなかった。
ある一つの革命がきっかけで。
その革命を起こした張本人は。
4位という屈辱的な結果を残した球団であり、
本業でもライバルである、あの企業だった。
次でおわり。