さて。あとがき的な何かを書いていこうか。
あとがきとか、エピローグって何かいい事を書かなきゃいけないんじゃないかという脅迫感が生まれてしまうので、『あとがき的な何か』と銘打っていこう。
そんな私は、『あとがき』が大好きであり、その本の重大なネタバレがなければ(小説等では読まない)1番最初に読む項目である。本は滅多に読まないが。
教訓めいた事とか、舞台裏とかが大好きなのだ。
だから、私が今から書く物はとても『あとがき』として出せる物ではない。寧ろただの独り言であり、本編のような他の人に見せる為に書いた物ではなく、自分が書きたいから書くという100%自己満で書こうと思っている物だ。だからあくまで『あとがき的な何か』である。そこのところをご了承頂き、それでも読んで頂けるのであれば、『あなたは変わった人だな』と思うのと同時に、嬉しくて犬のようにうれしょんをしてしまうかもしれない。
今回の物語、第8回にわたるそこそこの長編になった訳だが、実を言うとカットしている部分はたくさんある。
例えば小説から映画化する時に、話の核となるシーンだけを切り取って、重要ではないシーンをカットしてしまう事がたびたびあるだろう。映画という短い時間の中ではそうしないと難しい。
ただ実は、その重要でないシーンの中にも面白い所はたくさんあるのだ。
原作から読んでいる人は、『映画化されて味がなくなった。』と思う事もあるだろう。
バラエティー番組でも、未公開映像の方が面白いと思った事がある方はたくさんいるはずだ。
編集者の主観で『これは面白い!』と思った物をいいとこどりしているのだが、必ずしもそれは見る側からしたら全てが『いいところ』だとは限らない。全ての人間が皆同じ感性を持っている訳ではないからだ。
だから未公開映像とかが、本編よりも意外と面白いと感じたりするのである。私も未公開映像は好きなクチだ。
今回の物語も、カットした部分の中で本来なら書きたい事はたくさんあった。
意外と未収録の部分を記事にした方が評判はいいかもしれない。スノボ旅行については書くつもりだが。
ただ、blog的にアウトな内容(雀荘や母親の事)であったり、最後は〆切りが迫った漫画家のように書いてしまったので、(幽遊白書の終わりや、HUNTER×HUNTERの休養前みたいな)全てを書く事は出来なかった。
そんな縛りがなければ、おそらく200ページくらいの小説は楽に書けただろう。そうすれば更に雑談もする事が出来た。
つまりこれは『不完全物語』であり、作者自身も決して納得のいく作品ではないということだ。
シューベルトの『未完成交響曲』のように『未完成物語』としてクライマックスまで書かないという手も考えたが、『未完成交響曲』自体が万人にはもう『完成』された曲になっているので、私がクライマックスまで書かずに『未完成物語』としてしまうにはクオリティが低すぎた。
そうして、限られた時間や、縛りの中(作者のモチベーションも)出来上がった作品がこの『卒業or退学物語』であり、一度通して読んでみると改めて『不完全』であると感じる。
恥ずかしながら、一年blogを書いてきて『これは面白い物を書けた!』と自画自賛してしまう記事は一回か二回あったと思う。そういう記事は今でも自分で読み返してもにやけてしまう。
今回は、そのような作品を書き上げるつもりだったのだが、それは叶わなかった。
素材自身は良かっただけに残念だ。鳴り物ルーキーとして入ってきたのに、そこから伸び悩んだ野球選手のようである。長島一茂とかヤクルト高井とか巨人辻内とか。
実際、blogではなくリアルで私から話を聞いた人は、私が卒業出来て本当に驚いているだろう。そりゃそうだ。私だって卒業の可能性は2割くらいだと思っていた。
決して誇張はしていない。それは私が本当に悩んでいた事からも知り合いはわかるだろう。
しかしその緊迫した状況を上手くblog上に伝える事が出来なかった。
本来ならば、『あれだけ煽っておいて結局卒業かよ!つまんねーな!』とコメントされてもおかしくない。話を聞かされていた知り合いは期待していたかと思う。その点については期待に応えられないで申し訳ない。(余裕で卒業でした。本当にありがとうございました。ざまぁwww)
是非、その状況の緊迫感と期待を読者の方にも味わってもらいたかった。そして見事その期待を裏切りたかった。
実際10単位必要のところ、追試以外の14単位をとっていたので、余裕で卒業出来ていた。
しかしオールCだった。やはりギリギリだった。
そんな裏話を聞いても別に何も感じないだろう。つまり私が下手なのだ。
決して、他人の事は他人の事だから、何も感じないというからではない。
ドキュメントやノンフィクションで、引き込まれる事があるだろう。
それは素材がいいというのは勿論の事だが、作り手も上手いのだ。
ましてや私の物語はリアルタイムで事が進んでいたので、緊迫感という意味では簡単に与える事が出来たはずだ。私の怠慢でリアルタイム感が逸してしまったのがいけなかった。
この物語は、料理の下手な男が松阪牛を使ったビーフシチューを作ろうとしたら、松阪牛が煮込まれ過ぎて全て溶けてしまったような『不完全物語』である。
4月から晴れて社会人になるのだが、もしblogで書ける内容が出来たら、その時は松阪牛を溶かさないようにしたいと思う。『完全な』競馬blogになるかもしれないが。
それではまた通常blogで。