ハッピーバレンタイーン
何がハッピーかっちゅうねん。
なんでかんでもぱっぴーつけたらいいと思って
て、姐さんちもハッピーなバレンタイン一色でっせ。
娘が3人もいると、一大イベントでやんす。
その辺の10円チョコでもやればいいのに
手作りでっせ。
ちびーず作
幼稚園児が作るんだから、充分です。
桜子 : 「男は手作りに弱いんやろ?」
姐さん : 「どこでそんなガセネタつかまされてきてん。今時手作りはNGじゃ。潔癖症の男が多いので食うもんは一番あかん。ましてやガキが作るもんなんて、何が入ってるかわからんしー」
桜子 : 「えーーー、○○ちゃん、手作りのマフラーと手作りチョコあげるっていうてたしー」
姐さん : 「マジか昭和なおんなやな」
桜子 : 「じゃあ手作りチョコはお父さんにあげようかな」
姐さん : 「たぶん、めっちゃ嫌がるから自分たちで食べたら?あ、そうだ、あのモテない君の△くんと◎くんにあげたら?」
桜子 : 「えーーー、勘違いされるやん!」
姐さん : 「あほか、バレンタインのような女が堂々と動けるイベントに動かなくてどないするねん。クラス中の男子に『本命ですっ』と言いながらあげろ!勘違い万歳じゃ」
桜子 : 「はああああ????、そんな事いえるかいなーーー、」
姐さん : 「言えよ。クラス中の男のハートをつかんで来いや。小学生なんか、一瞬で落とせるやろ。ママの娘ならそれくらいこなしてこい。じゃなきゃ、本命のあっくんの心は落とせんよ」
桜子 : 「まったく理解できないんですけどーーー」
姐さん : 「なんじゃい、しょーもない女やのー自分の実力をこういうときにつけるんじゃ。いざというときになんも動けんかったり、失敗する女になるぞ。男の顔つきがこー言えばどう変るとかいまから研究しとけや」
桜子 : 「マジか・・桜子まだ11歳ですが・・・」
姐さん : 「遅いくらいや。もう学校で性教育も習ってるンじゃ。サバイバルに今から勝てる力つけとけよ!」
桜子 : 「ひーーーー」
娘にも手は抜きまへんでーーー!!
え?
薬やってませんよ。