前回のつづき
(スカーのおじちゃんに迷宮入り指摘されたんで、ちゃんと書くよ)
憧れの「K大」にて、サークル勧誘を偉そうに断りつづけるわしら。
「バカ女」の1人が
「なんか、ブッサイクばっかりやん思ってたのんとちゃうわ!」ときた。
「そりゃ、あんたお勉強を頑張ってきた人たちやで!身なりやないねん」
なんて、なだめてる時にわしの視界に飛び込んできたメンズがいた!
「どこか決まった?」
声をかけてきたメンズチーム
彼らを見た瞬間のわしら、「バカ女」5人集が声をそろえて
「今!決まりました!」と、その声をかけてくれた人たちのチラシに
指をさした!
見た事のないい、いオトコが三人。
そこからは、猫をかぶりにかぶった、「バカ女」
新歓コンパの案内をそれはそれは、大切に、持ってかえったもんだ。
(新歓コンパって今もあるの?)
そして、新歓コンパの当日。
京都の大型居酒屋に120人が集まった。
「なんじゃ、こりゃ!」
3分の2が女。
「ウソやろ~、失敗や!あのイケメンってサクラ?」
あかん、失敗や~
うなだれてる所に、
「お!来てくれたんや~」とそのイケメンの1人。
おるやん!
そのイケメンを追うワシら!
すると、サークル幹部がたむろってる!
そこにわしの目当ての人もおる!
カッコいい。背が高い。その辺のブサメン捕まえて彼の事をきいてみた。
「お父さんが弁護士で4人兄弟の長男。
現役中に司法試験に受かった有名人やで!」
あかん、次元が違いすぎる・・・わし、そんなに身の程知らずじゃない。
でも、しゃべってみたい。臭いもかぎたい・・・(変態?)
で、意を決して彼の席を探した。
見つけた!
でも脇をガッチリ固めるスッチーもどき(今のCAね)
あかん、やはりガードが・・・
でも、こんなことでわしはへこたれない!
ここは、女から落とす。
「すみませ~ん、前に座っていいですか~、
彼氏さんすっごいカッコいいですね~」怪訝そうなオンナの顔
「お似合いのカップルですう~」
と言いながら、オモロ話で持ち上げる、もちあげる!
まずはオンナを落とさなきゃ、話にならん。
で、暖まったところで、本人に話しかけようと試みる
「あかん、カッコいい、緊張する・・・」と声に出して言ってみた。
すると
「何、緊張すんねん。オモロイな~友達みんなにぎやかだしね」
キャー、声をかけていただきやした~
名前を聞いて・・・・年を聞いて・・・・
そっからは、何を話したのか覚えてない。
ただ横にいた、スッチーかぶれに異常に気に入られた記憶はある。
この日の成功により、ここから10ヶ月間のサークル活動を
楽しく過ごすことができました。
(サークル中にはオモロ話がすんげーあるけど、やめとくわ話が終わらん)
そして、4回生の彼・リョウさんはとっととご卒業し
司法の世界には行かず、誰もが知ってる商社に就職されました。
勤務地は東京らしいという情報のみで、
身の程しらずじゃないわしは、楽しかった日々を心にしまったのであった・・・・
つづく
うそ
時は流れ
「バカ女」を優秀な?成績で卒業したわし。
建材メーカーへの就職が決まってたのに
「花博で働きたいので、辞めます」というと、
なんと、就職先が6ヶ月間(開催期間が6ヶ月)猶予をくれたのです。
(今じゃ考えられないことだね)
で、22年前?の「国際花とミドリの博覧会」たる、花博にコンパニオンとして
働いていた。
毎日、うきゃうきゃ楽しんでるわし。
そんなある日にコンパニオンAちゃんから
「今日、大学生たちとコンパだよ、くる?」とお誘いが
もちろん行くにきまってら!ってなこと言ってると
「あれ?姐ちゃんじゃない?」
ん何?このステキなお声・・・え・・・・?
リョウさ~ん!!!
「何?なんで?コンパニオンしてるの?就職は?」
「就職?リョウさんのところに永久就職するためにしてません!」
「相変わらずだね。みんな元気?」
「みんな?もう死にました。そんな事より何してるんですか?」
「うちの企業もパビリオン出してて、そのチームに入ってるねん」
「うっきゃー、これも運命ですね、チュウでもしませんか?」
「ははは、あ、でも今日あいつら(サークル仲間)と呑むよ来る?」
「キャッホー、もちろん行きます、地の果てまでも・・・」
ん?あ、今日はコンパだ・・・・ま、いっか。
丁重にコンパのお断りをいれました。
(だって、もう二度と会うこともないだろうリョウさんがに出会えたんだもん)
ま、その晩も楽しくすごしました。
まだ、携帯のない時代。(ポケベル時代)
東京の連絡先と会社の名刺はいただいたけど
身の程知らずじゃないわしは、もちろん連絡することもなくまた終わりをむかえました。
花博も終わり、わしは内定していた就職先でおとなしくはたらいておりました。
ちょこちょこ東京への出張があり、行くたんびに夜な夜な遊びほうけてました。
そしてあの頃おお流行の六本木で、ウキャーしてたら
会社の同僚Bに偶然あった。
「いまね、そこで飲み会してるんだけど合流する?」
「行く行く!あったり前だー!」と今いた店を出た。
そしたらそこにスーツ軍団がぞろぞろ歩いてる。
んもーじゃまだなー、はよのけよと、睨んだときに目があった男
リ、リョウさ~ん!!!!
「え、姐ちゃん?どうして東京へ?」
「合コン、あ・いや、仕事です、はい!」
「今ね、◎◎のパーティーだよ!おいで△△達もいるし。」
(△△はサークルでいっしょでリョウさんと同じ会社に就職した人たち)
二つ返事で
「行くーーーーー!!!」
で、Bちゃんには丁寧にお誤りをいれて断りました。
憧れのリョウさんとの再会です。
身の程知らずじゃないわしも、少し浮かれてます。
で、パーティーのお席でリョウさんの隣をゲッチュウ!と思いきや
今回は、女子アナもどきがずっとリョウさんに絡みついてる。
はあ、今回もか・・・・
そしてその夜もドンちゃん騒ぎで終わりました。
縁があるのかないのか
こんな偶然が、これから二年の間に二回ほどあった。(面倒なんで書かない)
そして、何かのぐうぜんか、リョウさんと会うときは必ず直前に
コンパ、飲み会などがあるのだ。
(このときもCちゃん、Dちゃんに直前に誘われてる)
気づいたのはずっと後のことだけどね。
常に、飲み会やらコンパに行ってるので、それほど気にはしてなかった。
そして26歳の冬に、Eちゃんに
「紹介したい人がいるねん何日なんてどう?」と言われた。
ごめん、その日は旅行やわ・・・で、先に断ってた
パリ、ローマ、ロンドン9日間の旅。
この旅行で少し、運命的なもんを感じたの。
まさかの・・・・・
つづく