おたるつ -14ページ目

おたるつ

モノホンのおたくにジャンルは関係ねえはずだ!
ってわけで、おたくのるつぼ。略しておたるつ

ペダル振り返り第4弾。
キャストごとの感想の箱学篇。

前回までの記事はこちら。
■舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER【観劇レビュー】~①主に概要の話。
■舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER【観劇レビュー】~②演出の話。
■舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER【観劇レビュー】~③俳優の話・総北篇

◆箱根学園◆

◆福富寿一:滝川英治

福富の見せ場は、2日目と野獣覚醒でほぼ終わっているので、
今作では揺るぎない箱学の柱としてドッシリ漕がれておられました。

モブの田浦がすごい光ってた。
危険ではあるかもしれないが、滝川兄さんがモブで天真爛漫になるところが見たい。

福富役で残念だなと思ったのは、1つの山場が終わったあとに
「はてさて、総北はどうするのかな?」的なセリフを入れて仕切り直してくるのが
常に福富なのがなー……。他に方法ないのかなー……とか思ったり。

ところで荒北が「褒めてくれよ、福ちゃん……」と言いながら落ちていった時、
前だけを向いて新開に引いてもらう福富が無情で。
でも心の中では荒北への感謝でいっぱいなの!? そうなの!? 
大好き!! と、福富への愛を深めました。
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◆荒北靖友:鈴木拡樹

野獣覚醒からこの3日目が、荒北の見せ場。
拡樹くんも鳥ちゃん同様、初演からの皆勤賞キャストです。

まずすごかったのは待宮とのバトル。
体をぶつける演技は今まで他のシーンでもあったけど、
初めてハンドル同士がぶつかる音をハッキリ聞きました。
かなり本気でぶつかっていてビックリしました。

その後、荒北がタンクトップで登場した時に、すかさずオペラグラスを覗きましたが、
二の腕のあたりにケガまでいかないけど、傷というか痕がついている回がありました。

泣き女大爆発の荒北が落ちていくシーン。
みんなで走っているときに「うぐ……」って1回なるのヤバイでしょ……!!

3回見たうち、1回は完全にオペラグラスを覗き続けて見ていたんですが、
汗だけでなく涎も2~3本太いのが垂れていて、なんかもう
荒北の汁という汁がほとばしっていました。すごかった。

これが自転車競技じゃなかったら荒北死んでたと思う。
ありがたいものを見せていただきました。
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◆東堂尽八:北村諒

2日目から、玉城裕規くんから東堂を引き継いだ、きたむー。
東堂の見せ場は1日目なので、2日目はそんなにきたむーの出番はなかった。
そこから野獣覚醒を経て、きたむーはむーぱちを完成させた感じがしますね。
どんどんペダリングがキレイになっていって、これは誰の目にも間違いなく、
音もなく加速しているでしょう。

「自由に走れ!」と真波にエールを送るむーぱちは、途中参加のきたむーじゃない。
頼れる3年でした。うぅ……。思い出し泣き。
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◆新開隼人:宮﨑秋人

新開という男も秋人くん本人も、どこかひょうひょうとした印象があるんだけど
やっぱり内に熱いものを潜めている男だな、と思いました。

荒北が落ちていき、それを掴みかけて掴まなかった新開。
一度捌けて、上手から出てきた時のジャンプの高さよ。
70センチくらいは飛んでたんではないか。
もともと身体能力の高い役者さんではあるけれども、あの高さはちょっとすごいぞ。

私はそれが、荒北への新開の思い。
「助けれてやれなくてごめんな」は違うと思うんだけど、悔しさと感謝が高まったのが
あのスーパージャンプだと思うと、熱い、熱いぜ新開秋人!!

他に印象深いのは、鳴子劇場でのモブ。弾ける笑顔ですね。
心の底から楽しそうな笑顔でした。鳥ちゃんを肩車したり、観客を煽ったり。
あれは「最高の笑顔(モブ)」として次のトレカにしてください。
鳴子のポイントが上がる的なカードにしてください。
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◆泉田塔一郎:河原田巧也

銀色のハンドルの件はすでに語ったので良しとして。
やっぱり彼も力を使い果たして落ちていくシーンは涙なしでは見られなかったですね。

肉体の限界を超えた泉田が独白するシーン。
スポットライトから一歩外れたところで語る姿が、ああ、もう肉体から魂が離れてる……と
感じさせるに充分な演出だったと思います。

これが自転車競技でなかったら、舞台でなかったら……
泉田は死んでいたんではないでしょうか。

もしペダルにこの先があるのなら、私は合宿篇とかやりつつ
最初からやってほしい派ですが、叶うならば河原田巧也くんの2年泉田が見たい。
主将として大きく成長した泉田が銀を金に変えるべく挑戦する姿を、
たーの肉体で見たいです。
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◆黒田雪成:秋元龍太朗

正直、なぜ黒田だけ出演させているのか、いまだよくわからない。
野獣覚醒に続いて、そんなに出番がない。なぜだ。

しかしながら、パズルライダーが呉南と兼任みたいなところはあったので
裏方を頑張ってくれてたのかな。

いや、それにしても、カッコイイカラダだが、やはりなぜ黒田だけ出てくるのだ。
この件に関して、こうだったら納得するし萌えるし泣くと思う解決策を考えました。

この先、ペダルが大幅にキャストを入れ替えて続いていくとします。
その時に秋元龍太朗くんが2代目荒北をやる。
どうでしょう、拡樹くんが荒北じゃなくなっちゃうのは寂しいですし、
演技もペダリングもまだまだな気がしますがけれども、それを乗り越えて
2代目荒北として彼が輝く日が来たとしたら、私は気持ちよく泣かせていただきます。
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◆真波山岳:植田圭輔

3日目のもう1人の主役。植田圭輔くん。
植ちゃんは2作目の最初の箱学篇から真波を演じ続けています。
物語上、真波の見せ場は3日目までないものの、植ちゃんはずっと
存在感を示し続けてきました。

具体的にはペダリング。
真波にしか見えないペダリングもそうですが、植ちゃんほどピタッとハンドルを
静止させられるキャストは他にいないのではないでしょうか。

かわいい系の外見であるのに、とっても男っぽい植ちゃん。
その基礎的な筋力がしっかりした感じが、そのまま植ちゃんの真波になってる気がします。

植ちゃんは、毎回千秋楽が終わると数日置いて、とても長いブログを書く。
そのブログを読みながら、芯の熱い男の中の男だな、と思っていたわけですが、
そんな植ちゃんが、どんな思いで3日目の公演を迎えたのだろうと思って。

きっと真波が登場した時からずっと、植ちゃんはこの日が来ることを想定して
走り続けてきたんじゃないかと思うんですね。

どうやって羽根を表現しよう、豹変する真波をどうやって表現しようって、
ずっとずっと、考えながら1日目も2日目も走ってきたと思うんです。

そういった思い込みをナシにしても、植ちゃん真波はカッコよかった。
グローブをバッと脱ぎ捨てるシーン、あれよかったですね。

最後、負けてテントに戻ってきた真波が「いっぱい涙が出たので~」と言うシーン。
少なくとも私が見た3公演では全て、本物の涙を大量に流していました。
植田圭輔という男の熱さが、真波山岳と一体になっていました。
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今日はここまで。あと1回の予定です。


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ペダル振り返り第3弾。
本日は出演者ごとに印象や気づいたことなど。
前回までの記事はこちら。
■舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER【観劇レビュー】~①主に概要の話。
■舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER【観劇レビュー】~②演出の話。


◆総北高校◆

◆小野田坂道:村井良大

初演から座長として、小野田坂道を演じ続けた村井くん。
他の舞台もあって忙しく、毎度いつから稽古に入れたのかを勝手に心配し、
共演者のSNSに上がった画像を拡大して、その姿を探す村井くん。
役をやっていないときは、死んだ目のおっさん村井くん。

インターハイ3日目は、物語の1つの区切りであると共に、誰もが予感しているのが
村井くんにとっておそらく、これが最後の「舞台弱虫ペダル」だということ。
音楽に触れた記事でも書きましたが、坂道の歌い出しで始まる ♪どこまでも~ は、
空気が震えた瞬間から鳥肌がたちました。

もう感謝しかない。村井くん、ペダルをここまで引っ張ってきてくれて
どうもありがとうございました。土下座。
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◆今泉俊輔:太田基裕

「今泉はボクにしかできません」でお馴染みの太田のもっくん。
改めて初演のDVDを見返すと、最初はハンドルのみのペダリングをわりと
ハンドルを回すことで表現してきた感がある。

その後、箱学篇から合流した新メンバーたちがハンドルを、というか上半身を動かさず
足の動きのみで緩急まで表現するようになった(ように思っている)。

しかし、なぜかもっくんだけはインハイ2日目になってもまだ、腕を振っていた。
私は結構そこが違和感で、インハイ1・2日目の今泉の役どころもあって好きになれなかった。

ところが、どっこいショーキチ!
なんと3日目にしてほとんど腕とハンドルを動かさない今泉にそこにいた。
それがエースとして覚醒した今泉の進化にも、役者・太田基裕の進化にも見え、
ただストーリー上で今泉が成長しただけでは語りきれないものを感じました。

これがもし、もっくんの壮大な演技プランだとしたら土下座するしかない(二度目)。
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◆鳴子章吉:鳥越裕貴

初演から6作連続出演。皆勤賞の鳥ちゃん。
私は鳥ちゃんをペダルでしか知らないのだけど、鳥ちゃんて鳴子だよね。

小さくて元気で努力家で、鳥ちゃんが鳴子について語っているとき、
鳴子の好きなところであげられる点は全部、鳥ちゃんのいいところな気がする。

最大の見せ場、鳴子劇場では「デーハードヤドヤクライム」を観客に言わせたり、
鳴子コールさせたりと楽しませてくれました。
ただ、言い終える前に涙で声が震えてしまうのでした。
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◆巻島裕介:廣瀬智紀

鈴木拡樹くんがペダルの母なら、チャントモはペダルの妻だと思う。
誰と並んでも隣の共演者の人妻感を醸し出すチャントモ。
坂道くんがゴールしたときに抱きかかえる巻ちゃんは母性200%でしたね。

カーテンコールで太田のもっくんをグルグル回していて、もうホント……かわいいかよ~。

ホストちゃんとペダル以外にもう1本くらい、これぞ廣瀬智紀というコンテンツが欲しい。
スタダDDとしては、事務所が大きいだけに埋もれないでほしい。
もっとずっとチャントモのボケッぷりにニマニマさせてほしいから。
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◆田所迅:友常勇気

初演から大山真志くんが演じてきた田所がついにチェンジ。
おそらくここで一区切りだろうに、最後まで大山のまーくんが田所でいてほしかった。
ペダルは今までも、巻島、東堂が変わって来たし、福富は滝川さんが来るまで
安定しなかったから、選手交代は珍しいことじゃない。

ただ、自分のチームのジャージーをゴールに届けるために走っては落ちていく
登場人物たちに、変わっていく役者たちを重ねてしまう。
積んで重ねてきたものを、どうか繋いでほしいと、新しい役者に願ってしまう。

3日目という土壇場でバトンを引き継いだ友常くんは、プレッシャーもあっただろうし
シャトナーさんのツイートを見ていても、苦労したところもあったようだ。

田所役が決まってから、友常くんのブログをチェックするようになったのだけれど、
一体どこのアイドルさんのブログだね!? とコメントしたくなるほどの女子力。
あれは小林豊くんを超えてるんじゃないでしょうか。

こんな女子感あふれるキャピキャピしたブログを書く男が田所さんを……!?
想像つかん。大丈夫か。と思っていましたが、板の上にいたのは、
まさしく田所迅でありました。

役者ってあんなに、同じ役がそっくりに演じられるんですね。
もしペダルが、キャストが大幅に変わって続いていくとしても、
田所さんはしばらく友常くんでいいんじゃないか。
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◆金城真護:郷本直也

こちらも初演からの郷本キャプ。
今回はとにかく語るべき内容が多いこともあって、「野獣覚醒」のような
郷本オンステージはありませんでした。

チーム男子論でいうと、福富はつくづく姫だなと思うのですが、その福富の矢印は
完全に金城に向いているわけで、一番罪作りな男は実は金城なのではと思うのです。
(まったく腐の意味はありません)

その金城が総北メンバーひとりひとりの名前を呼ぶ。
これがたまらん。
総北が優勝した時に、上手で鳴子と口パクで号泣する金城に超もらい泣き。
いやー、ホントにできれば金城さんに最後まで走ってもらいたかったし、
なんなら私の膝が痛くなればいいのにと思いましたね。


本当は箱学メンバーのも書いたんですが、まさかの文字数オーバーでしたので
明日アップします。


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続きです。
前回の記事はこちら。
◆舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER【観劇レビュー】~①主に概要の話。

今日は演出について、気づいたこと、思ったことなどを。

■スロープすごい件。

「舞台弱虫ペダル」の舞台装置は、スロープと呼ばれていて、カンタンにいうと、道です。
公演ごとにスロープの形が毎回違っていて、前作の「野獣覚醒」では、最後の最後で
スロープが真ん中から割れて、真っ直ぐの道が現れるという演出にやられました。

今回は後ろに横長のスロープがあり、手前に坂になってるスロープがあるのですが
進化がものすごかったです。すっごい分解できるようになってるんですよ。
まず、後ろの横長のスロープは真ん中から割れます。
野獣覚醒と同じで、真ん中が割れると道が奥に通るようになっていました。

物語後半、総北の鳴子章吉がデーハードヤドヤクライムや、アームストロングクライムで
山をガツガツ登っていくシーンは、鳴子もすごかったがスロープもすごかった。
坂パーツのスロープをパズルライダーが人力で動かすのですが、
つづら折りを登っていくのを表現するのに、選手と同じように舞台で左右に動きながら回転。
しかもそのスピードが、走っている鳴子たちの行く道を表しているわけで
ものっすごい速いんですよ。
あれ、今までの公演で一番速いスロープさばきだったんじゃないでしょうか。

これで驚いちゃいけませんよ。
脳への酸素が足りなくなり、視野狭窄になる鳴子。
ガードレールや壁にぶち当たりながら前へ進みます。

この時、ぶつかってるのもスロープなんですよ。
そう、奥にあったメインのスロープがさらに分割されて舞台の上下で道を作っている。
何分割できるんだよ、このスロープ! すごい!

これでスロープの話終わりかと思うじゃん。
どっこいショーキチ!!

物語はついに坂道と真波の一騎打ち。
抜かれたり抜き返したりしながら頂上のゴールまで走ります。

なんと、このときまさかの!
坂スロープに新たなパーツが袖からニュニュッと出てきて! 合体したんです!!
坂が伸びたんですよ!!
その高さたるや……。頂上と呼ぶにふさわしい荘厳さでありました。

そして真波が登っていくシーン、今までパズルライダーが動かしていたスロープに
落ちていった箱学の選手たちが現れ、スロープを動かします。
坂道が登っていくときは、同じように総北の選手たちが出てきます。
しかも、パズルライダーと交代するとき、ポンと肩に手を置いて交代するんです。

本当に本当に最後のゴール前。
坂道と真波が限界を超えながら走るシーンでは、総北・箱学両チームの選手と
パズルライダーが全員でスロープを操作します。
動き出しのとき、力をたぶん、ちょっとしっかり込めていて、まるで祈りのようでした。

スロープは高さもありますが、下のほうはかなり低い。
拡樹くんときたむーがありえない足のかたちになってスロープを引いておりました。

このシーン、めっちゃくちゃ名シーンだと思うんですよ。
戦っているのは坂道と真波の2人だけで、走ることが楽しくて、
でもやっぱり2人の後ろには他の5人がいるんです。
チーム!! これぞチーム男子じゃないですか!
しかも無言で、ひたすら無言で舞台装置を全員で動かす。演技じゃなくて歌じゃなくて。
泣きました。

んで、これでスロープの話終わりかと思うじゃないですか。
どんだけスロープの話あるんだよと思うじゃないですか。

あと1コだけさせてください。

見事、優勝を納めた総北高校。
高さ15センチの表彰台へ上る涙なしでは見れないあそこ!
あの表彰台どっから出てきたと思います!?
あれね、分解されたスロープの上外した部分なんですよ!!

だから表彰式のスタッフに扮したキャストが、ポコッて外してまた戻すんですけど
全部舞台上で、お客さんから見えるところで行われているんですよ。
ていうか、そもそも今までキャストたちが走り回っていた、スロープの一部が表彰台。

表彰台に上がれるのは優勝校の6人だけだけど、今までみんな
表彰台の上を
走っていたんだよおおおおお~~~~~!!!!!!


号泣メーン!!!!!

はい、以上スロープの話になります。
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■紫の照明泣ける件

ペダルのおもしろいところの1つに、千秋楽後に演出の西田シャトナーさんが
あそこにはこういう意味があるんだよっていう答え合わせをしてくれるんですね。
それで青の照明は王者の色、とか意味を知っていくようになるんですけれども。

今回、私がわあああああっとなって泣いたポイントとしては、紫の照明。
私の記憶違いでしたら申し訳ないですが、今まであれほどしっかりした紫の照明って
使われてこなかった気がするんですよ。

その紫色の光が使われているのは、京都伏見高校の選手が登場するシーン。
一見、総北は黄色だし箱学は青だしフツーじゃん、と思うかもしれませんが、
2日目に全力を出し切って敗北した御堂筋くんが、3日目に戻ってきたことによって
彼自身の心の変化もそうだし、一番は石垣くんかと思うのですが
3日目にして初めて京都伏見がチームになったという表現なのでは、と思いまして。

けれど、2日目のフェイズ13でもう京伏の選手は脱落しているんですよ。
なので6人いないんだけど、御堂筋くんにとって京伏をチームだと思えるようになったと
したら……石垣くんの「お前には未来がある」という言葉が、より悲しくもあり、重くもある。

他にも照明の効果で、今までに増してすごかったのが走っているシーンの
ゼブラ柄っぽい照明。
走る向きによって前後左右に流れが変わるようになっています。
といっても、選手たちはその場で足踏みしているので移動としては動かないんですけども。
このペダリングと照明の速度が完全に一致している箇所が何度かかりました。
これが完璧にシンクロすると、もう走ってるようにしか見えないの。
すごいです。
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■音楽ほとんど反則の件。

相変わらず音楽素晴らしい。
今回、人数が多いのもあるけども、やはり総北が入ったときの安定感と押し出し感すごい。
坂道くん(村井くん)が ♪どこまでも~どこまでも~と歌うところ、そこ聴いただけで鳥肌。
RENT行きますよ、RENT。

後半、ついに自転車を降りた金城の歌い出しから脱落していった人たちで歌う、
♪勇者の証~も反則ですし、インハイ1日目に坂道くんが1人で歌い、2日目に田所さんが
野太い声でやっぱり1人で歌った「まだ見たことのない道を」を全員で歌うのも
涙腺崩壊警報。
表彰式の標識っぽい音楽はヒメヒメのアレンジでした。

一番泣かされたのが坂道くんがゴールした瞬間に流れるSE。
これ初演で使われてた「一人じゃない」じゃないですくわぁー!!!
♪ 友達がいないから アニ研をつくろう で始まる歌ですよ!!
♪ 友達がいないから アキバへ行こう って歌ってる歌ですよ!!!

このあとみんなでアキバ行くの、ここ伏線になってるのやばいいいいいい!!!

坂道くんが自転車を通して、一人じゃないことを実感する歌なんですが、
弱虫ペダルの基本の基本、坂道くんに友達ができたっていうシンプルなところに
あの激闘の末に引き戻してくるこのセンスよ!
はあ、もう、これは、なんなんですか……、もう1こ音楽の話します。

私は舞台弱虫ペダルの曲の中で「新しい力」が好きでした。
♪同じ夏に笑い 同じ夏に泣いて ってこれまさしくインターハイじゃないですか。
なので当然、今回も歌うと思っていたんですけど、歌いませんでした。
最後に聞きたかったな、なんて思いながらここ数日聴き直してたんです。

そしたら、あ、やっぱりこの曲は3日目に歌う曲じゃないや、と。
だってサビ ♪新しい力でペダルを踏みだそう ~僕たちの夢はこれから
明日へ向かっていく曲でした、そういえば。
だから、インハイ最終日で歌う曲じゃないんだなって思ったら、なんかもう寂しくて。
いいじゃん! インハイ終わったって
何もかも終わらなくたっていいじゃん!!


と、一人で通勤の車で熱くなりまして、泣きました。
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■泉田のハンドル銀色の件。

前作の野獣覚醒で、福富のハンドルが途中で荒北に渡されていることに気づき、
あんなに勝つのは1人って言ってた福富が、荒北を勝たせるために持った
そのハンドルこそ王者の金色! と思って泣き倒したのは記憶に新しいですね。

これは完全に私が勝手に深読みして感動しているだけの話なんですけど、
ずっとなんで泉田のハンドルは銀色なんだろうと軽く思っていたんですね。
なんだろう、槍かな? とか思ってました。

けど箱学が負けて、ハッと思いついたんです。
王者陥落した箱学を率いて、来年インハイの舞台に主将として立つ男……
い、泉田!! そうか! 泉田のハンドルの銀色はその宿命の色!?

となると、無邪気に新開さんを慕う泉田の笑顔がもう、切なくてたまらん。
そんな直線鬼のころから君は、そんな宿命を背負ったハンドルを持っていたというのか!

これ、直線鬼の公演時期と連載の話の進み具合確認すると、決定的に不正解かは
わかるんですけども、あまりにもこの泉田のハンドル王者陥落の銀説が気に入ったので
しばらくは調べないことにします。

それを踏まえて、泉田が落ちる寸前の黒田のセリフとか聞くとすげえ泣けるから!
お前! お前黒田! 来年頑張るんだぞ!!!! って。

◆舞台『弱虫ペダル』箱根学園篇~野獣覚醒~
                  【観劇レビュー】~金色のハンドルを掴む瞬間は



さて、この続きはまた今度。

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エンタメ駄話系Podcast「カメ見て楽しい?」更新のお知らせです。

#069「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER」

「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER」見て楽しい(!or?)

【本日のテーマ】
舞台「弱虫ペダル」インターハイ篇 The WINNER
シアターシュリンプ
花粉症

【本日のベストオブ・パンチライン】
泣き女してきましたよ

【本日のキーワード】
2015年3月24日/69回/婚活パーティー/ジャニオタ/ジャニーズ系/
ファッションジャニオタ/渋谷すばる/生田斗真/弱虫ペダル/インターハイ/
箱根学園/くしゃみ/決着/アニメ/区切り/村井良大/レント/泣き女/泣き活/
山本侑平/パズルライダー/スロープ/モブキャラ/アンダー/集団/蛇/
鳴子劇場/太田基裕/ハンドル/色/植田圭輔/ブログ/一人じゃない/表彰式/
表彰台/照明/紫/私立恵比寿中学/スタイルの良い女性グループ/
ココナッツサブレ/シアターシュリンプ/
エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート/ミュージカル/
土屋亮一/シベリア少女鉄道/ロボサン/コメディ/博品館劇場/演劇部/
幕が上がる/大会/ライン/スマフォン/映像化/花粉症/気管支炎/たこ焼き/
味園/デトックス/大阪/銀だこ/ソース/キャベツ焼き/包丁/コスプレ/
ボンテージ/オランダ娘/

どうも、泣き女(by スカーレット)です。
東京公演組の感想が軒並み「しっかりしたタオル持っていってよかった」TL。
私も富士の頂に登って、涙と汗の向こうにきっと強く輝いてる俺たちの明日を照らす
太陽を見ようと、大阪へ行ってまいりました。


【舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER】
2015.3.21 12:00 1階Q列41番 同17:00 1階T列15番 3.22 12:00 2階A列31番
シアターBRAVA!(大阪)

原作:渡辺航、演出/脚本:西田シャトナー、音楽:manzo
出演
小野田坂道役:村井良大、今泉俊輔役:太田基裕、鳴子章吉役:鳥越裕貴、巻島裕介役:廣瀬智紀、
田所迅役:友常勇気、金城真護役:郷本直也、福富寿一役:滝川英治、荒北靖友役:鈴木拡樹、
東堂尽八役:北村諒、新開隼人役:宮﨑秋人、泉田塔一郎役:河原田巧也、黒田雪成役:秋元龍太朗、
真波山岳役:植田圭輔、待宮栄吉役:山本侑平、井尾谷諒役:松本祐一、石垣光太郎役:松村龍之介、
水田信行役:桝井賢斗、御堂筋翔 役:村田充
パズルライダー:キャプテン・南陽介、一瀬悠、馬庭良介、瀬戸啓太


◆ストーリー◆
ついに迎えたインターハイ3日目。総合優勝を目指してスタートするも、
広島呉南の策略によって集団に飲み込まれてしまう小野田坂道と真波山岳。
箱根学園のエースアシスト荒北は2人を運び、呉南・待宮とのバトルを制する。
再び6人揃った総北、箱学の両校だったが、エースをゴールに届けるため、
1人また1人と力を使いきって落ちていく。
坂道は必死で自分の役割を担おうとゴールを目指し、真波とのラストバトルに挑む。
最後に富士の頂で栄光を掴むのはー……。

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あれよあれよという間に、今最もチケット入手が困難な公演といわれるまでに
なってしまった舞台弱虫ペダル。だっておもしろいんだもの。

ここには熱がある。
約2時間半、自転車のハンドルだけを持って前傾姿勢で走り続けるという、直接的に
力を使い、役者が登場人物と同じように体力の限界に近づくことによって、
他ではなかなか味わえない、本物との邂逅が見える瞬間がある。

ハンドルしかないのに、ロードレーサーが見えてくるように、真波山岳の背中に翼が
見えるように、板の上から客席から注ぎ込まれた熱が、見えないものを具現化する。

確かに、友達のいなかった主人公・小野田坂道が自転車競技を通じて成長していく
ストーリーそのものにも感動するのだけれど、「舞台 弱虫ペダル」はそれに加えて
スポーツを見ていて涙してしまう時の感動もある。

加えて、演出家の西田シャトナーさんが随所に込めた、演出の意味を読み取る
映画的な楽しみもあり、深読みすればするほどハマっていく。
そして感動して泣く。
さらに公演を重ねるごとに、演じている役者たちの持つドラマもシンクロしていくようになり、
もう何がなんだかわからないけど、ペダルのあるこの世界に感謝! 
みたいな領域に
連れて来られている。

今回は2012年の初演から6作品目。
3作目からインターハイ篇に突入し、1日目を描いた「The First Result」を2013年8月に、
2日目を描いた「The Second Order」を翌年3月に、荒北靖友の物語を描く
「箱根学園篇・野獣覚醒」を10月に上演。物語としてボリュームの多い3日目の内容を
補完する役割も担っていた。

そして、インターハイの最終日を描く3日目。
「The WINNER」は言わずもがな、手探りのワークショップから始まった舞台弱虫ペダルの
集大成なのです。
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全然予習をせずにいろんなものを見に行くことも多いけど、ペダルは原作の細かいところを
再現していたり、前述しましたがキャストのドラマを追うのも楽しいので、結構しっかり
予習というか復習していきます。

具体的には原作を読み返して、DVDを見直す、そして雑誌のインタビューを追うという作業。
特に今回は、どのインタビューにも「集大成」という言葉が何度も出てきて、
そのたびに涙腺が緩みそうになる。
というかもう、大阪に着く数日前から涙腺がだいぶ温まってる。
ついでに人の感想なんかを読んで泣き、涙腺の準備運動を完璧に仕上げていく。

右の涙腺をアンディ、左の涙腺をフランク
と名づけてもいいんじゃないだろうか。

ちなみに今回、どうやってもボロ泣きしてしまうのは容易に予想ができたので、久々に
まつげエクステを装着して、アンディとフランクの他にまつげもバッチグー。

インタビューに関しては、ちゃんトモこと廣瀬智紀くんのTrickster Ageのインタビューと、
なんだったか植田圭輔くんのが良かったですね。

ちゃんトモは、体力の限界に近づくことで巻島に近づけるという話と、
不遇の時代からどう今につないだか、「ホストちゃん」で自分の力量が足りないせいで、
キャラを再現しきれていないことへの苦悩なんかも書かれていました。

植ちゃんは、小野田坂道役の村井良大くんについて。
役者としての経歴は、村井くんのが華々しいのは周知の事実。
しかし、真波山岳として小野田坂道のライバルであるのと同じように、年も近いし、
村井くんのことをライバルだと思っている、という植田圭輔雄宣言がステキでした。
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さて、ついに中身に触れていくわけですが、まずは全体の感想について。
のちのち、カテゴリ分けしながら細部を語っていきたいと思っています。今は思っています。

ただただ、素晴らしかった。
もうまずは、無事に皆さんがインターハイを走り終えることができて何よりです。
しっかりと集大成をこの目に焼き付けさせていただきました。
ありがとうございました。

ストーリーとしては、もちろんインターハイ3日目なわけですが、前半の山場を
待宮VS荒北を中心に呉南にも充分スポットが当たるようになっていました。

特にパズルライダーたちが呉南の選手を演じていて、黒子に徹していた彼らにとって
ジャージーのあるチームの一員になることが嬉しい! 頑張る! というのが伝わる熱演。
その分、京都伏見の水田、石垣、箱学・黒田らがサブパズルライダー的な動きをしていた。
正直、この3人に関してはこんなに出番が少ないんじゃ、そんなに出る意味……と
思うこともなくはなかったですが、サブパズルライダーが7人いると思うと、とても必要でした。

集団を表現する巨大な蛇は、その時出れる全員がヘルメットを被って両手にも持つ、という
ビックリするような単純かつ思いもよらない方法で表現していました。
本当に集団に見えるだけじゃなく、アイディアでやられた! と思ったし、これを考えて
試して完成させていく過程の出演者たちの楽しそうで、してやったりな顔が浮かんできて
そんなところも、ああ、ペダルっていいなあと思わせるのでした。

また、初演からのモブキャラが続々出てきたのも、お祭り感満載でした。
まさかこの目で曽倉哲夫を見られるとは思ってもいませんでした。
前回から500円値上がりしたパンフレットにも、モブキャラコレクションがあり、
つーかその他のページもすごいことになってる。もう500円払いたいくらいです。

とにかくどこもかしこも気合いが入りまくっている。
限界頂点です。最後の1滴まで出ています。

続く


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今年に入って「リトル・フォレスト」「シドニアの騎士(先行上映)」「幕が上がる」
「くちびるに歌を」を見ている私は、なかなか優秀なスタダDDではなかろうか。
今月28日から公開する「たまこちゃんとコックボー」ももちろん楽しみだが
その前に見ておかなければならないのが「ソロモンの偽証」ですね。


【ソロモンの偽証 前篇・事件】

監督:成島出 原作:宮部みゆき 脚本:真辺克彦キャスト藤野涼子:藤野涼子、板垣瑞生:神原和彦、石井杏奈:三宅樹理清水尋也:大出俊次、富田望生:浅井松子
2015年 日本 配給:松竹 上映時間:121分

◆ストーリー◆
1990年、ホワイトクリスマスの朝、中学校で生徒・柏木卓也の死体が発見された。
警察は自殺と断定したが、学校と藤野涼子の元には不良少年の大出俊次が
柏木を殺したとする告発状が届く。
騒ぎを大きくしたくない学校は対処せず、告発状はマスコミに嗅ぎつけられ
生徒たちの間で疑惑が交錯していく。
涼子は真実を明らかにするため、生徒たちだけで裁判をしようと提案する。


「八日目の蝉」「脳男」などクライムムービーで脚光を浴びる成島出監督が
人気小説を長編映画化。後編は4月に公開を控えている。
今作がデビューとなるシンデレラガール・藤野涼子ちゃんや、兄弟漫才コンビ
まえだまえだのお兄ちゃん、前田航基くんなど中学生を演じる瑞々しいキャストたちは、
約1万人の中からオーディションで選ばれた。
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成島監督の作品歴を見ると、意外と見てました。
全編に渡って絶賛する映画ではないけれど、強烈に印象深いポイントがいくつかある、
そんな映画を撮る監督だな、という印象があります。

今作はカメラワークや細かい演出に作り込みが感じられ、1つ2つと気づいていくうちに
見逃すもんか、絶対暴きだしてやるという気持ちが湧いてきました。
なんとか、画面に隠されたヒントを見つけようとして、集中力高く過ごした2時間でした。

まず冒頭、時間軸現在の涼子ちゃんが母校を訪れるシーン。
屋上を見上げるカットが過去軸とつながっているのが、カメラワークが不自然なだけに
これから起こる不穏な物語を呼び起こすのに効果的だな、と感じました。

私は見逃してしまったんですが、柏木くんの死体を発見した野田くんが涼子ちゃんに促されて
その場を離れるシーン。雪が黄色くなってるんですって。
次のシーンでジャージになってるのは気づいたんですけど、おもらし演出あったんですね。


もう冒頭から細かい演出にやられてしまって、映画にのめり込むというよりは、
頭フル回転。
このカメラワークの意味は? 演出されているところは? さっきなんて言った?

後編までの備忘録として、気になった部分を書き起こしておきたいと思います。

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まず、どう考えてもあやしいのが神原くん。
ちなみに神原くんを演じている、透明感に溢れた少年は先日「くちびるに歌を」で絶賛した
佐野勇斗くんと同じM!LKというユニットに所属している板垣瑞生くんといいます。
フード演出が素晴らしい「闇金ウシジマくんPart2」にもチョロッと出てます。

神原くんの謎。
葬式のシーンで立ち尽くしているのに、柏木くんの死はテレビで知ったと話す。
大出くんの家でどう考えても中学生がかぶるには不自然な西武ライオンズのキャップ。
柏木くんと小学校のクラスが一緒だったはずなのに、城東3中に彼を知る人がいない。

葬式のシーンもとても不自然で、学校関係者があれだけの人数来ているのに
生徒で3分の2埋められていて大人の出席者が異様に少ない。

もう1つ、家族の歪み、暴力の連鎖が重要なモチーフになっています。
神原くんはアル中の父親が母親を殴り殺し、父親は自殺、という過去を持ちます。
しかし、彼は今偏差値の高い(おそらく)私立の学校に通っていることから
現在は恵まれた家庭環境にいることが考えられます。

事件が起きた3中は公立なので、神原くんを知る人がいないということは、
柏木くんと神原くんの小学校は3中の校区外にあり、柏木くんは小6から中3までの
どこかで転校している可能性がある。

神原くんが事件から現在の家庭環境に落ち着くまでに柏木くんと仲良くなったとしたら
例えば同じ施設に入っていたとか、分かり合える心の傷を負っていたとかかな?
そして、柏木くんをそういう環境にした原因は、やっぱり何かの暴力なんだろうな。

暴力は連鎖する、とすれば柏木くんが誰かに暴力を向けていた可能性はあるだろうか。
もしくは「偽善者」と他人に感じる何か。
柏木くんを取り巻く人物で、暴力の連鎖にも家族の歪みにも巻き込まれていない人物は?

そう考えたとき、「柏木くんの視線が怖かった」というようなセリフがあったのを思い出した。
担任の森内先生。


マンションの隣人の奇行を除けば、森内先生は暴力の連鎖と無関係に思える。
2年目のバスケ部顧問。柏木くんに偽善者呼ばわりされるようなこと、やりそうな気がする。

森内先生がもし、柏木くんの死に関わっていたとしたら、神原くんの目的はなんだろうか。
復讐? むーん、ぐるぐる解けない。

ちなみにエンドロールでかかる 「ADAGIO PER ARCHI E ORGANO IN SOL MINORE」
アルビニーノのアダージョは、アルビニーノが作曲した曲を使ってジャゾットが編曲した
ものとされてきたが、後にアルビニーノが作った素材はなく、ジャゾットのオリジナルだと
わかったという、なんともこの映画に関係ありそうなエピソードを持っているそうです。

せっかく謎の多い、考えることの楽しい映画なので、頭の中でつなげてく時みたいに
書いてみました。
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ブログを締めくくる前にやはり、キャストの瑞々しさにもう一度ふれておきたい。
大出くんを見ながら、絶対どっかで見たことある。絶対「渇き。」に出てたはず……と
思いながら見ていましたが、「ボク」を演じていたのがこの清水尋也くんですよ。
いじめられっ子がいじめっ子に!
フォロワーさんのツイートで気づきましたが、DISH//のRYUJIくんぽさもありますね。

三宅さんを演じた石井杏奈ちゃん。まさかのE-girls!!知らなかった!
あのニキビ顔でE-girls! すごい! すぐE-girlsの石井杏奈ちゃん検索しました。
めちゃめちゃ可愛かった……。女の子コワイ。


藤野涼子ちゃんはもう、役名も藤野涼子だもん。
鬼気迫る演技、これがデビュー作とは思えない……。演技経験ほぼないっていうんだから
こりゃ、末恐ろしい子が出てきましたよ。
しかも藤野涼子ちゃんの大人になった役を尾野真千子さんが演じているんですが、
涼子ちゃんは黒木華でも蒼井優でも、子供のときの役全部できますね、これ。

最近なくなってきたけど、尾野真千子と真木よう子セットで使うの
デジャヴ感ハンパなくて作品にいいことないからやめようよって散々言ってきたんですが
今回は時間軸が別だから、真木よう子と尾野真千子が同じ画面に存在しないという
大発明がありましたので、ここに讃えたいと思います。まる。


とにかく早く後編が見たい。
なるべく記憶が薄れないうちに後編が見たい。
それにしても、こんな大規模なオーディションで中学生たちを発見してくれて、
クソ長い尺で前後編やってくれる松竹の体力すごすぎる。


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ライブ……6 舞台……1  映画……16 その他イベント……3

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エンタメ駄話系ポッドキャスト「カメ見て楽しい?」更新のお知らせです。

カメ見て楽しい?#068「ソロモンの偽証 前篇」

「ソロモンの偽証 前篇」見て楽しい(!or?)

【本日のテーマ】
ソロモンの偽証 前篇
刈谷日劇「山戸結希 特集上映」
さくらしめじ
アイドルお宝くじライブ

【本日のベストオブ・パンチライン】
オレたちの透明感こと、板垣瑞生くん!(こぐし)

【本日のキーワード】
2015年3月17日/68回/名古屋/愛知県/スカイプ/映画デート/あんかけスパ/
ブルーバレンタイン/百円の恋/スパイダーマン/マーベル/アメコミ/キックアス/
ゴーンガール/ライフ/wood job!/チョコレートドーナツ/ソロモンの偽証/前篇/
事件/成島出/宮部みゆき/藤野涼子/石井杏奈/八日目の蝉/草原の椅子/
小池栄子/脳男/生田斗真/マッサン/夏川結衣/まえだまえだ/前田航基/
告発状/校長/学年主任/担任/西武ライオンズ/黒木華/清水尋也/乾き。/
板垣瑞生/M!LK/刈谷/刈谷日劇/山戸結希/5つ数えれば君の夢/乃木坂46/
西野七瀬/ごめんね、ずっと…/神聖かまってちゃん/ズッ友/おとぎ話みたい/
あの娘が海辺で踊ってる/Her Res/おとぎ話/趣里/熱海/刈谷市駅/
パチンコ屋/さくらしめじ/中学生フォークデュオ/田中雅功/高田彪我/
EBiDAN/せきがえのかみさま/声変わり/アイドルお宝くじライブ/Negicco/
東京パフォーマンスドール/アップアップガールズ(仮)/palet/GEM/まなみのりさ/

以前から「今、住みたい映画館ナンバー1」として推している
愛知県刈谷市にある刈谷日劇。
パチンコ店の一角。扉を開ければ謎のおじいちゃんがお出迎え……。という、
なんとも不思議なカオス感と、上映される映画のナイスチョイスで、
県外の映画ファンにも少しずつその名前が届くようになってきました。

その噂の刈谷日劇では只今、地元出身の若手映画監督・山戸結希さんの作品を
凱旋特集上映中。
初日に舞台挨拶があり、関東の友人たちも来てくれていたので行ってまいりました。

ちなみにその日、日劇のロビーでラーメンをすすりながら待っていると、
なぜかラジオから何度も「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマが流れてくる。
いつもにも増してカオス感が漂っていました。


【おとぎ話みたい】
監督/脚本:山戸結希 
キャスト:趣里、岡部尚、有馬和樹、牛尾健太、風間洋隆
2014年 日本 配給:寝具劇団 
上映時間 51分

◆ストーリー◆
片田舎で暮らす高校3年生のシホは、上京してダンサーになることを夢見ていた。
ある時、自分の好きなものを知っていた新美先生に恋をした。
膨れ上がる気持ちに傷つきながら、シホは卒業の日を迎える。
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「おとぎ話みたい」が撮影された刈谷市は、住んでいるところからそこそこ近いくらいで、
東京の人の感覚からいうと地元でもなんでもない。
しかし、愛知県もしくは東海地方の人間が自分の地元とする範囲は広い。
その理論からすると、超地元な距離。
地元出身の映画監督が地元で撮影してるぞ! こりゃ応援せねば! ワッショイワッショイ! 
というのが、撮影時の雰囲気でした。

おもしろいことに、その映画の主人公シホは、そういった田舎につながるもろもろが
大嫌いであったであろうに。

シホが、そしておそらく山戸監督が感じていた田舎の閉塞感は、私がシホと同じく18歳の時に
感じていただろうものと同じだと思う。
舞台挨拶で監督は、田舎の同調圧力の中で「ビレッジバンガードと椎名林檎」が
心の救いだったそうですが、私が18歳の時にはビレッジバンガードすらなかった。

世界の終わりはニンジン畑。
その先は海。他には何もない。

そうやって捨てた田舎に、今こうして戻ってきてノラリクラリと暮らしている私からすれば、
シホが先生に言い放つ
「こんな田舎でマニアしか喜ばない本を読んで。出戻り文化人じゃないですか」
(細かいとこ違うかと思います)というセリフは、まさしく私に吐かれたかのように
錯覚してしまいました。

真ん中、東京で戦わなければ意味がない。
こんな田舎で何を言ったって、やったって、無意味。
わかる。それもある意味正しいし、出戻りの私が意見する資格もない。

そんな中で、こんな田舎で、真ん中の人が羨ましがる映画をかけ、監督を呼んでくれる
刈谷日劇が、なんと誇らしいことか。

映画の感想から脱線しておりますが、私にとって「おとぎ話みたい」は日本のどこかの
片田舎の物語として見ることなんて、とてもできないのでした。

ちなみに「新美」という名字は、西三河でもある地区に多い名字で、
私もとても馴染みがあります。
この地方の人に「新美先生」といえば、それぞれに「ああ、新美先生ね」と、
お世話になった先生が思い浮かんでしまうような名字でもあるのです。

まあ、それはそれとして置いておいて、見終わって最初に
「これ、次どうするんだろう」と思いました。

東京女子流主演の「5つ数えれば君の夢」も「おとぎ話みたい」も、
クライマックスは似ているんです。
踊り(身体表現)で内面を爆発させる、といえばいいんでしょうか。

哲学的な言葉で畳み掛けるモノローグは、もはや山戸節といってもいいほど特徴的。
「踊り」を自己表現に持つ女の子の話、以外が見てみたい。
そしたら一体、どんな物語を紡いでくれるんだろう。

余談ですが、先日公開されて、こちらもいろんな意味でザワザワしている
乃木坂46西野七瀬さんのソロMV「ごめんね、ずっと」でも、山戸節炸裂しています。
YouTubeの乃木坂ファンのコメントを見ているとおもしろい。
なんで、どこをどう見てそう思った!? とモニターの両端を持って
ガタガタさせてしまうようなことがたくさん書いてあります。

今回の舞台挨拶での山戸監督の言葉で印象的だったのが「100年後」。
「私たちは灰になっていますけれど」
「孫に(この映像・映画を)かけてもらいます」など。

私が感じたことです、と前置きし、監督は「あの時選択しなかった世界」も含めて
縦横無尽に広がる時間軸を俯瞰しているのかもな、と思いました。
「おとぎ話みたい」は、私は監督の話だと思っているし、きっと映画はどこかしら
必ず「監督の話」だとは思うんですが、パラレルワールドはどんどん広がっているはず。
次の作品の主人公に早く会いたいです。

■2015 RECORD■ 
ライブ……6 舞台……1  映画……15 その他イベント……3

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さして歳は変わらないが、“ももクロの弟分”と謳われる
DISH//や超特急などのスタダ男子グループ。
実は、さらにその弟分ユニットがこの春続々とデビューを控えている。
その中でも、すでに女ヲタの母性本能を鷲掴みしているのが、
草食系の男子中学生フォークデュオ「さくらしめじ」。

昨年11月にシングル「いくじなし/きのうのゆめ」がイベント会場限定で発売。
3月11日にめでたく全国出荷され、初の地方イベントが名古屋・大阪で行われたので
ひょこひょこと出かけてまいりました。

さくらしめじ「いくじなし/きのうのゆめ」リリース記念イベント
【さくらしめじのひょこひょこライブ ~その9~】


2015.3.14 13:00&15:00 @HMV栄イベントスペース(名古屋)
◆1部セトリ◆
(リハ)
いくじなし(アコースティック)
いくじなし(ベース音源あり)

きのうのゆめ
いくじなし
せきがえのかみさま

◆2部セトリ◆
(リハなし)
いくじなし
TKG
さんきゅう
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さくらしめじの何がスゴイかって、コンセプトがめちゃくちゃしっかりしている。
一言でいうのなら、かわいいの権化。
曲名がオールひらがなだったり、サインが動物だったり(あとで画像貼ります)、
音楽プロデューサー(しめじのお世話係)のポール井上しかり。
twitterにあげられる文面や画像も、常にフワフワにカワイイ。

メンバーは、田中雅功くんと髙田彪我くん。2人とも中学1年生です(2015.3現在)。
アコースティックギターをそれぞれ持ち、弾きながら歌います。
彪我くんは首にタンバリンをかけており、時折叩きます。かわいい。

スタダ自家発電番組の1つ「EBiDAN」がTOKYOMXで放送されていた時代、
確かclash,結成のトーナメント企画だったかと思うんですが、研究生たちがそれぞれ
歌やダンスを披露して個性を競う中で、この2人がギターを持って歌ったのが
「ヒョーガク」結成のきっかけになったのでは、と思っています。

2014年8月3日に埼玉県の大宮アルシェで初めてのストリートライブを行います。
その後もストリートライブを重ね、YouTubeで合いの手(コール)を紹介するなど、
最近のスタダにしてはとても地味なスタートを切りました。

2014年11月23日に日本青年館でEBiDAN39&KIDSによる初のワンマンイベント
「星男祭」が開催され、ステージ上でユニット名「さくらしめじ」がサプライズ発表。
会場限定でのCDリリースも同時に発表され、泣いて喜ぶ2人の姿はあちこちで報告され
現場に行かなかった女ヲタの母性本能をもほとばしらせた。

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ここからリリースイベントを重ね、長男ユニットについていた女ヲタに階段を降ろさせた。
関東でしかリリイベをやってなかったので、クソド田舎在住の私はなかなか現場へ行けず
CDだけ配布芸してもらって聴いていました。
変声期直前の、不安定に入る前の天使のような歌声とハーモニー。ザ・草食系の歌詞。

売れる。
変声期でどうなるかわからないけど、そこの問題さえ乗り越えれば、これは売れるぞ。
しかも、今のJ-POP界を見渡すと、コブクロ以降パッとしたフォークデュオいないんですよ。
コブクロもなんかちょっと違う気がするけども。
ゆずの路線で考えると平川地一丁目を見かけなくなって以来、今空いてるんですよ。
フォークデュオ。
目の付け所がさすがすぎる。

「せきがえのかみさま」なんてね、小泉今日子の「学園天国」が時を経て、
ここまで草食化したか!! と衝撃を受けました。
「意味もなく消しゴム借りたい」とか、頑張れ声かけろ!! とツッコみたくなる。
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さてさて、イベントの話。
初の地方イベントということで「旅のしおり」を作ってきたしめじたち。かわいい。
行きたいところや食べたいものが書いてあるとのこと。

雅功くんの行きたいところは名古屋城。
「すごい大きいんですよ。僕なんか並んだら米粒です!」
謎の縮尺。

彪我くんは食べたいものを発表。
「手羽先が食べたいです。スパイシーでおいしい」
ヲタに名古屋のおすすめを聞き、あんかけスパに興味しんしんのしめじたち。

初めてのお泊まり会については、
ヒ「さっきがくさんが怖い話したんですよ~」
ガ「そしたら、一人で寝れないどうしようって言ってるんですよ」
ヒ「だってホントに怖いやつで(私には窓が汚かったという話に聞こえた)」
ガ「一緒に寝ます!」

ヲタ悶絶。かわいい。

名古屋らしさを出そうと、いくじなしのコール名古屋弁バージョンを説明するヒョーガ。

ドキドキしておる ヒョーガ↑↑

ん?? 殿様?

正:ドキドキしとる ヒョーガ↑↑
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MCは予めネタが考えてあり、おそらく練習もしているであろう雰囲気ですが、
なんとも言えぬ学芸会のセリフ感がありました。
それも含めて、育ちのいい坊っちゃん感に溢れており、生意気な感じがまったくしない。
モテてる感じもしない。

これはまさに理想の息子である。

この世にヒョーガクを生んで育てる人生があるのかと思うと、今すぐ輪廻転生やり直したい。
若い女ヲタは、一体どんな感情でしめじたちを見ているのか、ちょっと不思議である。

現場では「かわいい……」と、思わず声が漏れる漏れる。
特典会は、「ゆるゆるお渡し会」と「おサイン会」。
物理的な接触がないのもコンセプトに沿っているなあ、と思います。

しかし、もはやスタダ男子グループも女子同様、弟ユニットがすぐ見つけられてしまう。
狭いスペースではありますが、100人くらい来てたんじゃないでしょうか。
「ゆるゆる」のコンセプトのため、今のところ整理券配布がありません。
若いヲタは金はなくても時間はあるため、かなり早い時間から場所取りが始まる。
結果的に、ゆるっと見られなくなってるなあ、という印象でした。

ともあれ、雅功くんはもう変声期に入りつつあります。
まだ完全に子供の声の彪我くんとのハーモニーがどう変化していくのか、
それをどう乗り切るのかも含めて見どころではあります。
成長してほしくない、いつまでも見ていたい、という感情と共に。

サイン会は特に何か話すでもなく、一生懸命サインを書くしめじを凝視。
いつもこうやって勉強してるんだろうなあ、と萌えておりました。


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こう見えて、小学生のころは毎年ミュージカル「アニー」を見に行ってたんです。
犬のぬいぐるみを買ってもらって、一緒に寝るくらいアニーが好きでした。
それだけに今回の映画化はとても楽しみにしていたのですが、
残念ながら現時点で今年ワーストの映画でした。


【ANNIE アニー】
監督ウィル・グラック
キャスト
ジェイミー・フォックス(スタックス)、クワベンジャネ・ウォレス(アニー)
ローズ・バーン(グレース)、キャメロン・ディアス(ハニガン)
ボビー・カナベイル(ガイ)
作品データ
原題:Annie  2014年  製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

◆ストーリー◆
幼い頃に両親に捨てられ、施設で暮らす10歳の女の子アニー。
車に轢かれそうになったところをスタックスに助けられたことをきっかけに
市長選に向けてイメージアップを計りたいスタックスと同居することになる。
期間限定、形だけの関係だったはずが、次第にお互いを気にかけるようになる。
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本家「アニー」の舞台は1933年のニューヨークが舞台。
孤児のアニーが大富豪のオリバー・ウォーバックスと出会い、最終的に養女になるという
シンデレラ・ストーリーです。

今回は孤児のアニー、ニューヨークという部分はそのままに舞台を現代に。
オリバー・ウォーバックスのポジションにケータイ事業で富を築いたスタックスが
事業拡大のために市長選に立候補する、という話になっています。
アニー、スタックスともに黒人である、というのも今回の変更点。

リメイクや改変が悪いとは思いませんが、今回は失敗だったな、という印象。
結局金持ちっていいよねっていう、ハイハイ、アニーちゃんラッキーでちゅねって
なんとなく後味の悪さを引きずります。

最初の授業でみんなを巻き込んだストンプからの劇中歌をアレンジしつつ
環境音を含んだ演出はとってもワクワクしました。

悪かった点はいくつもあるんですが、2つ。

その1 アニーが全然可愛くない。
これはもしかしたらキャラクター設定と演出の問題なのかもしれないですけど
アニーが全く可愛くない。
こまっしゃくれて生意気なのだけじゃないこれ……。
たくましすぎる。
視線の動き方1つ1つ、なんと可愛げのないことよ。

その2 ミュージカルじゃない。
歌が……しょぼかった……。
特にジェイミー・フォックスとキャメロン・ディアスの歌が残念でした。
ポップといえばポップなんだろうけど、歌い方がミュージカルっぽくないんですよ。
軽い。軽すぎる。
歌ってるシーンに動きなさすぎ。ヘリのシートベルトで固定されちゃってる。

ミュージカル映画では「プロデューサーズ」というストーリーとしては
どうしようもない映画があるんですが、ミュージカルシーンはおもしろいですよ。
てっきり映画「レ・ミゼラブル」の「アニー」が見られると思ってましたもん。
期待ハズレもいいとこですよ。

代表曲「Tomorrow」は、アニーが自分自身を励ます位置づけで使われていて
思わず目頭が熱くなりました。
やっぱり、なんやかんや「Tomorrow」には涙腺スイッチがあるんですよ。

だからせめて、エンドロールでウォレスちゃんの透き通った少女の声で
「Tomorrow」を聴かせてくれさえすれば! くれさえすれば挽回のチャンスはあったのに!

平井堅んんんんん!!!!

私は平井堅が歌ってることを知らなかったので、なんだこのオッサンの……
平井堅のような歌声は……と思っていたら、

平井堅んんんんん!!!!!

あとは個人的な残念ポイントとしては、サンディーですね。ワンちゃん。
サンディーがオールドイングリッシュシープドッグではなく
ミックス犬なのは仕方ないとして、あまりにペットすぎやしませんか?
サンディーまったく活躍しないじゃないかよ!!
おまけに可愛くもないし!

 

▲日本版ミュージカルのサンディー      ▲今作のサンディー

この映画をつくった人たちはね、カワイイを勉強したほうがいいですよ。
とにかく何もかもが可愛くない!


■2015 RECORD■ 
ライブ……4 舞台……1  映画……14 その他イベント……2

「ANNIE/アニー」オリジナル・サウンドトラック

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