これ、私24時間くらいずっと見てられるぞ……DVD買おう……。
【ぼんとリンちゃん】
監督/脚本:小林啓一
出演:佐倉絵麻(ぼん)、高杉真宙(リン)、比嘉梨乃(みゆ)、桃月庵白酒(べび)
2014年 日本 91分
◆ストーリー◆
16歳と62ヶ月の腐女子で処女の”ぼん”ちゃんと、ぼんちゃんをねえさんと慕う
アニヲタのリンちゃんは親友のみゆちゃん・通称”肉便器”を救出するため東京へ向かう。
ネット友達のべびちゃん(42歳素人童貞)に協力してもらい、居所を突き止めるも
デリヘル嬢になっていたみゆちゃんは、ぼんちゃんを激しく否定する。
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「仮面ライダー鎧武」で一躍注目を浴びる存在となった高杉真宙くんが
出演しているこの映画。
真宙くんのブログはとても充実していて、ブログらしい内容もさることながら、
下のほうのお知らせがとても充実している。
事務所がしっかりしていて、大事にされてる感じがしてとても好印象。
しかも、毎度同じことが載っているそのお知らせ欄に、うまーく画像を入れてくれて
最後まで飽きさせない。素晴らしい。
そういうわけで先日の「里見八犬伝」に続いて、私は真宙くんのお仕事情報にとても詳しい。
「ぼんリン」も撮影してるときから、毎日のようにブログで様子を伝えてくれていて
とても楽しみにしていたのだけれど、なにせ公開館数が少なかったので
愛知のド田舎の住人はこのタイミングでの鑑賞となってしまった。
この映画、とってもいとおしいので是非おすすめしたいんだけど、
おすすめしたところでかなり見るのが厳しい状況にあります。
もし、見てみたいと思った方がいらっしゃれば、上映スケジュールが公式サイトで
確認できるので是非是非、ぼんちゃんとリンちゃんに会いに行ってほしい。
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同人誌、BL、アニメなど登場人物のオタク描写が話題になっているこの作品。
初っ端からリンちゃんのモノローグ作文みたいな文字がスクリーンに並び、
ぼんちゃんが初めて描いたやおいマンガがネットで晒されて、
凹んでいることが伝えられる。
そして、映像が映るとそこは同人誌などを売る「とらのあな」。
みゆちゃんをDV彼氏から救出するためにやってきたものの、同人誌選びに没頭する
ぼんちゃんと、同じく店内を物色するリンちゃん。
もう、その2人の佇まいで「あ、これはおもしろいぞ」というのが伝わるような
キャラクターの作り込み。
きっと誰もが印象に残ると思うんですが、セリフがとってもおもしろい。
加えてその言い方がおもしろい。
早口で抑揚がなく、アニメとかのネタを折り込み、動作が不自然。
どこからどう見ても体の芯からヲタクの2人を見てるだけで、いとおしさが溢れてくる。
特に私が好きなのは、みゆちゃんに否定されてズンズン歩いて帰るぼんちゃんが
「ハートがクソ痛てえ~!!」って言うのとか、
最後のセリフだと思うんだけど
「アナルは入り口じゃなくて出口なんですよ」とか。
ぼんちゃん腐女子なので、ずっとアナルの話してるんですが
処女で性体験に乏しく、絶妙にイタイ感じがとてもよかったです。
そんなぼんちゃんに付いて歩くリンちゃんがまた可愛らしく。
なんていうんですかね、もう全身が可愛いんですよ。
しかも厨二全開で。
真宙くんもアニメ大好きのオタクなので、撮影中や公開のころは
ブログと自分とリンちゃんの違いとか、似てるとことかよく書いてくれてました。
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キモヲタのべびちゃんにぼんちゃんが抱きしめられて告白されるシーンがあるんですが
「モンハンで出会ったときから好きでした!!」
ってセリフも良かったですね。
ここに限らず、セリフのアイディアはどっから出てきたんだろう、秀逸すぎる。
この一件について、リンちゃんはとても怒ります。
今まで完全に弟だったのに、急に男の子になるリンちゃん。
入札したい。
でも、結局ぼんちゃんにいい子いい子されたり、抱きしめられて引き下がっちゃうのとか
本当にもう、この年令のこの時期にしか出ない造形の美しさといい……
落札したい。
ラストシーンのリンちゃんの部屋で2人でゲームやってるときのリンちゃんね。
首元がエロすぎるから。
正直、あのリンちゃんと部屋で2人でよくぼんちゃん平気でいられるわ。
つーか、もうスカートの中身とか見えそうだし、リンちゃんが不憫になってくる。
真宙くんの成長の記録としても、これはDVDを買うべきではないのか。
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あとすごかったのが、ほとんど1シーン1カットで撮ってるんですよ。
セリフめちゃめちゃ長いのに。
シーンによっては着地だけ決めといて、セリフ丸覚えじゃないのかもと思わせるくらい。
特にデリヘル嬢になったみゆちゃんとぼんちゃんが対峙するところ。
演技とは思えない緊張感がある。
同じBL趣味の親友だったのに、
みゆちゃんに彼氏ができたことで性体験に差ができる2人。
男同士がそこんとこ、どんな感じがわかりませんが、女同士はすっごく微妙になります。
女の子はみんな一緒じゃないといけないですからね。
友達として大事に思ってるのも伝わるのに、言い合いを続ける2人。
今はムリだけど、時間が経ったらまた仲良くなってほしい。
その緊張感溢れるシーンも1カット長回しならでは。
シーンによって差はありますが、1カットですがカメラは結構動いてました。
カメラワークが動くだけじゃなくて、動作やセリフに合わせてピントも大胆に変えていて
1カット長セリフの映像に慣れてない人でも見やすいというか、
下手したら1カットだって気づかないくらい巧妙な長回しでした。スゴイ。
あと2人の妹がずっと見てるのもよかったなあ。
オタクっていうオタクじゃなくても、みんな似たようなことで悩んだり笑ったりしてるんだな。
しかもその2人がショッピングセンターでくつろぎまくりなのも最高だった。
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話がすごいおもしろいわけでなく、劇的な結末があるわけじゃない。
ていうか、特に話に何か着地点があるわけではない。
悩めるオタクの日常が、あーでもない、こーでもないと続いていくだけ。
でも、そんな2人をずっと見ていたい。
つーか、セリフをもう1回ちゃんと聞き取りたい。
DVD買うしか……買って布教するしか……!!


出演:佐倉絵麻(ぼん)、高杉真宙(リン)、比嘉梨乃(みゆ)、桃月庵白酒(べび)
2014年 日本 91分
◆ストーリー◆
16歳と62ヶ月の腐女子で処女の”ぼん”ちゃんと、ぼんちゃんをねえさんと慕う
アニヲタのリンちゃんは親友のみゆちゃん・通称”肉便器”を救出するため東京へ向かう。
ネット友達のべびちゃん(42歳素人童貞)に協力してもらい、居所を突き止めるも
デリヘル嬢になっていたみゆちゃんは、ぼんちゃんを激しく否定する。
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「仮面ライダー鎧武」で一躍注目を浴びる存在となった高杉真宙くんが
出演しているこの映画。
真宙くんのブログはとても充実していて、ブログらしい内容もさることながら、
下のほうのお知らせがとても充実している。
事務所がしっかりしていて、大事にされてる感じがしてとても好印象。
しかも、毎度同じことが載っているそのお知らせ欄に、うまーく画像を入れてくれて
最後まで飽きさせない。素晴らしい。
そういうわけで先日の「里見八犬伝」に続いて、私は真宙くんのお仕事情報にとても詳しい。
「ぼんリン」も撮影してるときから、毎日のようにブログで様子を伝えてくれていて
とても楽しみにしていたのだけれど、なにせ公開館数が少なかったので
愛知のド田舎の住人はこのタイミングでの鑑賞となってしまった。
この映画、とってもいとおしいので是非おすすめしたいんだけど、
おすすめしたところでかなり見るのが厳しい状況にあります。
もし、見てみたいと思った方がいらっしゃれば、上映スケジュールが公式サイトで
確認できるので是非是非、ぼんちゃんとリンちゃんに会いに行ってほしい。
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同人誌、BL、アニメなど登場人物のオタク描写が話題になっているこの作品。
初っ端からリンちゃんのモノローグ作文みたいな文字がスクリーンに並び、
ぼんちゃんが初めて描いたやおいマンガがネットで晒されて、
凹んでいることが伝えられる。
そして、映像が映るとそこは同人誌などを売る「とらのあな」。
みゆちゃんをDV彼氏から救出するためにやってきたものの、同人誌選びに没頭する
ぼんちゃんと、同じく店内を物色するリンちゃん。
もう、その2人の佇まいで「あ、これはおもしろいぞ」というのが伝わるような
キャラクターの作り込み。
きっと誰もが印象に残ると思うんですが、セリフがとってもおもしろい。
加えてその言い方がおもしろい。
早口で抑揚がなく、アニメとかのネタを折り込み、動作が不自然。
どこからどう見ても体の芯からヲタクの2人を見てるだけで、いとおしさが溢れてくる。
特に私が好きなのは、みゆちゃんに否定されてズンズン歩いて帰るぼんちゃんが
「ハートがクソ痛てえ~!!」って言うのとか、
最後のセリフだと思うんだけど
「アナルは入り口じゃなくて出口なんですよ」とか。
ぼんちゃん腐女子なので、ずっとアナルの話してるんですが
処女で性体験に乏しく、絶妙にイタイ感じがとてもよかったです。
そんなぼんちゃんに付いて歩くリンちゃんがまた可愛らしく。
なんていうんですかね、もう全身が可愛いんですよ。
しかも厨二全開で。
真宙くんもアニメ大好きのオタクなので、撮影中や公開のころは
ブログと自分とリンちゃんの違いとか、似てるとことかよく書いてくれてました。
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キモヲタのべびちゃんにぼんちゃんが抱きしめられて告白されるシーンがあるんですが
「モンハンで出会ったときから好きでした!!」
ってセリフも良かったですね。
ここに限らず、セリフのアイディアはどっから出てきたんだろう、秀逸すぎる。
この一件について、リンちゃんはとても怒ります。
今まで完全に弟だったのに、急に男の子になるリンちゃん。
入札したい。
でも、結局ぼんちゃんにいい子いい子されたり、抱きしめられて引き下がっちゃうのとか
本当にもう、この年令のこの時期にしか出ない造形の美しさといい……
落札したい。
ラストシーンのリンちゃんの部屋で2人でゲームやってるときのリンちゃんね。
首元がエロすぎるから。
正直、あのリンちゃんと部屋で2人でよくぼんちゃん平気でいられるわ。
つーか、もうスカートの中身とか見えそうだし、リンちゃんが不憫になってくる。
真宙くんの成長の記録としても、これはDVDを買うべきではないのか。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
あとすごかったのが、ほとんど1シーン1カットで撮ってるんですよ。
セリフめちゃめちゃ長いのに。
シーンによっては着地だけ決めといて、セリフ丸覚えじゃないのかもと思わせるくらい。
特にデリヘル嬢になったみゆちゃんとぼんちゃんが対峙するところ。
演技とは思えない緊張感がある。
同じBL趣味の親友だったのに、
みゆちゃんに彼氏ができたことで性体験に差ができる2人。
男同士がそこんとこ、どんな感じがわかりませんが、女同士はすっごく微妙になります。
女の子はみんな一緒じゃないといけないですからね。
友達として大事に思ってるのも伝わるのに、言い合いを続ける2人。
今はムリだけど、時間が経ったらまた仲良くなってほしい。
その緊張感溢れるシーンも1カット長回しならでは。
シーンによって差はありますが、1カットですがカメラは結構動いてました。
カメラワークが動くだけじゃなくて、動作やセリフに合わせてピントも大胆に変えていて
1カット長セリフの映像に慣れてない人でも見やすいというか、
下手したら1カットだって気づかないくらい巧妙な長回しでした。スゴイ。
あと2人の妹がずっと見てるのもよかったなあ。
オタクっていうオタクじゃなくても、みんな似たようなことで悩んだり笑ったりしてるんだな。
しかもその2人がショッピングセンターでくつろぎまくりなのも最高だった。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
話がすごいおもしろいわけでなく、劇的な結末があるわけじゃない。
ていうか、特に話に何か着地点があるわけではない。
悩めるオタクの日常が、あーでもない、こーでもないと続いていくだけ。
でも、そんな2人をずっと見ていたい。
つーか、セリフをもう1回ちゃんと聞き取りたい。
DVD買うしか……買って布教するしか……!!
■2014 RECORD■
ライブ……38 舞台……20 映画……41 LV……4 その他……1
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