無国籍【読書レビュー】 | おたるつ

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モノホンのおたくにジャンルは関係ねえはずだ!
ってわけで、おたくのるつぼ。略しておたるつ

10月です!

当ブログおたるつも祝2年目に突入いたしました!

いえーいっ ありがとうございます!

記念のイラストを準備していたんですが

父上から借りているPCにうまくスキャナのドライバが入らなくて

あきらめて放置しています・・・。


ともあれ、毎日毎日私の感想文やら日記やらを読んでいただいて

本当にありがとうございます。

願わくば、何年か後に今日おたるつを読んでいたことが

誰かに自慢できるように頑張りたいと思います。


さて、前置きが長くなりました。

本日は読書レビューです。

【無国籍】

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新潮文庫のノンフィクションは結構読んでますね。

今回のこの【無国籍】。

中国から台湾に逃れ、後に日本の横浜にやってきた

陳さん一家に生まれた筆者の陳天璽さん。

もう何十年も前、日本が中国との国交を回復したことにより

台湾籍が認められなくなってしまいました。

かといって、中国から追われた過去のある陳さんは

中華人民共和国の国籍をとることに納得できませんでした。

そして、無国籍という選択をせざる得なかったのです。


無国籍ゆえ、筆者は台湾の空港で入国することができず

かといって日本にも帰国することができず

しかも空港からも出られないというショッキングな経験をする。


生まれた国にも、住んでいる国にも突きつけられるノー。

やがて筆者は無国籍の人々のアイデンティティについて興味を持ち

研究者として関わっていくようになる。


国境を海で囲まれて同じ言語を話す私たちには

国家というアイデンティティは実感しにくい問題でもあります。


しかし、世界にはもちろん日本にも

さまざまな理由から無国籍になってしまう人々がいると知りました。

それは国ごとに国籍を与える基準が違うこと。

日本は日本人から生まれたら日本人。

アメリカはアメリカで生まれたらアメリカ人。

というように血統主義と生地主義があるんです。


本書を読んで、国籍とは何かということを始めて考えました。

それは同時にアイデンティティの問題でもありました。

私たちは国籍を国から与えられている。

国ってなんだ?

民族ってなんだ?


国はかたちを変える。

日本みたいな歴史を歩んでる国のが珍しい。

国境が変わったり、国そのものがなくなったり。

民族だって混血する。

文化によって民族を定義すると話がまとめられないのでパス。


私たちは何によって定義されているのか。

そして、それはどんな無意識を与えているのか。


そんなのあたりまえじゃん!

ていうものが本当にそうとは限らない。

消えてなくなる日が来るかもしれないんだなあって。


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