今回紹介する記事は
2023年7月15日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【女性議員10年で30%?】


というタイトルで、
論説委員佐藤千矢子氏が、
政治の変化は、
地方や小さな組織から表れることについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 自民党が党所属の女性国会議員の割合に関して、
今後10年で30%に引き上げる計画を発表した。

「10年間?

数字を聞き間違えたのか」
と思った。

随分、
のんびりした話だと正直、
驚いた。

 それでもこの古い組織にとって、
思い切った決断だったことはわかる。

自民党の女性議員の割合は、
現状では衆参両院あわせて、
わずか11.8%に過ぎない。

数値目標の設定は初めてのことだ。

 茂木敏充は、
「高い、
野心的な目標を掲げた」
と語った。

 候補者や議席の一定数を女性に割り当てるクオータ制にはほど遠い。

あくまでも努力目標だ。

それでも何もしないよりはいい。

 衆院解散・総選挙が秋にも予想されるが、
なぜ自民党はようやく重い腰を上げたのだろうか。

 塩崎彰久が、
投稿サイトで経緯を説明している。

 1月にフィンランドを訪れ、
当時のサンナ・マリン首相と面談した際、
「なぜ日本では女性の政治家が少ないのか。

国内では議論になっていないのか」
と聞かれた。

 最大の焦点は数値目標を書き込むかどうかで、
当初は消極的な意見もあった。

 議論を重ねるうち、
執行部が代わっても持続的に取り組めるよう数値目標の導入を決めた。

こうした話が紹介されている。

 今春の統一地方選で、
女性議員の数が増えたことが後押しになったとの指摘もある。

 統一地方選で女性の候補者・当選者の割合は、
いずれも過去最高だった。

「情勢調査では当落線上と予想されていた女性候補が、
実際には選挙区トップ当選するなど、
すごい勢いだった。

女性に政治を変えてほしいという期待を感じた」
という声を何人もの候補者や政党幹部から聞いた。

 政治の変化は、
地方や小さな組織から表れる。

ようやく見えた変化の兆しを大きなうねりにできるだろうか。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

女性の政界進出が少しずつ成果として表れてきたことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

杉並区長選挙で女性首長が誕生した杉並区議会において、
目下ヘイトデマを垂れ流す男性議員と、
それをへらへら笑いながら賛同する男性議員がいる。

やはりそう簡単に組織は変わらない。

2・6・2の法則を聞いたことがある。

賛成勢力2・抵抗勢力6・反対勢力2。

この記事では、
女性に政治を変えてほしいという期待を感じたという執行部の声を聞いたという。

さてどこまで本気なのだろうか。

「女性が輝く社会」とかいう看板を掲げた反知性もいたよな。

実際は女性差別で支持率上げていたけど…。

岸田文雄が安倍晋三のできなかった防衛費増額などをしても支持率が上がらないのは、
安倍晋三支持層が求めているのはそんなことではない、
と何処かのネットで見た。

案の定、
副大臣・大臣政務官を女性ゼロということを真似しだした。

適材適所どころか三人の不適材不適所が皮肉にも露呈する羽目になったわけだが…。

選挙で勝ちやすいという皮算用でこんなことを口にしているようでは、
まだまだ甘いのである。


(4)今後、どうするか?    

・佐藤千矢子氏に関する記事をスクラップする。

・女性の政界進出に関心を持つ。

・当選後にどうなったかまで気に掛ける。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

佐藤千矢子氏の記事に関しては、
以前紹介しました。

国会議員に限らず、
クオータ制導入は日本ではいつになるのでしょうか。


皆さんも、
女性議員の働きぶりや待遇に関心を持って下さい。

杉並区長でさえ、
杉並区議会でヘネトウヨにヘイト被害を受けています。

当選するだけでなく、
当選後に仕事ができる状態なのかまで関心を持つ必要があるのではと思います。