内容はその前の燃えつき症候群の解になるが、東京への新幹線の中で考え事をしていて、はっきりと気づいたことがある。
車を手放してドライブという趣味から遠ざかり、結婚も当事者会活動も終え、次の心の支えと目標を見つけずにダラダラ過ごしていたのが問題だった。
思い返せば、車生活はとてもお金がかかるものだったので、いくら貯金する、いつまでに就職する、いくら節約する、など色々な目標を作っては、コツコツそれを達成し、その達成感を支えに10年間もやってきたのだ。
結婚するまでのプロセスも似たようなところがあった。僕の場合は、まずうつ状態の寛解から始まり、復職、恋人探し、恋愛初心者だったのであらゆる学習と経験、断薬、性欲の復活、認知行動療法、転職、貯金という4年ほどに及ぶ大冒険を経て、結婚に至ったのである。
結婚の冒険はまだ終わっておらず、妻の転職と赤ちゃんの誕生という次の夢があるが、それらは達成できるかどうかは神頼みなので、自分自身にも車の代わりに打ち込める次の目標を設定したい。そしてそれは、いずれ子育てをするときに人生で一番体力のある状態になっているために、身体を使うスポーツがいいだろう、と思った。
まあこれ以上回りくどく書いても仕方ないので、決めた今年の目標5つを書いていこう。
①水泳でクロール25m15秒を切る
僕は小学校5年生でスイミングスクールを辞めたのだが、それを後悔していた。でも、転居してから近くの温水プールで水泳をやり始め、2018年には25mを19秒台で泳げるようになった。体力向上を実感するとともに、やりがいも感じていた。だが、速く泳ぐための訓練をしたわけではないので、今年はそれをすることで5秒縮めて14秒台で泳ぐというのを達成したい。不可能と思われそうな目標だが、それくらいハードな方が挑戦しがいがある。
②アイススケートで1回転トウループを跳ぶ
アイススケートに関しては、全くの初心者で、氷の上で立った経験すら一度もない。しかし、昔から気になるスポーツではあったし、恋愛未経験の頃に「恋愛はスケートと同じでやりたい人がやればいいんだよ」と言っていた。つまり俺にとって、恋愛とスケートは同じプライオリティであり、今もそうだ。ずっとどこかのタイミングでやりたいなと思っていて、年末の出来事や初夢のおかげで、スケーターとしてデビューする決意をしたのである。
もちろん、これからスケートをはじめて全国上位のアスリートになれるなんて期待はしていない。余暇に楽しくストレス発散できる、ドライブに代わる趣味になれば上出来である。だから、1回転跳ぶくらいを初年度の目標にしたいと考えた。とはいえ実際初滑りしてみたら難易度は想像と違うかもしれないし、後で目標を調整するかもしれないが。
スキーやスノボを勧められることもあるが、それらはいまいちピンとこなかった。じゃあなぜスケートなのか?というと特に理由は無いし直感としか言えないが、フィギュアスケートを観戦しているのが冬のスポーツの中で一番楽しいというのもあるかもしれない。
③サーフィンでボードの上に立てるようになる
サーフィンもスケートと同様にやってみたかったスポーツで、夏の間は代わりに興じたいと思う。しかし、スケートと違うのは経験で、実は中学生の頃に少しやっていた。とはいえ、その時はボードに立てるくらいにしかなれなかったので、今年はそれと同等の運動神経を取り戻すのを目標としたい。前の2つと違って低い目標に留めておいたのは、水泳の目標があるので力の入れ具合があれもこれもにならないようにである。少なくとも1回や2回は必ずサーフィン行きたいと思っている。
④歯の矯正を始める
これは最優先で、今夜から始めたいくらいの目標である。もっとも俺は自分の歯並びを悪いと思ったことがあまりないし、IQと同じで1人1人違うものに良いも悪いもない、という考えだった。むしろ2つの大きなハの字型の前歯は自分のチャームポイントとして昔から気に入っていたし、それなのに子供のころは歯医者に行かされる意味が分からなくて、グズって通うのを辞めた。
前の職場で上司に「営業するなら歯並びは他の人に合わせた方がいい」と言われ、2012年に大阪の歯医者に通ったのだが、「あなたの歯は逆三角形だから矯正してもあまり効果ないよ」と言われてしまい、そんなら別にいいやと思った。
それを今回あらためて直そうと思ったのは、結婚式のアルバムを見て「プロが撮ればこんだけカッコよくなるんだから、いっそのこと最高のコンディションでもう一度撮りたい」と思ったのと、歯が整って見える写真ばかりを選ばれてるのに気づき、「写真のプロでもそんなとこを気にするのか」と思ったので、決意したというわけだ。
また、矯正には高い金がかかるので、若いうちはしなくてもいいかなと思ってたのだが、初夢を見て、お金が無くても早いうちからやっておくことに損はないだろうと思い直した。そして、⑤の目標にも若干繋がる。
⑤コスプレをして超会議的なイベントに1回行く
これはマジかよと思われる目標かもしれない。でも、水泳やスケート同様、やればよかったと初夢の中で後悔したことの1つがコスプレだった。正直、小さい頃からメチャクチャ興味あった。でも、この身長の高さと顔で似合うキャラなんて思いつかなかったし、そしてなにより車に全力でハマっていたから、手を出せずにいた。けれどこれも結婚式のアルバムを見た瞬間、価値観が変わった。今どきのプロが撮ればきっと感動する写真に仕上がる!さあ行け!もう行け!!(2017年インディ500実況風)という感じになった。
自分に似合うキャラは、有名なところだとラピュタのムスカなんか笑えるほど似合うと思うし、昨年ちょっとやってた#コンパスというスマホゲームで使ってたルチアーノというキャラは、背格好も年格好も自分に似てるからという理由で愛用していた。それだけでなく近年はネタ枠というのもある。今年のコミケでは株価のグラフのコスプレなんつーのまでいたのだから。
コスプレの世界に完璧なんてなく、1人1人違った持ち味を表現する世界なんだから、完全な素人の一趣味として楽しい思い出を作りたい。
以上が今年ぶち上げた5つの目標である。乗ってる新幹線は大宮を過ぎて、まもなく東京に入る。早速今夜、歯医者の予約と、プールにクロールの練習をしに行く。やらなくて後悔したことは今から全部やる。正直、楽しみでたまらない。