第３章
つぶつぶクッキング誕生（7）
＊本記事は、2002年発行『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』（講談社+α新書）よりお届けします。
タカキビでハンバーグができた
あるときタカキビを炊いてみたら
ふっくらつやつやに炊き上がった赤茶色
のつぶつぶは、なんとひき肉そっくり。
そのまま食べてみてもおこわ感覚のおい
しいごはんですが、
ピンとひらめいて、
おろしたハスと塩と小麦粉を
混ぜて焼いてみたら
適度な歯応えも弾力もある
「ハンバーグ」になりました。
おかず感覚でおいしく食べられる
このハンバーグは、
実はほとんどが穀物でできた
焼きおむすびなのです。
これはおもしろい！と
タカキビをひき肉に見立て、
ゲーム感覚でひき肉料理を
片っ端から作り始めました。
ミートボール、ミートソース、
マーボー豆腐、キーマカレー、
チリビーンズ
なんでも作れてしまうのです。
しかも肉料理と違って臭みもなく、
腐りにくく、
日持ちがして焼き直しても
味が落ちません。
雑穀は英語でミレットなので、
私はタカキビを畑のビーフ
「ミートミレット」
と呼ぶことにしました。
つづく
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