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< 未来食講座 26>
火の力
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③火で調理すると栄養が壊れる、
という常識を手放そう
火で調理することで、
消化できない食べ物を
消化できるように変化させることができます。
例えば生の穀物のでんぷんは
人間には消化が困難なβ(ベータ)でんぷんです。
βでんぷんは、水と火を加えることで、
結晶構造が緩んで消化しやすくなった
α(アフファ)でんぷんに変えることができます。
火で焼いたり煮炊きすることで殺菌効果も期待できます。
水を火で沸かして沸騰させると
100℃になってほとんどの菌は死んでしまうのです。
さらに、火と水の力で新しい栄養を生み出すことができます。
食材の栄養は、調理によって変容したり増えたりします。
それを栄養が消えたと勘違いしたのが
「ビタミンが壊れる」という常識です。
後に、壊れるのではなく違う形になる
ということが究明されましたが、
一度流布された常識をくつがえすのは難しい状況です。
その結果、生命のしくみに反した食事を自然食と思って、
多くの人々が、自ら無理な努力をして体を壊し続けています。
つづく 27−①
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