太陽光発電蓄電池の問題点 |  NPO法人日本住宅性能検査協会 建築・不動産ADR総合研究所(AAI)

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太陽光発電蓄電池の問題点

設置・運用上の問題点

  • 初期費用が高い: 本体価格、設置工事費用、電気工事費用などがかさむ。
  • 蓄電容量が限られる: 全ての電力を蓄えるには大容量の蓄電池が必要となり、費用が高額になる。
  • 寿命がある: 10年~15年程度で交換が必要になる。
  • 定期的なメンテナンスが必要: 点検や清掃などの費用がかかる。
  • 設置場所の制限: 屋内用は稼働音が気になる場合があり、屋外用は設置スペースや環境条件に制限がある。
  • 電力会社との契約変更が必要: 蓄電池を導入すると、電力会社との契約内容を変更する必要がある場合がある。

消費者問題になっている販売上の問題点

  • 誇大広告: 電気代節約効果や災害時の安心感を過剰にアピールするケースがある。
  • 不適切な販売方法: 訪問販売や高圧的な営業手法による契約トラブルが多い。
  • 説明不足: 製品性能や設置後の費用に関する説明が不十分な場合がある。
  • アフターサービスの不備: 設置後のメンテナンスや修理対応が不十分な場合がある。
  • 保証内容の不透明性: 保証期間や保証内容が分かりにくい場合がある。

その他

  • リサイクル問題: 使用済み蓄電池のリサイクル体制が十分に整備されていない。
  • 環境への影響: 蓄電池の製造過程で環境負荷が発生する。

情報収集と対策

太陽光発電蓄電池の導入を検討する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 販売業者選び:複数業者の見積もりを取り、実績や評判を比較する。
  • 製品選び:性能や価格、設置場所などを考慮して最適な製品を選ぶ。
  • 契約内容確認:契約内容を十分に理解し、不明点は解消してから契約する。
  • 行政機関への相談:トラブルが発生した場合は、消費者センターや公正取引委員会などの行政機関に相談する。

参考情報