ペロブスカイト太陽電池の封止技術の最新情報 <ペロブスカイト太陽電池アドバイザー> |  NPO法人日本住宅性能検査協会 建築・不動産ADR総合研究所(AAI)

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ペロブスカイト太陽電池の封止技術の最新情報

 

ペロブスカイト太陽電池は、シリコン太陽電池に比べて製造コストが安く、軽量で柔軟なため、今後の普及が期待されている次世代の太陽電池です。しかし、ペロブスカイト材料は水に弱く、雨や湿気によって劣化しやすいという課題があります。そのため、ペロブスカイト太陽電池の普及には、水の侵入を防ぐ封し技術の確立が不可欠です。

近年、ペロブスカイト太陽電池の封し技術の研究が進められており、以下のような成果が得られています。

  • 封止剤の開発

ペロブスカイト太陽電池の封止には、水の侵入を防ぐだけでなく、ペロブスカイト材料の劣化を抑える効果も求められます。そのため、水密性と耐久性を兼ね備えた封止剤の開発が進められています。

具体的には、ポリマーやガラス繊維などの複合材料を用いた封止剤の開発が進んでいます。これらの封止剤は、水密性と耐久性を両立しており、ペロブスカイト太陽電池の長期安定化に貢献しています。

  • 封止方法の開発

封止方法の開発も進められています。従来の封止方法では、太陽電池の表面に封止剤を塗布して乾燥させる方法が用いられていましたが、この方法では封止剤の厚みが均一にならず、水の侵入を完全に防ぐことが困難でした。

 

近年では、レーザーや超音波を用いた封止方法の開発が進んでいます。これらの方法では、封止剤を均一に塗布することができ、水の侵入をより効果的に防ぐことができます。

これらの成果により、ペロブスカイト太陽電池の封し技術は大きく進歩しており、実用化に向けた取り組みが進められています。

 

具体的には、2023年には、日本の積水化学工業が、封し技術を採用したペロブスカイト太陽電池を量産化しました。この太陽電池は、変換効率17.1%を達成しており、実用化に向けた大きな一歩となりました。

今後も、ペロブスカイト太陽電池の封し技術の研究開発が進められることで、実用化がさらに加速していくことが期待されます。

 

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