70座目は小野岳ですよぉ
宮城＆福島1城5山2滝巡りの旅
最終日はまず小野岳登山へ向かい
続いて猫魔ヶ岳を経て
磐梯吾妻スカイラインを爆走し
最後は蓬田岳登山で締める予定
前夜は21時過ぎに落ちたせいか
6時前には覚醒し朝風呂→朝食と経て
7:20AM ルートインさん出発ぅ～
(事件勃発まであと50分)
出発時の市街地こそ快晴でしたが
南下するにつれ霧が濃くなる会津地方
ただ阿賀川流域だけの現象のようで
南会津の山間に進んでいけば再度晴れ
道中にある大内ダムからは
幻想的な霧が噴出してますけど
登山口あたりは極めて良好でござんした
(事件勃発まであと11分)
大内宿有する下郷町は
福島でも屈指の熊出没エリア
とは言え低山も今回で70座目
滝100選でも何ヶ所かは熊の巣窟を
すり抜けて観瀑してきたワケですが
そうそう出逢わねぇことも学んできたし
熊鈴＆デっカい独り言さえあれば
近寄って来ないだろうという結論に。。
そんなこんなで旅も最終日
8:03AM 小野岳山頂へ向けスタートぉ
序盤は珍しい一直線登り
直線を抜けると沢沿いに登って行きますよぉ
赤黄に色を染めた樹々よろしぃですな
が、登山開始からわずか7分後。。
2020年11月1日(日) 午前8:10。。
山行は事態急変を迎えます。。
視界右側の沢から突如黒い物体が現れ
登山道へと這い上がって来る
ク、熊やん (・・;)
距離にして70mくらい先か
カモシカにしては足短いし
イノシシにしては太り過ぎ
はい、死んだ ＼(◎o◎)／
ではここで問題。
ソロ登山中に熊に出くわすと
人間どうなるでしょーか？
① 叫ぶ
② 逃げる
③ 冷静に後ずさりする
④ 死んだフリをする
⑤ フリーズ
正解は・・・
⑤フリーズでしたぁ
ヤツとはまだ距離があったし
何よりこっちに気付かないまま
登山道を登ってったんで
視界に入ってたのはほんの数秒
ただ脳は100％熊だと認識しており
「逃げろ」なり「戻れ」なりの
防衛反応も自身で感知してるんだけど…
『心身完全フリーズ』
金縛りにあった感覚に近いかも
パニックっワケでもないし
悲鳴をあげたいワケでもない
写真(動画)撮りたいなんて欲もない
逃げなきゃって焦りすらない
30秒くらいは固まってたのかしら
ようやく思考回路が繋がってきたら…
やぶぁいっ!! 戻らねば!!
とりあえず現場写真だけ収め
登山口へ向け猛ダッシュ
わざわざ好き好んで彼の軌跡を
追っ掛ける趣味もないしね
焦る中年の様子
ヤツはアタシの存在に気付いてないでしょう
気付いたとしてもツキノワグマが
人間襲って食うなんてのは稀有
とはいってもよぉ～
相手は人間の常識が通じないヤツ
泉ヶ岳とはまた趣向の異なる恐怖
登山口から近いトコってのと
道も迷い得ない1本道ってのも幸いし
8:18AM 無事に登山口まで戻り
恐怖の15分山行終焉
もうこういうのいいんですケド
と思うと同時に遂に野生熊遭遇っつう
貴重な経験もさせて戴きましたわ
でも不思議なモンでねぇ
恐怖心で云うと圧倒的に
一昨日の泉ヶ岳の方が上回ってた
体の痛みより
精神の痛みの方が強烈ってことね
さて、平和な山へ向かうかね
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#15: 小野岳 (福島県南会津郡下柳町)
↓山頂動画 ↓
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