第3夜~2006年 春~

新宿で刺激的な再会を果たしたふたりは、全てに貪欲だった。
種火のように燻っていた性欲の素が、突然発火したのだから、
その勢いはもう、誰にも止められない。
京都と東京の中間地点ということで、熱海を選んだ潤と麗子。
老舗の高級旅館の佇まいは、ダブル不倫カップルにはもってこいの静けさだ。
浴衣姿で庭園を散策する麗子は、牝の匂いに溢れ、何とも艶っぽい。

貸し切り家族風呂で、さっきまで、官能を貪り尽くしたとは思えないほど、
全身から艶やかな匂いが立ちこめている。

檜の香が火照った身体を癒すどころか、
火に油を注ぐかのように雄と牝を燃え上がらせた。
ゆったりと両脚を伸ばして湯船に重なり合ったふたり。
潤の男性が麗子のお尻を突き上げてくる。
左手で乳房を弄びながら、右手は敏感な真珠に触れる。
「あっあっ、身体が浮いてどこかに流されそう」
麗子が濡れた唇を潤の口へと押し付けてくる。
「入れてぇ~、ここに、入れてぇ~」
いきり立った男を掴みながら、
湯煙の中で、恋人たちの愛技が繰り広げられていく。

                               つづく





$わんこ君の羨ましき哉人生
第1002夜~2010年 正月~

まさにそれは、獣の交わりだった。
玄関に入るや否や、雄と牝の欲情が一気に爆発した。
荷物を置くのももどかしく、お互いの身体の形をなぞるように抱き合った。
唾液が溢れるような濃厚なキスの嵐。
潤がスカートをまくりあげると、麗子のひんやりとしたお尻の感触が。
「あっ、履いてない、、、」
「あなたの好きな、ガーターだけよ、今日は」

お尻の山を伝って後ろから濃い茂みに触れると、じっとりと湿っていた。
割れ目は大きく開いて、愛液が湧き出て、潤の指にからみつく。
「びしょびしょじゃないか!」
「そう、新幹線の中からジワッ~と溢れてたみたい、、、」
そう言いながら、麗子が男の膨らみに腰を突き上げてくる。
立ったままもつれ合いながら二人は激しく求めあう。

ショーツ無しのガーターベルト姿は何とも悩ましい。
後ろから前へと、潤の執拗な愛撫が続く。麗子のぬかるみは、洪水状態だ。
「あぁ~、もうダメ、どうにかなっちゃう」
麗子が潤の腰にしがみつくように崩れ落ちてくる。
大きく膨らんだ男性を、愛おしむようにズボンの上から握ってくる。
たまらず、潤のズボンを引き下ろし、堅くなった男をしゃぶりだす。
「うぅっ、、、。感じるよ」
麗子の刺激的なリズム合わせるように、髪を掴んだ手が震え出す。
潤の男は限界寸前まで昂っている。
麗子を壁に向かわせ、後ろから濡れた花芯を突き上げた。

                               つづく




$わんこ君の羨ましき哉人生-2010姫始め
第1002夜~2010年 正月~

年を跨いで、まるまる3週間も麗子と逢わなかったのは、初めてだ。
2週間余りの優雅なNY&東海岸&フロリダ周遊の旅だという。
家族4人、セレブファミリーならではの恒例年越しイベントだ。
いつものように、品川駅で待ち合わせ。
年明け帰国後に、何度か電話でお互いの生声を聞いてはいた。
メールのやり取りも頻繁にしていた。
しかし、、、。久しぶりの再会は、どこかぎこちなく照れくさかった。

シャンパンゴールドのダウンコートが、華やかな麗子によく似合っていた。
正月肥りだからと、恥ずかしそうに微笑む表情が懐かしい。
乗り換えエスカレーターで、一段下にいる彼女がそっと、潤のお尻を撫でてきた。
思わず、ビクッと下半身が震える。
「こらっ」と子供の悪戯を叱るようににらむ。
「感じる? このお尻の感触感じたかったの」麗子が妖しく微笑む。
エスカレーターでお互いの身体を触れ合せるのは、いつものイントロダクション。

都心の新名所になったこの高層レジデンスのバルコニーからは、
東京タワーの美しい夜景が一望できる。
家具付きのかなり広めの1LDK。
フロントは一流ホテル並の洗練されたサービスが、24時間利用できる。
麗子がここに住んで、間もなく2年。2つある鍵はそれぞれが持っている。
ふたりだけのエレベーター内で、飢えた身体をまさぐり合った。
舌を絡ませ、背中からお尻までの、形をなぞるように探る。
麗子の手が、潤の堅いふくらみを確かめるように握る。
「もう、すごいぃ、、、いつから?」
「品川駅からだよ」麗子の表情が艶かしく潤んできた。

ふたりは、もつれるように、部屋へと消えて行った。

                             つづく




$わんこ君の羨ましき哉人生