第4夜~2006年 初夏~

赤ワインを口に含みながら、麗子の淫靡な唇の動きに吸い寄せられる。
お互いの火照った身体を感じながら、
知り合った頃の初々しいシーンが鮮やかに蘇ってくる。

熱海での初体験のような逢瀬のあとは、伊東への旅だった。
海外生活も長かったせいか、麗子の普段のライフスタイルは洋風メインだった。
しかしのその心根には、純日本的なものがひたひたと流れている。
温泉好きもその一例。
伊豆の名物の一つである、わさびアイスクリームを舐めながら温泉街を歩く二人。
「私、熱海も伊東も初めてよ」
「全盛時とは比べものにならないだろうけど、
老舗の温泉街も風情があっていいでしょう」
浴衣に半纏を羽織って、下駄の音を響かせながら、触れ合う手、、、。
微かに汗ばんでいる手の平から、
雄と牝のむせ返るような匂いと熱さが伝わってくる。




                     つづく


$わんこ君の羨ましき哉人生
第1004夜~2010年 3月~

テーブルクロスの中では、男と女の本性がうごめいていた。
取引先との会話もうわの空で、麗子のつま先が隣の潤の脚を撫で回す。
たまらず、両脚で女の足を挟みこむ。
今度はお返しだとばかりに、潤の足先が麗子のスカートの中へと伸びていく。
弾力のある柔らかな太股の感触が潤の足の先から伝わってくる。
麗子の瞳が妖しい潤いを湛えながら、脚を開いていく。
潤の足指がTバックの形をなぞり出す。

つづく




$わんこ君の羨ましき哉人生
第1004夜~2010年 3月~

今夜は取引先のご招待で、汐留タワー内のイタリアンレストランへ。
別邸から車でわずか10数分。ふたりの party はもう始まっている。
麗子の左手は潤の太股へ。潤の右手は麗子のドレスのスリットの中へ。
「partyへ出られなくなるよ」興奮気味に潤がささやく。
「大丈夫よ、時間はあるわ」麗子が腰をくねらせる。
潤の指先には、しっとり湿り気を帯びた感触が。
タイトドレスにはいつも、Tバック。

高速エレベーターからは、湾岸の夜景が無機質に煌めいている。
高所恐怖症の麗子は、ドアに顔を向けて豊満なヒップを突き出してくる。
滑らかなシルクのドレスから欲望が潤の股間に伝わってくる。
ヒップの割れ目に沿って、指が上下する。
「あぁっ」思わず小さな叫び声が麗子の全身から聞こえてきた。

                              つづく





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