第4夜~2006年 初夏~
赤ワインを口に含みながら、麗子の淫靡な唇の動きに吸い寄せられる。
お互いの火照った身体を感じながら、
知り合った頃の初々しいシーンが鮮やかに蘇ってくる。
熱海での初体験のような逢瀬のあとは、伊東への旅だった。
海外生活も長かったせいか、麗子の普段のライフスタイルは洋風メインだった。
しかしのその心根には、純日本的なものがひたひたと流れている。
温泉好きもその一例。
伊豆の名物の一つである、わさびアイスクリームを舐めながら温泉街を歩く二人。
「私、熱海も伊東も初めてよ」
「全盛時とは比べものにならないだろうけど、
老舗の温泉街も風情があっていいでしょう」
浴衣に半纏を羽織って、下駄の音を響かせながら、触れ合う手、、、。
微かに汗ばんでいる手の平から、
雄と牝のむせ返るような匂いと熱さが伝わってくる。
つづく

赤ワインを口に含みながら、麗子の淫靡な唇の動きに吸い寄せられる。
お互いの火照った身体を感じながら、
知り合った頃の初々しいシーンが鮮やかに蘇ってくる。
熱海での初体験のような逢瀬のあとは、伊東への旅だった。
海外生活も長かったせいか、麗子の普段のライフスタイルは洋風メインだった。
しかしのその心根には、純日本的なものがひたひたと流れている。
温泉好きもその一例。
伊豆の名物の一つである、わさびアイスクリームを舐めながら温泉街を歩く二人。
「私、熱海も伊東も初めてよ」
「全盛時とは比べものにならないだろうけど、
老舗の温泉街も風情があっていいでしょう」
浴衣に半纏を羽織って、下駄の音を響かせながら、触れ合う手、、、。
微かに汗ばんでいる手の平から、
雄と牝のむせ返るような匂いと熱さが伝わってくる。
つづく


