羽生結弦「GQ JAPAN」➡「ニースのロミオ」振り返ってもやはりそこには豹変する美しい獣の姿。「羽生が最も羽生らしくあるのは、そのイメージすべてを覆してしまう瞬間にある。…喜怒哀楽に還元できる感情という言葉を寄せ付けない、理性を退けてリンクの上で表現をするということ自体を揺るがすようなスケーターがいた。」
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羽生結弦「地上を救う者~エストポリス伝記IIメドレー」~羽生は技術と個性と鍛え上げた肉体とを絞りつくすように酷使して時に切り裂くように鋭く、あるいは慈しむようにやわらかく、蕩かすように蠱惑的で生々しい感覚世界を出現させ、観客を翻弄して容赦なく氷上のストーリィに同期させてしまう。…太田龍子さんnoteより
・これからも生きていく中で羽生結弦として・僕は僕として。
・サラ・オレインさんが思うように声が出なくなり…😢、でも!
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新メッセージ!⸜(*ˊᗜˋ*)⸝💓羽生結弦 「Quadruple Axel 2024 羽生結弦 SPECIAL」羽生選手とシェイよりファンの皆様へ✨(///∇///)ゞ ゆづる「乗り越えたい壁だったり、どんどん上手くなりたいなあっていう気持ちが常にあります。これから見せていくスケートの中で…」
シェイ「ユヅ、あなたは愛されているということを伝えたい」
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羽生結弦の魅力は「獣」に変わる瞬間にある
27日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ最終戦となるNHK杯が長野市・ビッグハットで開幕する。
シリーズの上位6人が進むGPファイナルへの出場権をかけて、約1年ぶりの母国での試合となる羽生結弦は優勝候補の筆頭だ。
2シーズン目を迎えるショートプログラムの洗練と進化、初めて和風のプログラムに挑み安倍晴明を演じるフリー「SEIMEI」。
初冬の信州での焦点は多々あるが、個人的にはいつ「あの演技」の再来があるのかと、視線を送るばかりだ。
羽生結弦は「獣」である。
そう言い切ると、かなりの反目を受ける気がするが、それはもちろん、理知的なしゃべり方であったり、某CMで全開の「王子様キャラ」だったり、ファンクラブまでできた中国の女性が言う「日本の少女漫画の主人公みたい」な容姿だったり、反論材料には事欠かないのは確かだろう。
だが、やはりそれでも羽生が最も羽生らしくあるのは、そのイメージすべてを覆してしまう瞬間にある。
忘れられない2012年ニースでの演技
これまでで最も印象に残った演技はどれか。
そう聞かれれば、2012年、フランスのニースで開かれた世界選手権のフリープログラムだと答える。
金メダルを獲得したソチ五輪でも、初めて日本一になった全日本選手権でもなく、それは日本男子では最年少記録となる17歳3カ月での世界選手権メダル獲得となった演技だった。
(◍ ' ')(◍, ,)ウンウン わかりみ深!
日本は寒さが残る3月だというのに、世界有数のリゾート地であるニースは「こんな暖かいところでフィギュアの大会をやってはいけないよね」と関係者が半ばあきれるほど、氷の世界とはかけ離れた陽光が照らしていた。
フリーの曲は「ロミオとジュリエット」
伝統的な悲恋の物語を演じることが命題であったのだが、その時にリンクにいたのは、とても生半可に主人公「ロミオ」を投影できるような羽生の姿ではなかった。
喜怒哀楽に還元できる感情という言葉を寄せ付けない、理性を退けてリンクの上で表現をするということ自体を揺るがすようなスケーターがいた。
序盤から4回転ジャンプ、トリプルアクセルと順調に流れていくまでは、その他のスケーターを見る目と同じような視線がスタンドから注がれていたと思う。
一変したのは後半に向かう途中のステップから。そこで羽生は突如うずくまるように倒れた。
スケート靴が氷のくぼみにはまるというアクシデント。体勢を立て直して即座に滑り始めたが、「ロミオ」を演じてきた1人の日本人の若者がそこから豹変したように感じた。
体力的にきつく、スピード感、躍動感が失われるのが定石のはずの後半なのに、激しく肉体をむち打つようにしならせ、ジャンプを次々決め、肉体の限界をさらけ出すように乗り込んでいった。
「嘘としか思えない驚きの瞬間」だった
そして、吠えた。
最後の見せ場となるコレオシークエンスに入る直前、なぜか理由はわからないが、羽生は吠えた。
悲恋の物語の象徴と言うにはあまりにも異質な雄たけびをとどろかせるように。その瞬間、観客席からは顔、口の細かな動きまでは見えないはずなのに、一瞬の静寂の後、会場の熱気が急騰した。
南仏の陽気さが生む「熱」とは異なる、羽生の動きが生み出し、波及させた「熱」が会場を覆った。それも突如に。そんな瞬間はそれ以降の大会では感じたことがない。
映画批評家にして、傑出したスポーツ批評も行う元東大総長の蓮実重彦氏は、著書『スポーツ批評宣言』の中で、こう記す。
「スポーツには、嘘としか思えない驚きの瞬間が訪れる。また、人はその驚きを求めて、スポーツを見る。文化として始まったものが野蛮さにあられもなく席巻される瞬間を楽しむのです」
「不意に文化を蹂躙する野蛮なパフォーマンスを演じること。それを、運動することの『知性』と呼ぶことにしましょう。(中略)それを周囲に組織する能力を、運動することの『想像力』と呼ぶことにしましょう。
『知性』と『想像力』とは1つになったとき、そこには動くことの『美しさ』が顕現します」
羽生の演技が終わり即座に考え込んだ。
興奮と、驚嘆と、畏怖と。感情の波打ちに揺さぶられながら、この文章のことがよぎった。
今のは動くということをあられもなくさらしてみせた滑りだったのでは。
だから美しかったのではないか。それが1つの結論だった。スポーツを見ていて、嘘としか思えない瞬間を生み出せる逸材に出会った時間だったのだと。
そう思ってから3年あまりが経った。
その間に羽生は日本一になり、そして世界一になるまで一気に駆け上がった。
本人いわく「自分の気持ちをフルに出していくようなプログラム」で全身全霊を捧げて滑りきり、頂点に君臨するまでになった。
ただ、個人的にはあのニースの演技を超える瞬間には出会っていない。もちろん、成績という点数からみれば「それ以上」の演技はあまたあったのだが。
羽生が目指す競技と学問の高度な両立
羽生はとてもスマートだ。早稲田大学の通信制に通い、「予想以上に大変」な生活をトロントで続けている。競技との両立は大変だが、決して弱音は吐かず、睡眠時間わずか2時間で何日も生活し、きちんと課題をこなした時期もあった。
心理学や統計学、数学に関心を置き、人間科学からフィギュアスケートの技術や表現力の向上を視座している。
自らの肉体の動きをどう競技に沿わせ、最大出力を発揮できるかということにアプローチしているのだと思う。
だが、そのような「頭」からの手法にのめり込むのも、自分の制御の利かない動きを見せた肉体についての体験が基になっているのではないか。そう推測している。
ジャンプの回転数や、さまざまな曲調にシンクロさせる才覚は、フィギュアの魅力である。
一方で、体の中でも特別に扱いづらい脚という部位に厚さ数ミリのブレードをつけた靴を履き、脚以外の体全身を預ける行為もまた、魅力の1つだと思う。
制御しようとする心身に、突然どうしようもなく信じられないような動きをする瞬間が訪れる。
それは何かしらを表現し、それが得点化されるという客観性に支えられるスポーツだからこそ、深い印象と興奮と驚きを見ている者に与える。そして、それができる選手が羽生結弦なのだ。
今季はフリーに「和」をテーマにした安倍晴明を演じるプログラムを持ってきた。僕が見たいのは、確固とした物語がある演技を見せながらも、そこから逸脱してしまう、「動き」が「動き」だけで成立してしまうような時間。
勧善懲悪というストーリーを忘れさせるような驚嘆の時間だ。いつニースの再来が訪れるのか。予想できないからこそ、羽生を見続ける楽しみはある。
https://toyokeizai.net/articles/-/94249?page=3
引用元
先日、香港のFanyuが紹介していたキーホルダー!インドネシアでも🇮🇩
WAIT?! Sekkisei Indonesia 👀
— ranmy | ラン (@youranmy) 2024年5月8日
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日本もそろそろでしょうか?
(*≧∀≦*)