年が明けてしばらく経ちましたが、12月の閑話休題です。
年末年始は一人になれる時間が捻出できなくて、記事が書けません。
仕事ではないので、無理をしないで自分のペースで書いています。
2022年12月のテーマ
「クリスマスにはクリスティーを!」
でおすすめしてまいりました。
どの作品も三回以上は読んでいる、お気に入りになります。
それでも私の好きなクリスティー作品のベストテンには入らないので、微妙な位置づけになってしまい、これまでおすすめ作品に挙がっていなかったものたちです。
クリスティー作品にはお気に入りがたくさんあるので、ベストテン入りする作品はもう、「最愛の作品」になってしまうのではないかと思います。(それでも10作品に絞り切れないのであえて真剣に考えてみてはおりません。意気地なしでございます。)
さて、前回の記事で、"戦争の暗い影を感じるクリスティー作品を他に思いつかない"と書きましたが、後で思い出した作品があったので、ちょっと言及させていただきたいと思います。
「満潮に乗って」は戦後のお話であるのに、戦争の"暗い影"を絶えず感じる作品という感じなのですが、戦争真っただ中のお話として印象深いのがトミー&タペンスシリーズの長編第二作目「NかMか」です。
主人公のトミーとタペンスは10代の頃に第一次世界大戦を経験しており、トミーは兵士として出兵し、タペンスは将軍の運転手として活躍したという経歴の持ち主です。
「NかMか」は第二次世界大戦中のお話で、二人はすでに中年に差し掛かり、子供たちが兵士として出兵しています。
トミー&タペンスシリーズはスパイ・スリラー物になり、主人公の二人はとても活動的で、「NかMか」では国内に潜入した敵国のスパイを見つけ出すというミッションに取り組みます。
私はこのお話が大大大好きで(ベストテン入りさせたい)、いずれちゃんと記事に書きたいと思っていますので、内容についてはもう言及しませんが、「満潮に乗って」とは違いズバリ戦時中のイギリス国内のお話なので、一般市民がどのように暮らしていたのかが垣間見える作品だと思っています。
それでも「NかMか」よりも「満潮に乗って」の方が戦争が人々の心に及ぼす影響について考えさせられる作品であることに変わりありません。
今回二つの作品を比較して考えてみて、嵐の渦中にある時はみな目の前のことに必死で、それなりに自分にできることを見つけたりやりがいを持ったりすることもできるけれど、嵐の過ぎ去った後には大きな変化があり、あの嵐は人の心にこんなにも影響を及ぼしていたのかと実感するのかもしれないと感じました。
そして、何とはなしに"戦争"を"コロナ禍"に置き換えて考えてしまう自分がいます。
願わくは、トミーとタペンスのようにどんな困難にも前向きに、そして行動的に立ち向かっていけるように頑張りたいなと思います。
(トミーとタペンスの別作品について書いた記事はこちら↓どんなキャラかご興味ある方はどうぞ。)
では、1月のテーマといきましょう。
年末年始、映画などの映像作品を観ることが多かったので、すっかり思考がそっちに行ってしまい…昨年11月にやったばかりにもかかわらず、また映像作品のおすすめをしようかと思います。
2023年1月のテーマ
「観てほしい!海外アニメ」
でおすすめしたいと思います。
海外アニメといってもディズニー映画みたいな超メジャーどころではございません。
ご興味ありましたら覗いていただけると幸いです。(*^▽^*)