さて、七月の「閑話休題」です。

 

2019年7月のテーマ

「夏休み直前!子どもと一緒に読みたい児童書」

でおすすめしてまいりました。

 

昨年に続き、今回もなんだかんだ考えましたが、小学校低学年向けの本ばかりになってしまいました。

テーマに「子どもと一緒に読みたい」と入れてしまっているので、読み聞かせなどして一緒に本を読む年頃のお子さまが対象年齢となっている本を選んでいると、自然とそうなってしまうのです。

 

けれども、図書館や書店の児童書コーナーには、絵本ではなく、挿絵とボリュームたっぷりの文章からなる本がたくさん置いてありますし、世界の名作文学から、社会や化学についての知識を得られる本、いろんな職業を紹介して未来への視野を広げてくれる本、偉人たちの伝記など多種多様な本がそろっています。

その中には、児童書と言いつつも大人が読んでガチで面白いとうなってしまう本も多数あるのです。

 

分かりやすいところで行くと、「ハリー・ポッター」シリーズや、テレビドラマ化・アニメ化もされた「精霊の守り人」シリーズなどは児童文学のジャンルに分類されています。

私が以前に別のテーマの際にご紹介した本の中の、「魔女がいっぱい」「魔使いの弟子」「魔女グリマルキン」「太陽の戦士」「海底二万海里」などは児童文学の棚に置いてあるものです。

こうしてあげるとファンタジー作品が多い気がしますが、「太陽の戦士」などは少年が主人公の歴史小説です。

児童書に分類される本の基準の一つとして『子供が共感できるか』ということがあると思うので、主人公が少年少女な作品は児童書に分類されやすいのかなとは思います。

 

では、主人公が子供の作品は大人が読んで面白くないかというと、そういうわけではありません。

主人公は成長して大人へと近づいていきますし、他の登場人物にはいろんなタイプの大人が登場する作品も少なくありません。

主人公目線で物語を追いつつも、周りの大人の考え方や生き方にも共感できたり考えさせられたり…大人目線で読むことの楽しさというものがあります。

 

子供の頃読んだ本を、大人になってからもう一度読んでみたら再発見があった。

子供の頃は思いもしなかった奥深いお話でびっくりした。

 

ということはあるでしょう。

けれどもそれとは別に、

 

大人になって初めて出会った児童書に、はまった!、感激した!

 

ということもあります。

たまには自分のために児童書コーナーを散策してみませんか?

意外と嬉しい驚きがあるものですよ。

 

さて、次回は

 

2019年8月のテーマ

「ぞっとした本」

 

でおすすめしたいと思います。

夏はお化け屋敷やホラー映画など、ぞーっとすることで涼しさを感じようとする風習が日本にはあります。

私自身はお化けもホラーも大の苦手。

よって、ホラー小説は全くと言っていいほど読みません。

そんなんで、「ぞっとした本」ってどういうこと?と思われる方もいらっしゃると思います。

が、あくまで私がぞっとした本なので、そこのところはツッコミご容赦願います。

ご興味を持っていただけましたら、読んでいただければと思います。(*^▽^*)