オッサン一本道
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

富士ゼロックススーパーカップ

土曜日は、柏レイソルとFC東京が
「富士ゼロックススーパーカップ」を戦った。
このカップ戦は、イングランドの「コミュニティシールド」
(プレミアリーグチャンピオンとFAカップチャンピオンによる対戦)
の日本版ともいえるもので、
J1チャンピオンの柏と天皇杯チャンピオンの東京との対戦となった。
ゼロックス杯はJリーグの幕開けを告げる合図のようなもので、
「ああ、もう開幕の季節かー」と思うわけだ。

それにしてもこのゼロックス杯、
J1で優勝するか天皇杯で優勝するかのどちらかの条件を満たさないと
出られないという、何ともスゴイ大会である。
これに出られるということは大変な名誉なのだ。
我が東京がその名誉の当事者となったこと・・・純粋に嬉しい。
勝てばもっとよかったかもしれないが・・・。

このカップ戦の対戦の構図は大体以下のようなイメージだ。
「J1チャンピオンに天皇杯チャンピオンが挑む」
つまり、今年は東京が柏に挑んだ形である。
シーズン直前に、昨年のリーグチャンピオンとほぼベストな状態で
戦えるというのは、これはなかなかありがたいことだ。
しかも、勝って賞金3千万円、負けても2千万円。
賞金もさほどの大差はない。
したがって、大事なのは勝ち負けよりも「本番(リーグ戦やACL)」
を今後戦う上での課題を見つけることである。

だから、東京は勝つことよりも自分たちの戦い方にこだわった。
しかし、柏はあくまでも勝つことにこだわった。

両チームの意図が異なるのは当然といえる。
東京は今年からポポヴィッチ新監督の下、多くの新戦力と共に
2年ぶりのJ1を戦う。
かたや柏は、監督も変わらずメンバーも殆ど変わらずに、
ディフェンディングチャンピオンとして今シーズンを戦う。
東京と柏のどちらが「勝負」「結果」にこだわらねばならないかは
一目瞭然だ。
今年、柏は骨の折れる一年を過ごすことになるだろうな・・・。

東京の方は、ポポ監督が早速オモシロいことをしようとしている。
ゼロックス杯で少し脚を傷めたルーカスと梶山を、
火曜日のACLブリスベン戦の遠征メンバーから外すことにした。
ルーカスも梶山も「試合に出ろ」と言えばほぼ問題なくこなせるはず。
でも休ませることにした。
ほぼ間違いなく、来週末のJ1開幕に向けての「ターンオーバー」だ。

東京というチームの13年余りの歴史の中で、
これほど割り切ってターンオーバーをやる監督はいなかった。
どれだけファンから不評を買っても、連戦中にもかかわらず
カテゴリーが3つも4つも下の相手に対してベストメンバーで臨んだ
大熊監督には100回逆立ちしても思い立たなかったであろう。
ポポ監督、なかなか興味深い。

今シーズンが楽しみになってきた。

新スポンサー:すき家

あの「すき家」がFC東京の新スポンサーになった。
正確には「株式会社ゼンショー すき家カンパニー」ということになるが、
このように全国規模の有名な会社がスポンサーになるというのは
結構久しぶりな気がする。
もちろん、昨年は東京都民銀行のスポンサードが決まったりしたが、
都民銀行はあくまでも東京ローカル企業という位置付けなので、
印象としては、「もしもしホットライン」以来の全国規模となろうか。

まるでそのニュースを待っていたかのようなタイミングで
名古屋方面のすき家のバイトがツイッター上で牛丼にゲロ混入告白事件。
その後ゼンショー側の調査の結果、当人は当日勤務に入ってなかったため
ガセツイートであったことが判明したそうだが、飲食産業でこの手の悪ふざけは
風評被害の煽動行為以外の何でもない。
会社側としても徹底的にしかるべき措置をとるべきだと思う。

まあ、こういったニュースを見て、つくづく今回の新スポンサーが
全国規模の会社であることを改めて感じた次第である。

ただ、確かにすき家の店員は正直褒められたものではない。
今般の出店攻勢により大量のアルバイト店員採用が必要となる一方で、
牛丼の安値提供によりコストカットが必要となる。
必然的にカットする先は「従業員への教育・研修」となる。
マナーもモラルも欠如したそこいらの若輩バイターを雇った後、
ろくに研修もせずに客前に出せば一体どうなるか・・・
私なんかからすれば、我が社がもし同じようなことをやったとしたら・・・
と想像するのも恐ろしいが、現にすき家はそれを全国規模でやっているはす。

このご時世に、自分が応援するチームのスポンサーになってくれる会社は
本当に貴重な存在だと思うが、だからこそ、ちゃんとしてほしいと思う。
従業員教育をないがしろにして顧客を粗末にする会社が長続きすることは
まずあり得ないのだ。

「セブン」

「セブン」というアメリカ映画がある(あった)。
1995年製作だから、けっこう古い映画だ。
何を隠そう、私がツマと独身時代にデートの際に観に行った初めての映画。
いきなりエグい映画を観に行ったものだが、観た後で
「結局どういう意味だったの?」
と質問されたぐらいだから、ツマにはこの映画の意味が理解出来なかったようだ。

出演者もなかなかシブく豪華だった。
・若かりし頃のブラッド・ピット
・味のある演技に定評のある名優モーガン・フリーマン
(この映画の後、「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー助演男優賞を獲得)
・異常な狂気を低く抑えた演技の中にしまい込む好演を魅せたケヴィン・スペイシー
(この映画の後、「アメリカン・ビューティー」でアカデミー主演男優賞を獲得)
・若く美しいグウィネス・パルトロー
(この映画の後、「恋に落ちたシェークスピア」でアカデミー主演女優賞を獲得)

こうして見ると、主演級の出演者の4人の中で唯一アカデミー賞を獲ってないのは
ブラピだけか・・・と、不思議なようで、さもありなん的な印象を覚える。
ああいうタイプが最も権威的な賞から縁遠いのは誰しもわかっている。

そんなわけで、久々に「セブン」をテレビ放映で観た。


内容や講評をダラダラ書く必要もないぐらいに知る人は知ってる映画なので、
端的な感想だけにするが、とにかく最初から最後まで希望感のない作品。
特にクライマックスからエンディングまでの約数分間の救いようのなさは
映画史上に残るといっても言い過ぎではない。
欧米において、宗教が絡む作品というのはあまり明るいものはない。
それは、宗教というものが自分たちの生活に限りなく密接に関わる存在故に
「リアリティ」というか「シャレにならない感」がハンパないからだろうか。

観るたびにどんよりとしたイヤな気分にさせられる。
そんな気分にさせられることがわかっていながら、また観たくなる。
これぞ名作映画たる所以。

「セブン」はまぎれもない名作だ。

ルーニーの「問題発言」について

ウェイン・ルーニーというサッカー選手がいる。
イングランド代表で、名門マンチェスターユナイテッド所属のスーパースターだ。
その彼がツイッターで
「アメフトをフットボールと呼ぶ気が知れない」
「歌や踊りのイベント以外は退屈で仕方がない」
と言ったそうだ。

たびたびトラブルを起こし、素行の面で問題があると言われている彼だが、
この発言も問題視されているらしい。
だが、フットボール(サッカー)の母国に生まれ育ち、
それを生業としている彼にとって、
脚をほとんど使わず手ばっかり使うアメフトのことをフットボールと呼ぶなど
論外としかいいようがなかったのであろう。

フットボール(サッカー)ファンの一人として、彼の発言に全面的に賛同する。

亀井静香

亀井静香というオッサンがいる。
郵政民営化反対などろくでもない政策(政策というのも憚られる)を繰り出し、
それを通すためなら右にでも左にでも平気で行ける主義主張レスの屑だ。
あちこちの政党にちょっかいを出しては政界を混乱させ、
そこに自らの存在意義を作ろうとする。
日本にとって有意義なことは断じてしようとしない「反日野郎」だ。
早速石原新党を巡ってドブネズミのようにチョロチョロ動き回って
慎太郎の苛立ちを買っている。

世間では小沢が何かと話題になるが、この亀井の野郎も十二分に
「日本政界の老害」だろう。
あの栄養十二分の台形顔を見るだけも虫唾が走る。
早々に日本国民の前から消え失せてほしい。

新体制発表

FC東京も1/28にやっと2012年初練習&新体制発表を行った。
元日まで試合をこなしたチームの運命というべきか、
どうしてもその分だけ始動が後倒しになりがちである。
ここからわずか一ヶ月足らずでチームをある程度まで
熟成しなければならない。
むしろファンの方が「大丈夫だろうか・・・」と心配したくなるが、
チームや選手の方は自己管理出来ていて大丈夫なんだろうか・・・

そんなわけで、本日から東京の新年度がスタートした。
夜から小平で開催された新体制発表会では、
新監督&新加入選手の紹介や、今年の東京のスローガン発表もあった。

今年のスローガンは、
「C.O.A Football」(コア フットボール)
らしい。
意味は、
Collective(コレクティブ):組織的
Offensive(オフェンシブ):攻撃的
Attractive(アトラクティブ):魅力的
の頭文字を取ったもの。
(それに加えて、「首都東京」つまり「日本のコア」であるという
意味もかけているとのこと)
上の3か条はポポビッチ監督が理想として掲げるフットボールのスタイルだ。
ポポビッチはかつてオシム監督の下でプレーした経験を持ち、
非常に彼のことを尊敬しているとのこと。
当然オシムスタイルを目指すことだろう。

最初にオシム千葉を見た時、開いた口が塞がらなかった記憶がある。
千葉が攻撃に入った時、ボールを持つ味方を追ってフォローする選手が
後から後からどんどん湧いて出てくる。
気づけばあっという間に東京のバイタルエリアが千葉だらけになっていた。
数的優位とはまさにこのことだと思った。
あのスタイルを我が東京が身につけたとしたら、まさに感無量だ・・・

これからキャンプもあり、選手たちは相当キツい思いをすることだろう。
期間も短いので、集中して頑張ってほしいものだ。

ただ正直、今年の東京にノルマとして求めるものは「残留。出来れば中位以上」
である。いきなり高望みをするつもりなどない。
天皇杯を獲ってACLにまで出る「ハメ」になってしまったが、
立ち位置としてはあくまでもチャレンジャーだ。
この一年はしっかりと地力を蓄える年になればいいと思っている。

ほぼ万全の補強

今野の移籍が正式に発表された。
その穴は当然埋めなければならないが、もちろん穴はそこだけではない。

長友がイタリアへ移籍して以降、左サイドバックは東京にとっての大きな穴。
このポジションを中村北斗や椋原健太が代わる代わる担当してきたが、
いずれも東京ファンを満足させるに足る働きまでは至っていない。
※北斗は力強いドリブルが魅力だが、守備とクロスが今一つ。
 椋原は粘り強い守備が武器だが、攻撃力とクロスが今一つ。

更に言えば、FWも力不足の感が否めない。
ロベルト・セザーはココイチで貴重なゴールを決めてくれる選手だが、
100%決めねばならないGKとの一対一を簡単にハズすことがしょっちゅうで、
ある意味「東京化」が進行してしまっている。

そしてボランチだ。
現在は梶山&高橋で踏ん張っているが、梶山は早い段階での海外移籍を
希望しており、今季の間に東京を去る可能性もなくはない。
ナンダカンダ言いながら、このチームは梶山に頼ってきた部分があり、
その張本人が急にいなくなってしまうとそれなりに大変なことになる。

課題山積みの補強を果たしてどこまで出来るのか・・・
J1に戻っただけではなく、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)という
「未知の領域」に足を踏み入れようとしている東京にとっては、
「穴があっては戦にならず、穴を埋めてもまだ不安」
という状況であったと思う。
それらの不安を、東京の強化部は払拭してみせた。


まず今野の穴はジュビロ磐田から加入の加賀が埋める。
今野とはタイプも異なるし、完全な穴埋めは難しいはずだが、
それでもスピードを生かした激しい守備は今から楽しみだ。
加えてU-22韓国代表のチャン・ヒョンスと明治大学から丸山と、
即戦力に近い補強が出来た。

次に左サイドバックは、清水エスパルスから本日付で加入した太田。
浦和と競合してのオファーとなった初回は東京・浦和共に断られたものの、
飽くなきチャレンジということで二度目のオファーの末、獲得。
太田の獲得については東京ファンもうれしい報せだったはず。
サイドバックは丸山も出来なくはないため、層が厚くなった。

そしてFWは、横浜マリノスから渡邉千真が加入。
赤嶺以来の「ワンタッチゴーラー」として、決定力に期待がかかる。
そして、ヴェルディユース育ちの「生粋のヴェルディっ子」である河野。
戦力外等の理由以外でFC東京とヴェルディとの間で直接移籍が成立したのは
これが初めて。まさに「禁断の移籍」である。
仇敵に引き抜かれるヴェルディファンは当然ながら、受け入れ側の
東京のファンにとっても河野の移籍は複雑な気持ちにさせられたようだが、
それを言っていてはプロは成り立たない。
とはいえ、受け入れる側もある程度は河野の気持ちを察した上で
東京でフレッシュな気持ちでやっていけるようにしてやりたいものだ。
浦和レッズユースから中央大学を経て入団した林にも頑張ってほしい。
欲を言えば、超絶決定力のある外国人FWが欲しいところだが、
そこまで欲張るのは罪深いというものだろう・・・

ボランチは渡邉と共に横浜マリノスから加入した長谷川アーリアジャスール
がどこまで東京にフィットしてくれるかが気になるところだ。
非常にいい選手であることは横浜ファンから伝え聞いているので、
慣れればまず問題ないとは思うが、「梶山の後がま」と意識し過ぎると
チームにとっても本人にとっても良くないかもしれない。
そこはポポヴィッチ新監督の手腕に期待したい。
私としてはJFAアカデミー福島が生んだ唯一の至宝であり、
「生粋の東京ファン」でもある幸野に期待したいのだが・・・。
大分にレンタル移籍して修行を積んで帰ってきただろうから
ぜひ東京でもレギュラー目指してほしい。
更にユースから昇格した橋本。ケガがちなのでじっくり治しながら
つくり上げていってもらいたい。

なるべくお金を掛けずにこれほどの狙い通りの補強が出来たチームは
そうそうないと思う。
昨季に引き続き今季もまた移籍市場の荒くれ者として、他のチームの
羨望と妬みと恨みを一手に引き受けている。
これだけの補強が出来たわけだから、今野の移籍も霞みがちになる。
失ったものと得たものを秤に掛けた時、得たものが大きければ、
失った辛さや悲しみは格段に薄れる。
東京の強化部門はまさに、今野を失うことによるファンの喪失感を
次から次へと押し寄せる「祭」で埋め切った。
立石鏡花部長は本当にいい仕事をしてくれている。
ファンの目線に立ち、不断の努力を欠かさない阿久根社長とは
絶妙のコンビといえるだろう。

多少の時間はかかるだろうが、東京は更に強くなっていく予感がする。
シーズンが始まる前ぐらいは夢見てもいいよね・・・(汗

平清盛とTarkus(タルカス)

NHK大河ドラマは視ない。
ムスコの介入(TVを視ているとアニメや鉄道のDVDを視せろと邪魔してくる)
によってTV自体を落ち着いて視る時間を取るのが困難ということもあるが、
それ以上に、長続きしない自分の性分では、とてもじゃないが
一年間もの長丁場を毎週追いかけることは出来ないというのが要因。

しかし、今回の平清盛についてちょっと気になる情報を知った。
この番組の音楽プロデューサーが吉松隆氏であるということだ。

吉松氏については以前ここでも「TARKUS ~タルカス~」として書いた。
私が好きなEL&Pの曲の中でも最も難解な楽曲「Tarkus(タルカス)」を、
あろうことか「耳コピー」して、オーケストラで演奏したその人。
その吉松氏が、このドラマの番宣にTarkusを使っているらしい。

私は驚いて、その番宣をNHKのサイトで見てみた。
ドラマを1秒も視てないので何ともエラそうなことは言えないが、
やはりというか、ドラマの映像とTarkusの激しい(激し過ぎる)リズムが
若干ミスマッチの感があり、正直な所私としてはちょっと・・・だった。

ただ、この番宣を視る人たちは恐らくそれまでの人生でTarkusを聴いたこと
はないだろうから、むしろあのリズム感にショックを受けた、あるいは
KOされたという人も少なくないようである。

私のように「知り過ぎている」人間には感じられない斬新さや衝撃を
一般の人々が感じ、EL&Pのことを追いかけてみようという人が増えたら
私としてはうれしい。

"Wild Son"

ひたすらに動き続け、走り続けるムスコ。
家でもそうだし、保育園でもそうだ。
例えば服を着替えさせている最中、わずか2秒手を離しただけで
どこかへ走り去っていく。
完全なる鉄砲玉である。
わずか2秒たりとも目も手も離すことが許されない。
安心出来るのは寝ている時だけ。
これでは私もツマも心身共にヘトヘトになる。
今の時期はまだお昼寝をする分助かっている。
しかし、昼寝なしで乗り切ることが出来る日も稀にある。
そういう日は我々も一際クタクタになる。

ムスコはまもなく2歳10ヶ月になる。いわばもうじき3歳だ。
それでこの落ち着きのなさ・・・
何か精神面の病でもあるんじゃないかと冗談抜きで不安になる。

親子間でのやり取り(言葉・行動の両面で)をとにかくもっと
増やすことによって、相手の話を聞く習慣を身につけさせるのも
重要かもしれない。
とにかく今の我がムスコはまだ人間になる前のケモノ同然の状態
にしか見えない。
「進化」についてこさせなければならない。
とにかくどんどん会話をして、「文明社会」の仲間入りをさせるとしよう。

さらば今野。また会おう。

日本代表に今野泰幸というサッカー選手がいる。
彼の現所属はFC東京だが、もう間もなくガンバ大阪へ移籍する。
公式発表はまだ出ていないが、もう決まったも同然の状態なので
とりあえずここで書いてしまってもう彼のことは終わりにしたい。
なので、この先正式発表があってももう私の中では既に処理済みとして
何か書こうというつもりはない。

サッカー選手が新天地を求めるのは当然のことと理解している。
刈る(獲る)場合もあれば、刈られる(獲られる)場合もある。
FC東京の場合、比較的人気のあるチームだし、
財政上もさほど困っている部類ではないこともあり、
どうしても刈ることの方が多い。
しかし、稀に刈られることもある。
それが今回の今野だ。

私としてはどうでもいいことだと思っている。
しかし、ツマがどうしようもなく怒り狂っている。
移籍先がガンバ大阪ということもあるだろう。
ツマは関西のことが大嫌いである上に、ガンバはこれまでも
ちょくちょく東京から選手を刈り取ってきた。
(因みに、東京が刈られた数少ない例は全て相手がガンバである)
ツマからすれば
「またかよ!ザケんじゃねえぞ!殺すぞ関西人!」
といったところである。

ただ、今回の場合はそれだけではない。
最も大きな怒りの要因は、今野そのものにある。
昨年末に近づき、東京のJ1昇格がほぼ目前に近づいたあたりから、
性懲りもなくガンバがまた今野を狙っているというニュースが流れ始めた。
そしてその頃から、今野の東京での態度が豹変してきた。
奥歯に物が詰まったようなキレの悪い話し方。
余所余所しい態度。
「俺はもうお前に興味はない。もう見ないでくれ。話しかけないでくれ。
俺のことを嫌ってくれ!」
という意思を全身全霊を込めて示していた。
「ああ、あのニュースは本当なんだな」と誰もが悟ったはずだ。

彼は本当に要領が悪く、且つ世間知らずなんだな・・・と思う。
もっとスマートに、東京の、特に彼を支持しているファンの気持ちを
傷めつけることなく去り際を飾ることは出来なかったのだろうか・・・。
出来ないんだろうな・・・今野には。
J2でプレーした1年を消し去りたいととられかねない発言もあったようだ。
これまでもしばしば他人の気持ちを考えない身勝手な発言をしてきた今野。
もはや彼の多少のコメントではビクともしない我々も、
「所属してきたチームを最後の最後で貶め、穢して去っていくような
クズだったとは・・・」と、驚きを禁じ得ない。
彼が東京に所属した年数は8年間だ。これは最長所属年数の部類に入る。
それほどの期間所属して、それでこの去り際・・・。
彼はこの8年間、このチームでただ単にサッカーをやってただけだ。
自分が所属するチームとそれを取り巻く環境、ファンの気質などを知り、
愛着を感じることは、選手として重要だし、役に立つことだと私は思う。
しかし、彼はサッカーしかやってこなかった。
それ以外の人生の糧となりそうな積み上げは何らしなかった。
悪い意味で単なる「職人さん」だった。
今野がいつまでたっても「東京の一員」ではなく「お客さん」のようにしか
思えなかったのも今になってわかる気がする。

今野にとって、J2でプレーした「屈辱の記録」は残り続けるだろう。
しかしツマは、今野という人間的に劣る選手が東京にいた「負の記憶」を
東京ファンは早々に削除するべきだと言い張って聞かない。
ツマの怒りはホンモノのようだ。

改めて思う。
人前で姿を晒しながらファン相手の商売をしている人は、
例えアイドルであろうとスポーツ選手であろうと、ファンを喜ばせないと
いけない。
(喜ばせないまでも、最低限怒らせないようにせねばならない)

とにもかくにも、これでややこしい存在が一人いなくなったことは
一東京ファンとしては喜ばしい。
併せて一東京ファンとして思う。
そろそろ東京もガンバの主力選手にオファーしてみてはいかがかな・・・と。
いや、カネをかけてまで買いたいと思わせてくれるような選手がいないことは
わかってるんだけどね(笑)。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>