今回はお客様向けの内容というより、どちらかと言えばおっさんの皆さん向けを想定しています。もちろんお客様にとってもそれなりにご参考になるかもしれませんが、いつも長い文章がさらに長くなることをご了承ください。
おっさんレンタルの類似サービスとして、「幸せのおっさんレンタル」なるものが存在してるようです。内容は名称も含めてほとんど「本家のパクリ」。おっさんの登録費用は無料、もしくはコース別で有料。高いコースでも「本家」の半額ほどで、しかも年一括払いでなく月々払い。
これについて私が先日お会いした美魔おっさんが、非常に興味深くて有益な記事を上げておられます。←(珍しく長ったらしい文章書いちゃって、どうしたのよ?)まずはご一読ください。
私は、「おっさんをレンタルするという文化」がもっと広まってほしいと常日頃考えております。お客様の選択肢がより多くなるという意味において、こういった類似サービスが次々と出ること自体は好ましいと考えますがただし!この「幸せのおっさんレンタル」なるもの、私これ大嫌い!(※リンク貼るのもイヤなので興味ある方は上記の美魔おっさんのブログ参照)
理由は後ほど、また長々と述べます←。
(※腹立つので以後、「パクリサイト」と称します。)
まずは、「本家」おっさんレンタルの西本CEOの立場。
彼はおっさんから登録料を募って、おっさんレンタルというポータルサイトを運営する立場。自身のサイトに登録しに来るはずだったおっさんが、よそのサイトに行ってしまう可能性があり、類似品が出回って(金銭的な)直接の損害を被るのは、他でもない西本CEOです。
【西本CEOによるTwitterコメント】
「最近、類似サービス(思いっきりパクリ)が沢山あります(≧∇≦)皆さんご注意くださいね。」
https://twitter.com/ossanrental/status/925579224148148224
「皆さん!類似サービスです!!お気をつけください!https://t.co/O8mIZeX01r」
西本さんの心中穏やかでないお気持ちは伝わってきますが、具体的に「誰に対して」「何を」注意しろ気をつけろというのか?残念ながら詳細がまったく不明です。
レンタルしようとするお客様に対するメッセージなのか?
西本さんの元で活動してるおっさんに対してか?
あるいはおっさんレンタルに登録しようとするおっさんに対してなのか?
類似サービスを利用するのが「危険」だと言いたいのか?
だとすればその根拠は?
西本さんが運営する「本家」なら安全なのか?…これは残念ながら、「中に居る」私にも自信を持って言い切ることができません。本当に残念なんですけど…。
次に、レンタルを利用するお客様の立場。
これは、どこのどのおっさんを選ぶかはご自由にどうぞ、以上!
…なんですけど、つい先日私のお客様から、
西本さんのおっさんレンタルがサイトリニューアルしたのかと思って、「幸せのおっさんレンタル」のおっさんを申し込んでしまった。よく見たら「おっさんの登録費用は無料」とか書いてあって、お金も払わず西本さんの面接も受けてない怪しいおっさんなんかレンタルしたくない。心配なんだけど、「あちら」のこと何か知ってる?
というご相談レンタルを、先日していただきました。
私は「パクリサイト」に関して何も情報を持っていないので、お答えのしようが無かったのですが、起こり得る事態を早くも目の当たりにしました。「パクリサイト」はおそらく、お客様のこういう「勘違い」を狙っている。
なんかイヤですね。
(※その後「無事にキャンセル」したとのこと)
これは、皆さんそれぞれいろんな考えをお持ちでしょう。
(※ここからが長いよ←)
冒頭で申し上げた通り、同業者が増えること自体は、私は好ましいことだと思っております。
若い人はご存知ないかもしれませんが…、昔は松屋もすき家も無くて、牛丼チェーンは吉野家だけでした。吉野家が牛丼という新しいファストフードの文化を生み出し、後発の松屋とすき家とともに「牛丼を食べる文化」をさらに広めていきました。業者間の熾烈な競争ももちろんありましたが、牛丼を食べる人口も増えました(※具体的な数値データは…、知りません←)。ラーメンやハンバーガーから牛丼に移ってきた人も多くいるはずです。
そうです、「ライバルが増えた」なんて嘆いてないで、「おっさんをレンタルするという文化」を広める努力をすればいい。
私が「パクリサイト」を嫌いな理由、それは美魔おっさんご指摘の通り、ネーミングをはじめパクリがひど過ぎるからです。じゃあ、なぜパクリがダメか?
このサイトが「本家」からパクってるさまざまなフレーズ、
「イケてると勘違い~」
「全力で人を応援~」
など、これらは頭だけで考えられたうわべだけの言葉でなく、おっさんレンタルの西本CEOのレンタル経験から出てきたものです。「パクリサイト」の運営者は女性であるらしく、当然レンタルされた経験なんかないですよね。
類似サービスを始めること自体は自由、勝手にすればいい。だが「本家」のフレーズを丸ごとパクる行為には、言葉を生み出した人とその経験に対するリスペクトが無い。
コカコーラのCMを見て、ペプシコーラを飲む人は居るかもしれない。でもペプシコーラは決して「スカッと爽やか」とは言わない(←これも若い人は知らないかもね)。そういうことを恥ずかしげもなく躊躇せずにおこなう人物に、類似サービスを始めて欲しくない。
私は西本さんの著書「おっさんレンタル」日記のファンです。私はこれを読んでおっさんレンタルを始めたと言っても過言ではありません。私はこれを読んで「西本さんにできるならオレにだってできる」という勘違いをして、それが現在も続いています。
「おっさんレンタル」日記は出版物ですから当然、ライターさんや校正・編集の手を経ており、西本さんひとりだけの文章ではないと思います。しかし、西本さん無しでは絶対に生まれなかった書物。
別の視点からも、問題点を指摘します。
おっさんを10人以上レンタルしたお客様のお話で、どのおっさんもノハゲさんに対抗意識むき出し。
ノハゲさん自身も他のお客様から、ノハゲさんの悪口叩いてるおっさんの話も耳にする。
……お前ら、馬鹿か?
ノハゲさんは随分優しい書き方してるが、レンタル料払って会いに来てくださるお客様があんたの愚痴、他人の悪口を聴いていて楽しいわけないだろ?
あんたのそういう態度がどれだけ「おっさんをレンタルするという文化」の広まりを妨げてるか、分かってるのか?
あんたのライバルはノハゲさんでも他のおっさんでもない、おのれの中に居ることを思い知れ!
どこか別の分野に行かれたほうが、ご活躍できる可能性があると思いますよ。他者との比較でなく、どうか自分が自分であることへの自信を取り戻してください。
(こういうのももしかして「悪口」になるのかな?基本おっさんにはキビシイのでゴメンね。)
たぶんこういうおっさんは、レンタル依頼件数が伸びなくて登録料13万円の元が取れず契約更新を見送り、おっさんレンタルから自然に淘汰されるでしょう。
「13万円という登録料によって、質の悪いおっさんの新規参入が阻止される」
…確かにそういう面もあるとは思います。しかし、上記のリブログで美魔おっさんが指摘してる通り、人によっては「13万円くらい、はした金」であり、あまり有効に機能しない可能性もあります。
西本さんの「本家」おっさんレンタルの登録料13万円の意義は、実は二年目以降にあると私は見ています。二年目以降も13万円払って更新、これは一年目に金銭面も含めたそこそこの実績(お客様の信頼)がなければできないこと。
逆に言えば、結果が出なかったおっさんは更新することなくおっさんレンタルから消えていく…。
私が心配するのは、「本家」でお客様の信頼を得られなかった「クオリティーの低いおっさん」が、登録料無料もしくはより安い登録料をうたってる「パクリサイト」をはじめとした類似サイトで「延命」する事態です。
類似サービスが増えること自体は良い。それが果たして「おっさんをレンタルするという文化」に資するのか?残念ながら疑問が残ります。
単に13万円払えない(払わない)だけのおっさんが集まるサイトに成り下がりはしないか?
「本家」での更新を見送った一部のおっさんが、「パクリサイト」のほうに登録してるとも聞く。今後も出てくるかもしれない。そういうおっさんに一言モノ申す。
「パクリサイト」がどれだけ酷いパクリをしてるかは、身をもって理解してるはず。
いくら登録料が無料あるいは安いからと言って、そんなところにいくおっさん、オレは嫌いだ。
(※だからナニ?と言われれば、それまで。)
更新を見送ったおっさんの中には、単純に本業が忙しくてレンタルに当てる時間が足りず、登録料に見合う活動ができなかった人もいたかもしれない。「惜しまれて」去って行った人もいたかもしれない。
西本CEOの姿勢や対応に失望あるいは疑問を持って去って行ったおっさんもいる、という話も聞いたことがあります。
実は私もこの二年間で、お客様対応や運営上のことについて西本さんに苦言を呈したり、前向きな提言をしたことは一度や二度ではありません。
より効率よく運営できるよう、お客様により安心してレンタルしていただけるよう、おっさんたちからアイデアを募ってみては?こんなことを申し上げたこともあります。
残念ながらほとんどの場合、「ハイ!分かりました!」「検討します!」で終わり…。実際に会って話せば、すごく面白くていい人なんですけどね。
「ほら言わんこっちゃない」みたいな言い方はしたくない。でもやはり、こういう「パクリサイト」の出現は起こるべくして起こった気がします。
西本さんの敵は「パクリサイト」ではなく、もしかしたら西本さんご自身の中にあるのかもしれません。
具体的には、二年目三年目と更新を重ねるおっさんを増やすことが「本家」の存続と発展に繋がると考えます。「本家」の登録料は、年一括払い。今思えばこれも、意外に大きな強みである気がします。
よそは月々払い、つまり気軽に始めていつでもやめられる。果たして歴史を積み重ねていくことができるか、見ものです。
私に思いつくのはこれくらいですけど、他に「パクリサイト」に負けないためのいいアイデア、ございませんかね?
これについては、次のブログ記事で説明いたします。