先日ちょっと夫に用がありメッセージを送ったものの、いつまでたっても
受信済みマークが着かないのでまた田舎にでも行ってるのかと思っていたら
案の定行ってました。
どうやら親戚の年配の女性が亡くなったようです。
享年87歳とのことなので大往生と言っていいと思います。
このおばあちゃん、夫の実母の従妹にあたる方だったと思いますが
夫にとっては第二の母ともいうべき立場にいる人です。
というのも夫の部族というのか夫の母の部族というのか、ちょっと面白い
風習がありまして、夫の母が亡くなり葬式が終わった時に
「母親が亡くなったのでこれから母代わりとなる人物を立てねばならない」
ということで白羽の矢が立ったのがこのおばあちゃんだったんです。
50前後の中年の男に親代わりもなにもいらんだろう、と日本人なら
思ってしまいますが(ますよね?)、ガーナって何かと親の承諾が
必要だったりする出来事があるんですよね。
法的な結婚も親のサインがないと認められないっていうし。
役所に届けないスタイルの「エンゲージ」と呼ばれる昔ながらの
結婚式は双方の親族がずらっと並んでやるしね。
まあとにかく日本のように成人したからなんでも勝手にやる、みたいなのが
認められないこともままあるわけですよ。
だからそういう立場の人が必要になってくるのかなと。
ただ夫の父が亡くなった時に「父親の代わりになる人」を決めたようには
見えなかったので、そこらへんは部族の違いなのか男女の違いなのか
謎です。今度ちゃんと聞いとこう。
ついでにこの第二のお母さんが亡くなった後にまた新しく母代わりを
立てるのかも謎です。
でももう周りも似たり寄ったりの年だしいつお迎えきてもおかしくないから
キリがなくね?と思ったことは秘密です。
うちの夫は実の両親が健在だった時も「めんどくせえなあ」って感じで
たまにガーナに帰省する時も顔を見せずに日本にそのまま帰ってくるような
親不孝者でしたが、この第二の母のところは(それと比べれば)
それなりに顔を見せていたように思います。
今もこうやって田舎に戻っているしね。
逆に第二の母の実の息子の方が顔出してねーんじゃねーか?疑惑が
私の中にあります(笑)
まあこんなもんなのかもね。
葬式どうするのー?って聞いたら、イースターの前か後になるんじゃ
ないかなーって感じだって。
今年のイースターは4月半ば過ぎっぽいから多分前かな。
ってことは下手すると2ヶ月超冷凍庫に入れられることになるのか。
アメリカにいる子供も帰ってくるとか来たとか言ってるんだから
さっさとやってしまえばいいのに、とも思うけど、まああっちの葬式は
段取りだけで大変ですからね。
しょうがないといえばしょうがないんでしょう。
義姉達も総動員だろうけど、あっちはこういう時に人手がたくさんあるから
その点は楽ですよね。
私は今度行った時に墓参りに行こうかな。