こちらの話の続きです。
退職する前に事前に両親に報告をしようと決めた私。
すぐに隣県の両親にアポを取り、その週末に実家に帰ることにした。
子供も連れていったので、ゆっくり話せるチャンスは子供達が寝静まったあと。
フリーになったのは22時頃。
早く話さないと父が寝てしまう
本当は両親が揃っているところで切り出したかったけれど、母が「忙しい」と言ってなかなか来てくれないので、先に父に話すことにした。
しかし、父は昔カタギのど真面目な堅物........と思いきや、予想外の行動を取ることがある
今回はどう出てくるのであろうか.......全く読めない
まぁ、十中八九は「甘いっ！」とか「自分の立場わかってんのか？！」って怒られるであろう
でも、決めたんだもん
ちゃんと説明して納得させる！
まずは「退職する」と結論から伝えて、その後、そこまでに至った過程や原因、それから今後の生活について説明しよう
よしっ！言うぞっ！！
深呼吸！(∩ˇωˇ)∩ｽｩ…(⊃ˇωˇ)⊃ﾊｰ
「あのね！」
「ん〜？？」
父、ソファに寝そべりながらスマホをいじっている。
「退職しようと思う！」
父、メガネをクイッと直し、目をしかめてスマホの画面をじーっと見つめた。（老眼か？？）
ピントがちゃんと合って、見たい記事がちゃんと見れたのか、満足そうな顔。
（え.........普通...... 私の話聞いてた？？？）
父、ふとスマホから目を離し、お前いたのか？みたいな顔で
「まぁ、いいんじゃねぇの？」
「へ？」
「いろいろ考えて決めたんだろ？
別に今はいろんな働き方があるし、仕事が1番じゃねぇんだから良いんじゃねぇの」
「あ.......良いのね.......」
猛反対されると思ってたのに......予想外の反応に私はしばらく呆気に取られた。
「あの......一応説明するね.......」
退職の理由や今後のことを力説する準備満タンだったから......せっかくだから説明させて
私がしどろもどろ説明をしている間、父は、もう少しで鼻でもほじり出すんじゃないかと言うくらい、興味なさげに聞いていた
まぁ、認めてくれたからいっか
私の力を信じてくれたと解釈しときます
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