治療法 | 夫と二人で

夫と二人で

食道がんで夫を亡くしました。
闘病中のこと、亡くなるまで、そしてその後の日々を書いています。

段々と病気が長くなると抗がん剤に耐性ができて効かなくなり再発するようになったりします。

その時治療法を自分たちで選択しなければならない時があります。

わが家の場合ですが手術しても大動脈に張り付いたがんが取れなかった。

抗がん剤を術後すぐに始め術後2カ月目に転院して終1回の抗がん剤と毎日の放射線治療30回。

それが5月にすんで5月の終わりに手術をした国立病院に帰り喉の拡張手術をしたら喉に穴を開けられてしまって

1カ月余りの入院。

8月にCT検査をしたら肺に小さいのが2つあるような?ないような?

リンパ節に3つあるようなないような?

その後の検査で大きくなっていることが分かり、治療法を探す。

主治医はオブシーボをしたらと提案してくださったが国立病院では自由診療の治療はできないというので

大阪市内のクリニックを紹介される。

その先生は週に一度国立大学医学部に樹状細胞免疫療法の講義をしている先生で

オブシーボの副作用がまだよく分からない状態でするのは嫌だと言う夫の意向を汲んで樹状細胞免疫療法を勧めた。

オプシーボは当時年間3500万もしたので、夫はそれも考えたのかもしれません。

私としたら直るものならあるだけのお金は使ってもいいと考えていたのですが何年かかるかもわからないので

躊躇したのも無理はありません。

この時1回目の治療法の分かれ道だと言えます。

それで樹状細胞免疫療法と温熱療法と言うのを選択しました。

それと同時に国立大学病院からts1と言う飲む抗がん剤を服用するようになりました。

https://www.gan-info.jp/dendritic/therapy/about/

https://www.meiwa-hospital.com/clinic/hyperthermia.html

 

初診の日に決めて採血したのですが請求書見てびっくり!

128万円だったかな?結局2カ月で200万ほどかかりました。

それがワンクールで終わって1か月後CT検査をしたら、肺の小さな癌とリンパ節にできていた3つのうち2つなくなっていました。

面白いのは先生たちは国立大学の先生は抗がん剤が効いたといい、そのクリニックの先生は免疫療法が効いたと言っていました。

でも結局残った一つが倍くらい大きくなっていました。

眠くなってきたので続きはまた明日書きます。