新年明けましておめでとうございます。
今日から営業開始で初仕事は婦人服の仮縫いでした。
新年早々遠方からご足労感謝いたします、
おそらく出来具合を楽しみにして下さっていたのだろうと思います。
話しは変りますが今年の2月の中頃から2週間程
英国へ視察と服に関しての材料収集に行きたいと思っています。
主にジャケットやコート等の重衣料は様々なスタイルと伝統がありますから
今から楽しみです。
今年はそのような事も元にして新たなオーダーを模索し
皆様のご希望に答えられるよう頑張って行きたいですね。
日程は決まり次第掲載いたしますがその間も店は営業しております。
それでは今年も宜しくお願い致します。
近頃ビンテージ生地について複数の方から相次いでお問い合わせがあり
以前よりビンテージ生地の良さの認識が高まって来たように思えます。
お問い合わせ内容は生地の銘柄や素材、価格、色柄など
様々です、やはり無地か無地に近いベーシック的な色柄と
目付けの良いしっかりとした素材の生地から出て行きます、
まだ300枚以上在庫は有りますが特に上記のような生地をお探しの方は早い目にご覧下さることをお勧めします。
また銘柄として代表的なのが、素材の質、量、目付けの高さにより最高の質感と
耐久性を誇ったドーメルのトニックは当店でも在庫は少なくなりました。
同じくドーメルでチェビオットツイード系のスポーテックスも
非常に良質の質感と適度な重さがありコートなどには抜群の相性でしたが
これは残念ながら在庫は無くなりました、しかしポーターハディング
のソロンプルーフと言う平織りで素材が非常に似ているチェビオットツイードが出ています。
この生地はおそらくビンテージが織られていた時代のドブクロス織機を
使って織られた生地でしょう、現在に於いてこのような生地が出てくるとは驚きましたが
スポーテックスをお探しの方はこのソロンプルーフがお勧めです。
スーツ地も無地の物で紺やグレー系の無地に近い物から出て行きます、
一般的には割とはっきりしたチョークストライプやペンシルストライプは何故か敬遠されがち
ですが、お好みの方はまだ多数ありますのでお勧めです。
15年以上前のビンテージと言われている生地は現在織られている生地よりも
厚めなのでその分源毛を沢山使っています、また寒い冬のジャケット等には生地の肉厚の分
で防寒性を高め、コートを敬遠される方には特にお勧めですね。
また柔らかい芯地に手縫いの仕立て法を用いるとドレープの有るシルエットに張りが出ます。
以前よりビンテージ生地の良さの認識が高まって来たように思えます。
お問い合わせ内容は生地の銘柄や素材、価格、色柄など
様々です、やはり無地か無地に近いベーシック的な色柄と
目付けの良いしっかりとした素材の生地から出て行きます、
まだ300枚以上在庫は有りますが特に上記のような生地をお探しの方は早い目にご覧下さることをお勧めします。
また銘柄として代表的なのが、素材の質、量、目付けの高さにより最高の質感と
耐久性を誇ったドーメルのトニックは当店でも在庫は少なくなりました。
同じくドーメルでチェビオットツイード系のスポーテックスも
非常に良質の質感と適度な重さがありコートなどには抜群の相性でしたが
これは残念ながら在庫は無くなりました、しかしポーターハディング
のソロンプルーフと言う平織りで素材が非常に似ているチェビオットツイードが出ています。
この生地はおそらくビンテージが織られていた時代のドブクロス織機を
使って織られた生地でしょう、現在に於いてこのような生地が出てくるとは驚きましたが
スポーテックスをお探しの方はこのソロンプルーフがお勧めです。
スーツ地も無地の物で紺やグレー系の無地に近い物から出て行きます、
一般的には割とはっきりしたチョークストライプやペンシルストライプは何故か敬遠されがち
ですが、お好みの方はまだ多数ありますのでお勧めです。
15年以上前のビンテージと言われている生地は現在織られている生地よりも
厚めなのでその分源毛を沢山使っています、また寒い冬のジャケット等には生地の肉厚の分
で防寒性を高め、コートを敬遠される方には特にお勧めですね。
また柔らかい芯地に手縫いの仕立て法を用いるとドレープの有るシルエットに張りが出ます。
最近同業の方と東京でお話をする機会がありました。
普段は仲の良い友人という感じですが、色々話していく内に仕事の話もします。
その時の話では、以前から我々の仕事は一人のお客様と沢山コミュニケーションを取ります、
お話を聞くことによりお客様のお好みや着る場所等がある程度が把握出来ますので
それに合わせて生地やそれに付随する商品をご提供することが出来ます。
しかし同業の方の話では最近の消費者の方はお好みが掴めない内に
店を次々と変えられるから仕入れの商品が定まらなくてどのような商品を
仕入れたら良いのか分からないと言っていました。
(このような問題は当店にも抱えております)
近頃東京では次々と新しいテーラーやオーダースーツ屋等がオープンし
メディアや雑誌の情報も沢山ありますから気移りするのは当然と思います、
それと同時に我々にも正確な情報をお伝えする責任があります。
また気に入ったお店が見つかれば有る程度はそこでお付き合いされる方が
お互いにとって利益が大きいでしょう。
商品性としてただ商品をお渡しするのではなく、加工する工程も時間も長く入り
満足度の高い商品にするにはお客様との長いやりとりが必要です。
店側もお客様に気に入って頂ければそのお客様のカラーに近けることが出来て
個性を発揮できます。
実際にヨーロッパのお店もそう言う個性的な仕立て屋が多いですね。
普段は仲の良い友人という感じですが、色々話していく内に仕事の話もします。
その時の話では、以前から我々の仕事は一人のお客様と沢山コミュニケーションを取ります、
お話を聞くことによりお客様のお好みや着る場所等がある程度が把握出来ますので
それに合わせて生地やそれに付随する商品をご提供することが出来ます。
しかし同業の方の話では最近の消費者の方はお好みが掴めない内に
店を次々と変えられるから仕入れの商品が定まらなくてどのような商品を
仕入れたら良いのか分からないと言っていました。
(このような問題は当店にも抱えております)
近頃東京では次々と新しいテーラーやオーダースーツ屋等がオープンし
メディアや雑誌の情報も沢山ありますから気移りするのは当然と思います、
それと同時に我々にも正確な情報をお伝えする責任があります。
また気に入ったお店が見つかれば有る程度はそこでお付き合いされる方が
お互いにとって利益が大きいでしょう。
商品性としてただ商品をお渡しするのではなく、加工する工程も時間も長く入り
満足度の高い商品にするにはお客様との長いやりとりが必要です。
店側もお客様に気に入って頂ければそのお客様のカラーに近けることが出来て
個性を発揮できます。
実際にヨーロッパのお店もそう言う個性的な仕立て屋が多いですね。
生地を選ぶ際に柄選びに慣れていないと大きめの柄は
押しが強く見え派手になるように思えますが、実は服に作り上げて
離れて見ると意外と落ち着いて見えることが多いのです。
実際に生地の柄をデザインする段階でも
このような事を計算に入れてデザインされています。
下写真はブラックスーツで生地はドーメルのアマデウスと言う
目詰まりが有り光沢の有る生地です。
この上着全体の写真は2mぐらいの位地で撮りました、
織柄が生地に馴染んで落ち着いています。
正確な生地の柄選びのポイントとして、大きめの柄は1.5m以上離れて見る
ことをお勧めします。
大きめの柄の部類には入りませんが70cm位に近ずいたら柄がはっきりと見えてきます。
40cmぐらいの距離でフラッシュの影響で生地がやや光って見えますが柄がはっきり大きく見え
て、離れて見た印象とはかなり違って見えます。
通常生地を選ばれる際これぐらいの距離で見て判断される場合が
多く見受けられます、やはり洋服は距離感を保つように作られています。
押しが強く見え派手になるように思えますが、実は服に作り上げて
離れて見ると意外と落ち着いて見えることが多いのです。
実際に生地の柄をデザインする段階でも
このような事を計算に入れてデザインされています。
下写真はブラックスーツで生地はドーメルのアマデウスと言う
目詰まりが有り光沢の有る生地です。
この上着全体の写真は2mぐらいの位地で撮りました、
織柄が生地に馴染んで落ち着いています。
正確な生地の柄選びのポイントとして、大きめの柄は1.5m以上離れて見る
ことをお勧めします。
大きめの柄の部類には入りませんが70cm位に近ずいたら柄がはっきりと見えてきます。
40cmぐらいの距離でフラッシュの影響で生地がやや光って見えますが柄がはっきり大きく見え
て、離れて見た印象とはかなり違って見えます。
通常生地を選ばれる際これぐらいの距離で見て判断される場合が
多く見受けられます、やはり洋服は距離感を保つように作られています。
オーダーに於いて最も重要で難しいのがアームホールと言われる
袖と身頃の接続部分で、人の腕の付け根に当る場所です。
下写真は前身を裁断した生地で右上のU字型にくり貫いてある部分
がアームホールになります。
この箇所が既製品の場合は万人に合うように大きめにくり貫いてあります。
大きめにくり貫くと手を少し上げた時や前に出した時等は
身頃が一緒にひっついてきて服がひきつれた状態になります。
よくサラリーマンが電車等の吊革につかまっている時に
つかまっている側の前身が上につられている光景は良く目にしますが
丁度その状態です。
このような服は何時もきをつけをしていれば別ですが少しでも腕を
動かすと身頃が引っ付いてくるようで違和感を感じます。
このホールは大きすぎても小さすぎても着にくくなるので
着る方にピッタリの形と大きさに調整しなければなりません。
そしてこの部分は微妙に調整を必要としますので各テーラーがノウハウを持っており、
アームホールを上手く作れるテーラーは良い店と言えるでしょう。
勿論当店も長年この部分のカッティングに心血を注いでいます。
またアームホールのカットが上手いとシルエットも肩から胸、脇にかけて
美しいボリュームが出ます。
袖と身頃の接続部分で、人の腕の付け根に当る場所です。
下写真は前身を裁断した生地で右上のU字型にくり貫いてある部分
がアームホールになります。
この箇所が既製品の場合は万人に合うように大きめにくり貫いてあります。
大きめにくり貫くと手を少し上げた時や前に出した時等は
身頃が一緒にひっついてきて服がひきつれた状態になります。
よくサラリーマンが電車等の吊革につかまっている時に
つかまっている側の前身が上につられている光景は良く目にしますが
丁度その状態です。
このような服は何時もきをつけをしていれば別ですが少しでも腕を
動かすと身頃が引っ付いてくるようで違和感を感じます。
このホールは大きすぎても小さすぎても着にくくなるので
着る方にピッタリの形と大きさに調整しなければなりません。
そしてこの部分は微妙に調整を必要としますので各テーラーがノウハウを持っており、
アームホールを上手く作れるテーラーは良い店と言えるでしょう。
勿論当店も長年この部分のカッティングに心血を注いでいます。
またアームホールのカットが上手いとシルエットも肩から胸、脇にかけて
美しいボリュームが出ます。
もう一つの知名度の高いツイード、シェットランドツイードは広くは知られていますが
深くは知られていないようなので少し詳しく書かせて頂きます。
英国の羊では一番小柄で1頭から約900グラム以上の原毛を採ることはほとんどないようです。
ノルウェイのマウンテン種のMoufflonと同系で肉食用として飼われていたのが、
風土の関係で素晴らしい毛を産み今では採毛用としても重要になっています。
細い四肢、引き締まった筋肉、軽い体重でピョンピョン跳ね歩き、鹿と同じで柵で囲うと
病気になるので放し飼いにしないといけないようです。
目は大きく、強い視力で暗く寒い場所に良く耐えます。
また粗食に甘んじ、雪をかき分けて枯葉を求めて海へ出ては干潮に藻を食べる
珍しい羊です。
この恵まれない羊に優れた毛が生じるのは、悪環境の下で自力で生き抜く
旺盛な生存力を持ち合わせている為です。
毛の色は白だけでなくグレー、ブラック、フォーンと呼ぶ薄茶、ムーリットと呼ぶ
濃い独特な茶色など丁度アルパカの様な天然色であります。
そして色が濃いほど高価であることも妙に変わっており、
二色以上混じった物は誤った交配によるもので、この地方ではシアイラとかキャット・モンガット
などと呼んでいます。
面白いのはこの地方独特のRooingと言う採毛方法で、刈るのではなく毛を
掻き毟り取るのです。
よって小柄で産毛量は少ないが、絹のような光沢と柔らかさは他に類がなく
その独異性と希少性を唯一の誇りにしています。
年間僅か900トン足らずの中で一級品と称するものは360トン程度で
さらに島民が優先的に使用するので売り出される量は少ないようです。
なのでよく似たシェットランド羊毛でない製品または交配種を一部混入
しただけの製品をシェットランドと称して販売されて行き、
これが毛織常識となってシェットランドと誤り信じられて
いることが多いようです。
またシェットランドに限らず毛織物はクオリティー感を上げる為
このようにあらゆる販売元によってグレードの高い名称を
使うわれることは多々ありますので本物を見極める目が大切になってきます。
深くは知られていないようなので少し詳しく書かせて頂きます。
英国の羊では一番小柄で1頭から約900グラム以上の原毛を採ることはほとんどないようです。
ノルウェイのマウンテン種のMoufflonと同系で肉食用として飼われていたのが、
風土の関係で素晴らしい毛を産み今では採毛用としても重要になっています。
細い四肢、引き締まった筋肉、軽い体重でピョンピョン跳ね歩き、鹿と同じで柵で囲うと
病気になるので放し飼いにしないといけないようです。
目は大きく、強い視力で暗く寒い場所に良く耐えます。
また粗食に甘んじ、雪をかき分けて枯葉を求めて海へ出ては干潮に藻を食べる
珍しい羊です。
この恵まれない羊に優れた毛が生じるのは、悪環境の下で自力で生き抜く
旺盛な生存力を持ち合わせている為です。
毛の色は白だけでなくグレー、ブラック、フォーンと呼ぶ薄茶、ムーリットと呼ぶ
濃い独特な茶色など丁度アルパカの様な天然色であります。
そして色が濃いほど高価であることも妙に変わっており、
二色以上混じった物は誤った交配によるもので、この地方ではシアイラとかキャット・モンガット
などと呼んでいます。
面白いのはこの地方独特のRooingと言う採毛方法で、刈るのではなく毛を
掻き毟り取るのです。
よって小柄で産毛量は少ないが、絹のような光沢と柔らかさは他に類がなく
その独異性と希少性を唯一の誇りにしています。
年間僅か900トン足らずの中で一級品と称するものは360トン程度で
さらに島民が優先的に使用するので売り出される量は少ないようです。
なのでよく似たシェットランド羊毛でない製品または交配種を一部混入
しただけの製品をシェットランドと称して販売されて行き、
これが毛織常識となってシェットランドと誤り信じられて
いることが多いようです。
またシェットランドに限らず毛織物はクオリティー感を上げる為
このようにあらゆる販売元によってグレードの高い名称を
使うわれることは多々ありますので本物を見極める目が大切になってきます。
3回目はツイードでは最も知られているハリスツイードについて
書かせて頂きます。
スコットランド北西40キロの洋上北緯58度線をはさんでハリス島を含めた
諸島が有ります。海岸は荒波の浸食により所々断崖絶壁で、陸には
美しい丘と綺麗な水をたたえた湖沼が多く存在しますが
ここはごく一部の樹木が有って一年の大半は嵐が吹きまくり非常に暮らしにくい場所です。
元々は農地が乏しくて島民は漁獲で生計を立てていましたが、貧しく
自給自足のこの島では石を集めて家を作り、マラオンを取って魚網を編んでいました。
当然着る物も自然と羊毛を糸にし、織物にしていたのも不思議では有りません。
そしてこの布地は発祥し、作り方は他から学んだのではなく
全て島民の創作によったものでした。
ここの羊はへブリアン・ブラック・フェイス種と言う種類の羊で
通常のブラック・フェイス種と違うところはウールとヘアーが荒々しい風土
の影響で同じ長さに伸びるそうです。
このウールは風合い、色調、耐久性、保温性等ツイード向きとして
極めて優れています。
またこの羊を本土へ移せばその特質を失い普通のブラックフェイス種
となってしまうそうです。
この話には私も驚きと確信を得ました、やはり自然の力は偉大であり
この優れたツイード地はこの風土しか出来ないと言う事でしょう。
しかし近年日本に於いては人気があるせいか沢山ハリスツイードと銘打った物が
出回っており、この島に於いて僅かしか取れないこの原毛であるはずなのに
不安を少し感じます。
書かせて頂きます。
スコットランド北西40キロの洋上北緯58度線をはさんでハリス島を含めた
諸島が有ります。海岸は荒波の浸食により所々断崖絶壁で、陸には
美しい丘と綺麗な水をたたえた湖沼が多く存在しますが
ここはごく一部の樹木が有って一年の大半は嵐が吹きまくり非常に暮らしにくい場所です。
元々は農地が乏しくて島民は漁獲で生計を立てていましたが、貧しく
自給自足のこの島では石を集めて家を作り、マラオンを取って魚網を編んでいました。
当然着る物も自然と羊毛を糸にし、織物にしていたのも不思議では有りません。
そしてこの布地は発祥し、作り方は他から学んだのではなく
全て島民の創作によったものでした。
ここの羊はへブリアン・ブラック・フェイス種と言う種類の羊で
通常のブラック・フェイス種と違うところはウールとヘアーが荒々しい風土
の影響で同じ長さに伸びるそうです。
このウールは風合い、色調、耐久性、保温性等ツイード向きとして
極めて優れています。
またこの羊を本土へ移せばその特質を失い普通のブラックフェイス種
となってしまうそうです。
この話には私も驚きと確信を得ました、やはり自然の力は偉大であり
この優れたツイード地はこの風土しか出来ないと言う事でしょう。
しかし近年日本に於いては人気があるせいか沢山ハリスツイードと銘打った物が
出回っており、この島に於いて僅かしか取れないこの原毛であるはずなのに
不安を少し感じます。






