春先から夏にかけて、ご注文の際にお客様からどのようなスーツ地が
良いだろうと、よくご相談されます。
着る方にとっては主に着用する季節や、ご本人の体感温度、
汗かきやそうでない方、お好みの色柄や風合い等、
色々とお聞かせ頂いたりしますが
皺を敬遠される方や一般的にスーツ地としてお勧めできるのはモヘアー混紡のスーツ地と思います。
モヘアーはシャリ感が有って汗の吸湿速度が速い事や外気の湿度に強い為、皺になり難くて
清涼感も有るので日本の高温多湿な季節にはベストな生地でしょう。
中でも
キッドモヘアは生後3カ月までの仔山羊から採れる毛
、で独特の光沢とさらっとした感触を持っています。
大人の山羊の毛よりも繊維が細くて風合いは抜群に良いのですが
収穫出来る量が少ないので通常のモヘアーよりも高価になっています。
全てのモヘアーはウールと混合されているので100%モヘアー生地は
有りませんが、通常は15%~60%位モヘアーを配合しています。
この混合率は生地を選ぶ際にある程度の目安になってきて混合比率が
高い程夏向きで汗や湿度に強く生地の価格も高価になって来ます。
例えばモヘアーの配合率が高いと清涼性が高いのでより夏向きで
強い張りが有り、気温と湿度が落ちるほど寒く感じますが、
生地の中には厚みが違う物が有る為にこれも考慮に入れなければなりません。
薄い物であれば真夏に絞らず仮に春から秋にかけて着用する場合は30%以下
をお勧めします。
更に最近はモヘアーを使った強捻糸やフレスコに似た織方を
した生地で風合いの多様化と清涼性を追求したりしている物もあります。
下写真は上段がキッドモヘアー60%混紡生地と下段がモヘアー30%混紡生地
で、色が多少違いますが見比べると上段の方がモヘアー独特の光沢と
シャリ感が出ているのが分かります。
生地には出来上がった時の美しさや風合いも大事なので
混合比率のバランスを考えながらご注文されるとお望みのスーツになると思います。
近頃明るい色のジャケットのご注文も頂くことが多くなりました。
今回も昔の生地を知っている者にとっては懐かしいビンテージ生地ですが
今の感覚から見ても新鮮味のある生地をご紹介致します。
下写真はドーメルのLaserと言うネーミングで少しシャリ感のある
春夏生地です、グリーンでもなくイエローでもない中間的な色で
ライムグリーンを少し落ち着かせたような発色をしています。
私は生地を製造する者ではないので、色出しは感覚的なもの
しか分かりませんが、かつてのドーメルは言葉では言い表せないような
良い色を出していました。
今では広く知られているようにイタリアの生地メーカー等は明るくて
お洒落な色柄が多いですね。
なのでパソコンの画面上では実物の色を忠実に出すことが出来ていないと思いますが
出来るだけ実物に近いように調整しました。
そしてこのような生地はたいていの場合、出来上がりの服になると更に
色柄が映えて来ます、生地のデザイナーが生地の色柄を決定する段階で
出来上がり服のイメージを描いていると思えます。
今まで明るい色目の服が苦手な方も是非
前より少し明るい目の生地に挑戦してみて下さい、
新たな発見と、気分も軽快になる事と思います。
今回も昔の生地を知っている者にとっては懐かしいビンテージ生地ですが
今の感覚から見ても新鮮味のある生地をご紹介致します。
下写真はドーメルのLaserと言うネーミングで少しシャリ感のある
春夏生地です、グリーンでもなくイエローでもない中間的な色で
ライムグリーンを少し落ち着かせたような発色をしています。
私は生地を製造する者ではないので、色出しは感覚的なもの
しか分かりませんが、かつてのドーメルは言葉では言い表せないような
良い色を出していました。
今では広く知られているようにイタリアの生地メーカー等は明るくて
お洒落な色柄が多いですね。
なのでパソコンの画面上では実物の色を忠実に出すことが出来ていないと思いますが
出来るだけ実物に近いように調整しました。
そしてこのような生地はたいていの場合、出来上がりの服になると更に
色柄が映えて来ます、生地のデザイナーが生地の色柄を決定する段階で
出来上がり服のイメージを描いていると思えます。
今まで明るい色目の服が苦手な方も是非
前より少し明るい目の生地に挑戦してみて下さい、
新たな発見と、気分も軽快になる事と思います。
3日ほど前に以前から度々来られるお客様からオーダー服について
興味深いお話をさせて頂きました。
その方(O様)は70代半ばの恰幅の良い方で、若い時から
かなりの服好きで、オーダーする店も気に入らなければ
その都度変えられていたそうです。
勿論時代が変っても長いオーダー服の経験で服の良し悪しの
判別をされた上での事と思います。
気に入った服と言いましても、シルエットが良い、
生地が良い、着心地が良い等、人それぞれ無数に有ると思いますが、
O様の悩みは体系的いお腹周りが出ている為、
以前作っていた仕立て屋では、上着の裾が前に跳ねて体に
沿わない服が出来てくるとおっしゃっていました。
そして出来上がったその服を購入した店に何度修理に出しても
帰ってきた服は結果が同じだったそうです。
勿論その服はハンドメードで作られており細部まで
フィッティングが可能な筈です、例えばこれがパターンオーダーや
イージーオーダーであれば操作できる限界が低く不可能な事も出やすくなりますが、
当然O様はこのような事も理解されておられました。
おそらく以前の店は技術的に解決法を知らなかったか、出来なかったと思えます。
どちらにしてもハンドメードオーダー服を扱っている店としては合格ラインに達してるとは思えません。
ただ我々仕立て屋の技術は何処まで行っても終わりは
有りませんが、技術の引出しの数を増やす事は大事と思います。
それから私達が取った解決法は服の型紙を作る際のカッティングと
合うまでの複数の仮縫いを繰り返す方法を取りました結果
幸い仮縫いは一回目で合わし切る事が出来ました。
オーダーの店によりシルエットや、デザイン、ブランド、縫製等得意とする分野は
それぞれあるようですが、店により大きな差があるようです。
本当の所無難しい事ですが店を見分ける目は大切で、
店選びでお悩みの場合、出来ればオーダー服を良く知っている方に
相談されるのも良い服を手に入れる近道でしょう。
それと日常、私の店ではこのようなケースは
度々あります、それに問題をクリアすると一つ新たに引出しが出来て
ご注文をお受けする際の自信にもなります。
今ではO様は沢山お持ちの服の中で、当店で作った服を中心に
着て頂いているそうで非常に嬉しい限りです。
興味深いお話をさせて頂きました。
その方(O様)は70代半ばの恰幅の良い方で、若い時から
かなりの服好きで、オーダーする店も気に入らなければ
その都度変えられていたそうです。
勿論時代が変っても長いオーダー服の経験で服の良し悪しの
判別をされた上での事と思います。
気に入った服と言いましても、シルエットが良い、
生地が良い、着心地が良い等、人それぞれ無数に有ると思いますが、
O様の悩みは体系的いお腹周りが出ている為、
以前作っていた仕立て屋では、上着の裾が前に跳ねて体に
沿わない服が出来てくるとおっしゃっていました。
そして出来上がったその服を購入した店に何度修理に出しても
帰ってきた服は結果が同じだったそうです。
勿論その服はハンドメードで作られており細部まで
フィッティングが可能な筈です、例えばこれがパターンオーダーや
イージーオーダーであれば操作できる限界が低く不可能な事も出やすくなりますが、
当然O様はこのような事も理解されておられました。
おそらく以前の店は技術的に解決法を知らなかったか、出来なかったと思えます。
どちらにしてもハンドメードオーダー服を扱っている店としては合格ラインに達してるとは思えません。
ただ我々仕立て屋の技術は何処まで行っても終わりは
有りませんが、技術の引出しの数を増やす事は大事と思います。
それから私達が取った解決法は服の型紙を作る際のカッティングと
合うまでの複数の仮縫いを繰り返す方法を取りました結果
幸い仮縫いは一回目で合わし切る事が出来ました。
オーダーの店によりシルエットや、デザイン、ブランド、縫製等得意とする分野は
それぞれあるようですが、店により大きな差があるようです。
本当の所無難しい事ですが店を見分ける目は大切で、
店選びでお悩みの場合、出来ればオーダー服を良く知っている方に
相談されるのも良い服を手に入れる近道でしょう。
それと日常、私の店ではこのようなケースは
度々あります、それに問題をクリアすると一つ新たに引出しが出来て
ご注文をお受けする際の自信にもなります。
今ではO様は沢山お持ちの服の中で、当店で作った服を中心に
着て頂いているそうで非常に嬉しい限りです。
以前、麻生地について掲載しましたが、
近頃春夏用に麻等をミックスした生地が沢山出てきました
ので先日ご注文頂いた一例を掲載しようと思います。
他にもシルクやコットン等、各素材の特徴を上手く生かした混紡生地の生産が多くなり
様々なお好みの方に選択肢が増えたようにも思えます。
下写真は麻75%,ウール25%のロロ・ピアーナのジャケット地
です。
これからの季節に対しては厚手の部類に入る生地ですが
麻の配合率が高い為、吸湿性が高くて清涼感が有ります、
それにウールを混合することにより、麻の硬さを打ち消し
ています。
やや重みの有るしっとりとした感じのこの生地は薄手が苦手な方には特にお勧め致します。
ただロロ・ピアーナの生地の特徴でもある、
腰が弱くて目付けがやや甘い為に柔らかい芯地を
入れるより、少し硬い目の芯地を入れるお仕立ての方が型崩れし難いでしょう。
またこのような柔らかい生地の特徴を良く掴んでいる
縫製職人に縫製を依頼する事も大切になってきます。
近頃春夏用に麻等をミックスした生地が沢山出てきました
ので先日ご注文頂いた一例を掲載しようと思います。
他にもシルクやコットン等、各素材の特徴を上手く生かした混紡生地の生産が多くなり
様々なお好みの方に選択肢が増えたようにも思えます。
下写真は麻75%,ウール25%のロロ・ピアーナのジャケット地
です。
これからの季節に対しては厚手の部類に入る生地ですが
麻の配合率が高い為、吸湿性が高くて清涼感が有ります、
それにウールを混合することにより、麻の硬さを打ち消し
ています。
やや重みの有るしっとりとした感じのこの生地は薄手が苦手な方には特にお勧め致します。
ただロロ・ピアーナの生地の特徴でもある、
腰が弱くて目付けがやや甘い為に柔らかい芯地を
入れるより、少し硬い目の芯地を入れるお仕立ての方が型崩れし難いでしょう。
またこのような柔らかい生地の特徴を良く掴んでいる
縫製職人に縫製を依頼する事も大切になってきます。
今の季節、一日の中でも暖かい時と少し寒い時が混在して
裏地の選択に迷う方も多いと思います。
これから次第に暖かくなり生地も裏地も段々と夏向きになりますが
どの季節を中心に着るかによって裏地の選択も変ってくると思います。
通常、ハンドメードでもマシーンメードでも3種類の裏地の付け方が
あります、そこで今回は迷っておられる方に少し
アドバイスをさせて頂こうと思います。
多くの方はご存知と思いますが、写真の上から一重仕立て、
背抜き、総裏で、主に一重仕立ては春夏から初秋にかけて、
背抜きは春と秋、総裏は総裏は冬に用いられます。
ですが寒い時期でも暑がりの方や、生地が厚い場合等は
背抜きにしたりします。
一重は通気性の良い生地やモヘア等の夏素材の生地
に使うと清涼感が良くてとこれからの季節には重宝するでしょう。
更に汗をかき易い方には表地も裏地も全て麻を
使用して水洗い出来るスーツやジャケットも当店は
お作りしています。 これは汗をかいたらご家庭の洗濯機で洗えるので
非常に便利ですが、仕上げにアイロンでプレスをする必要が有ります。
また裏地を使わないで全て表地だけのアンコン仕立ても有ります。
このお仕立ても見返しの部分にまで表地を返しているだけの
方法で裏地を全く付けていませんので、見た目には一重仕立てに良く似ております。
更に肩パットや芯地までも省くことによりカーディガンを羽織るような
軽さを特徴としてるので、夏には混麻素材等の生地に向いています。
裏地の選択に迷う方も多いと思います。
これから次第に暖かくなり生地も裏地も段々と夏向きになりますが
どの季節を中心に着るかによって裏地の選択も変ってくると思います。
通常、ハンドメードでもマシーンメードでも3種類の裏地の付け方が
あります、そこで今回は迷っておられる方に少し
アドバイスをさせて頂こうと思います。
多くの方はご存知と思いますが、写真の上から一重仕立て、
背抜き、総裏で、主に一重仕立ては春夏から初秋にかけて、
背抜きは春と秋、総裏は総裏は冬に用いられます。
ですが寒い時期でも暑がりの方や、生地が厚い場合等は
背抜きにしたりします。
一重は通気性の良い生地やモヘア等の夏素材の生地
に使うと清涼感が良くてとこれからの季節には重宝するでしょう。
更に汗をかき易い方には表地も裏地も全て麻を
使用して水洗い出来るスーツやジャケットも当店は
お作りしています。 これは汗をかいたらご家庭の洗濯機で洗えるので
非常に便利ですが、仕上げにアイロンでプレスをする必要が有ります。
また裏地を使わないで全て表地だけのアンコン仕立ても有ります。
このお仕立ても見返しの部分にまで表地を返しているだけの
方法で裏地を全く付けていませんので、見た目には一重仕立てに良く似ております。
更に肩パットや芯地までも省くことによりカーディガンを羽織るような
軽さを特徴としてるので、夏には混麻素材等の生地に向いています。
下の写真は体型が変られた方のサイズ調整をお受けしたジャケットです。
14年前の私はまだこの店に入って間もない頃で、主に販売と接客は父が
行っていた事により、この服を作って頂いた記憶は有りませんが、
今回この服の生地を目にした時、改めて注文服の
生地の良さを再認識しました。
英国のマーチャント、ドーメルが一番取扱量の多かった時代の
生地で、同時に品質の高さとオーダーにおいてお客様からの
圧倒的な支持も得ていました。
このジャケットを見ると一目で抜群の発色の良さと、
生地の手の込んだ作りが分かります。
黄色の糸をベースにグレーの濃淡の糸を上手くミックスして
織り込んで有る為、それが浮き立っている様に見え、
全体に明るくも暗くも無く、時代が変っても垢抜けた感じがします。
あらゆる物と同じで、生地も良い物は時代が変っても通用して行く価値は
今も昔も変らないでしょう、
流行の変化の激しいブランド物とは違うオーダーの
醍醐味はこのようなことに有ると思います。
勿論品質が良ければ経年変化や劣化が少ないのは
当然ですが、まめなお手入れや保存方法も大切です。
我々仕立て屋は、殆どの場合はお客様に後々まで着ていただく事を
想定してお作りさせて頂いていますので
このようなジャケットを今でも大切に保存し、着てくださる方に感銘を受け、
また感謝致したいと思います。
14年前の私はまだこの店に入って間もない頃で、主に販売と接客は父が
行っていた事により、この服を作って頂いた記憶は有りませんが、
今回この服の生地を目にした時、改めて注文服の
生地の良さを再認識しました。
英国のマーチャント、ドーメルが一番取扱量の多かった時代の
生地で、同時に品質の高さとオーダーにおいてお客様からの
圧倒的な支持も得ていました。
このジャケットを見ると一目で抜群の発色の良さと、
生地の手の込んだ作りが分かります。
黄色の糸をベースにグレーの濃淡の糸を上手くミックスして
織り込んで有る為、それが浮き立っている様に見え、
全体に明るくも暗くも無く、時代が変っても垢抜けた感じがします。
あらゆる物と同じで、生地も良い物は時代が変っても通用して行く価値は
今も昔も変らないでしょう、
流行の変化の激しいブランド物とは違うオーダーの
醍醐味はこのようなことに有ると思います。
勿論品質が良ければ経年変化や劣化が少ないのは
当然ですが、まめなお手入れや保存方法も大切です。
我々仕立て屋は、殆どの場合はお客様に後々まで着ていただく事を
想定してお作りさせて頂いていますので
このようなジャケットを今でも大切に保存し、着てくださる方に感銘を受け、
また感謝致したいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが
先日ステファノ・リッチのネクタイを数十点仕入れましたので
その特徴を改めてご紹介したいと思います。
フィレンツェ生まれのステファノ・リッチ氏は幼少の頃より
服飾関係の中で育ち、オーナーデザイナーとして
自身がデザインするネクタイに大きく反映しています。
特に特徴的なのが生地の表面にプリーツ加工やパッチワーク(下段写真)
を施して3次元的な立体感を与え
他には無い独創性と、手間暇を惜しまない職人の丹念な
技術を注がれることにより「ネクタイの姿をした芸術品」と言われています。
実際手にしてみるとこれ以上無い位の質感をした
素材感ですね、ぬめり感としなやかさが特にあると思います。
またプリントタイ(上段写真)も凝ったデザインながら洗練されていて
ヨーロッパではこちらが主流だそうです。
先日ステファノ・リッチのネクタイを数十点仕入れましたので
その特徴を改めてご紹介したいと思います。
フィレンツェ生まれのステファノ・リッチ氏は幼少の頃より
服飾関係の中で育ち、オーナーデザイナーとして
自身がデザインするネクタイに大きく反映しています。
特に特徴的なのが生地の表面にプリーツ加工やパッチワーク(下段写真)
を施して3次元的な立体感を与え
他には無い独創性と、手間暇を惜しまない職人の丹念な
技術を注がれることにより「ネクタイの姿をした芸術品」と言われています。
実際手にしてみるとこれ以上無い位の質感をした
素材感ですね、ぬめり感としなやかさが特にあると思います。
またプリントタイ(上段写真)も凝ったデザインながら洗練されていて
ヨーロッパではこちらが主流だそうです。
再び撮って来たサビル・ロウの写真ですが
ここから現在の英国のお仕立てをご紹介しようと思います。
ご覧の通りお仕立ての基本的な作りは英国らしく
ガッチリとしているように見えます。
もちろんゴージ線の高さやラベルの巾、ボタン位地の高さ等の
流行的なディテールは現在の仕様ですが
良く見るとウエストの絞りのラインや胸の張り、
美しい袖のカーブラインにひきつけられます。
実は仕立て技術に於いてこの絞りのラインや袖のラインが特に重要で
必要に応じて進化した技術と言えます、着心地は勿論のこと服にメリハリを与えて
様々な体型の弱点をカバーし、男性らしい胸板の厚い
迫力のあるラインを出しています。
また後ろ首のカーブに吸い付くように沿った上襟のライン
も手による高等技術です。
これを作るには、美しいラインを作るカッティングの技術と
縫製段階でのいせ込みと言われるアイロンワークです。
特にこのアイロンワークはヨーロッパでは昔から重要視されてきた
作業で、出来上がりのシルエットには大きく影響します。
ヨーロッパの人達は着心地も大事ですが、何よりもこのシルエットを
重要視して来たようですので、
どちらかと言うと着心地を重要視して来た日本のテーラーとは
視点が違っていました。
この点に於いては日本のテーラーも最近取り入れていますが
まだ見習う所も多いと思います。
それと僅かな皺等はヨーロッパの人達はマイナスと
評価せず、あまり気にならないようです。
また強いいせ込みに必要なアイロンの重さ
も日本に比べかなり重たい物を使っているようです。
ここから現在の英国のお仕立てをご紹介しようと思います。
ご覧の通りお仕立ての基本的な作りは英国らしく
ガッチリとしているように見えます。
もちろんゴージ線の高さやラベルの巾、ボタン位地の高さ等の
流行的なディテールは現在の仕様ですが
良く見るとウエストの絞りのラインや胸の張り、
美しい袖のカーブラインにひきつけられます。
実は仕立て技術に於いてこの絞りのラインや袖のラインが特に重要で
必要に応じて進化した技術と言えます、着心地は勿論のこと服にメリハリを与えて
様々な体型の弱点をカバーし、男性らしい胸板の厚い
迫力のあるラインを出しています。
また後ろ首のカーブに吸い付くように沿った上襟のライン
も手による高等技術です。
これを作るには、美しいラインを作るカッティングの技術と
縫製段階でのいせ込みと言われるアイロンワークです。
特にこのアイロンワークはヨーロッパでは昔から重要視されてきた
作業で、出来上がりのシルエットには大きく影響します。
ヨーロッパの人達は着心地も大事ですが、何よりもこのシルエットを
重要視して来たようですので、
どちらかと言うと着心地を重要視して来た日本のテーラーとは
視点が違っていました。
この点に於いては日本のテーラーも最近取り入れていますが
まだ見習う所も多いと思います。
それと僅かな皺等はヨーロッパの人達はマイナスと
評価せず、あまり気にならないようです。
また強いいせ込みに必要なアイロンの重さ
も日本に比べかなり重たい物を使っているようです。
おかげさまで3月22日(木)に無事工事が終了し、3月23日(金)には営業再開致します。
しばらくご不便をお掛けしましたがご来店下さる方には再び居心地の良い店作りを目指しました。
毎日店を開けていました感覚がありますので10日位店を閉めると
本当に時間が長く感じ、工事終了日が見えてくると少しほっとしています。
また新柄春夏物の生地やネクタイ等が出揃いましたので、是非のご来店お待ちしております。
次回からは通常通り洋服の事や、まだイギリス旅の洋服屋さんの
ネタを載せようと思いますのでお楽しみに。
しばらくご不便をお掛けしましたがご来店下さる方には再び居心地の良い店作りを目指しました。
毎日店を開けていました感覚がありますので10日位店を閉めると
本当に時間が長く感じ、工事終了日が見えてくると少しほっとしています。
また新柄春夏物の生地やネクタイ等が出揃いましたので、是非のご来店お待ちしております。
次回からは通常通り洋服の事や、まだイギリス旅の洋服屋さんの
ネタを載せようと思いますのでお楽しみに。












