皆様今日は、今回は私物ですが長く着たジャケット
の様子をお伝えしようと思います。
よくオーダーの服は長く着られるのか等のご質問を
頂きます、これは生地やお仕立て法により様々で着方やお手入れによっても
変ってきますが一つの参考例として見て頂ければ幸いです。
また今後他にもスーツ等のウーステッド系も参考例として掲載しようと思案中です。
下写真の生地はスキャバルの肉厚のあるシェットランドツイードを使い
手縫いによる一人の職人が縫製しました。
着始めの頃は生地が硬くて少しごわごわし感が有りましたが
着ていく間にこなれてきてかなり柔らかくて着易くなりました。
特に肩や腕周りに馴染んできたようで軽くなったような錯覚
に陥りました、セーターを着ている感覚に近いと思います。
英国の生地は最初は硬めの物も存在します。着ていく内に
こなれて馴染むことが特徴ですが同時に腰を保ち続ける
耐久性と、2,3日つるして置くと皺もきれに取れる
回復力もあります、厳しい自然環境の中で育った毛質だからでしょう。
また現在のデザインから見ると肩幅、ウエスト、襟幅、裾丈がやや大きく
ポケットやボタン位地も少し下がっているようですが
長く着ている間にお気に入りの一着になりました。
今日の京都は雪が降って非常に寒いのですがシェットランド系ツイードは
シャツの上に着るだけで暖かい保温性も持ち合わせています。
16年間の間に水洗いの洗濯4回を行いました、
基本的な風合いは当初とあまり変りありません、
糸を染めている染料も柔らかくなって解れたせいか
表面が少し毛羽立っていますがこれも持ち味の一つでしょう。
私はこのジャケットにウーステッドフラノのスモークグリーンの
パンツを合わせて楽しんでいます。
先日タッターソールの生地
を掲載させていただきましたが
それを使ったベストとハリスツイード を使った上着も参考品として作ってみました。
このようなコーディネイトには色々と悩みましたが
最後には自分の好みになってしまうようです。
なんとなく前回に自分の服を作った時より太った感じがしていました
ので仮縫いをした所、やはり寸法を出すケ所が
増えていました、日頃の運動不足が気になりましたね。
しかし洋服とはその体型も上手くカバーしてくれるものです。
全体のバランスをとって仕上げると外見は以前と変らなく
見えます、しかしこれも限界がありますからこれ以上お腹周り
に肉を付けないように気を付けなければ。
今年の冬は寒いのでツイード系生地は暖かくて活躍しそうです、
又着て行くうちにも馴染んで自分のものになっていくのも
この生地の持ち味としています。
詳しくは又HP にもUPしようと考えていますので
お楽しみに下さい。
それを使ったベストとハリスツイード を使った上着も参考品として作ってみました。
このようなコーディネイトには色々と悩みましたが
最後には自分の好みになってしまうようです。
なんとなく前回に自分の服を作った時より太った感じがしていました
ので仮縫いをした所、やはり寸法を出すケ所が
増えていました、日頃の運動不足が気になりましたね。
しかし洋服とはその体型も上手くカバーしてくれるものです。
全体のバランスをとって仕上げると外見は以前と変らなく
見えます、しかしこれも限界がありますからこれ以上お腹周り
に肉を付けないように気を付けなければ。
今年の冬は寒いのでツイード系生地は暖かくて活躍しそうです、
又着て行くうちにも馴染んで自分のものになっていくのも
この生地の持ち味としています。
詳しくは又HP にもUPしようと考えていますので
お楽しみに下さい。
お客様のご来店が連続した為、少しブログの間が空いてしまいました。
今回はいつも黒系のスーツをご注文頂いていますT様
のスーツ、紡毛系フラノとチェビオットツイードをご紹介させて頂きます。
詳しくはお伺いしておりませんが、おそらくビジネスに
着用されるのでしょう、常に黒もしくはそれに順ずる
系統の色(チャコールグレーや濃紺)に拘られて
引き締まった感覚のスーツ作りをされますが
決して礼服兼用とは考えておられないと思います。(笑)
写真左側の紡毛系フラノは今年のような寒い冬にはかなりの保温性を
発揮するでしょう、ハリソンズ のフラノは手触りに柔らか味と弾力性があり
打ち込みがしっかりしているので腰があって長年の着用に耐える耐久性
もあります。
冬の代表的な生地の素材感は勿論のことですが
ハンドによるお仕立てなりますといっそう綺麗なドレイプと風合いが出ますし
霜降り系の色でしたらとジャケットとしても選択出来ます。
それに対して右側のスーツはコートにも使えるチェビオットツイード
を使用していますので着始めは少し硬い感じでしょうが
着て行く間に体に馴染んで柔らかくなり、ご自分の一着と
なって行く味が出るでしょう。
ちなみに一昔前はハリスツイード等で上下を作られる方もいましたが
パンツにするにはヒザが出やすくてあまり向かない
生地になります、その点チェビオットは十分な
張りと強度を持ち合わせているのと、紡毛系フラノでも
目付けが高ければ問題有りません。
最近は当店でもサキソニータイプのスーツのご注文を
中心にお受けしますが、同じ色でも素材を変えてみるのも
楽しい着こなしの一つとしてお奨め致します。
今回はいつも黒系のスーツをご注文頂いていますT様
のスーツ、紡毛系フラノとチェビオットツイードをご紹介させて頂きます。
詳しくはお伺いしておりませんが、おそらくビジネスに
着用されるのでしょう、常に黒もしくはそれに順ずる
系統の色(チャコールグレーや濃紺)に拘られて
引き締まった感覚のスーツ作りをされますが
決して礼服兼用とは考えておられないと思います。(笑)
写真左側の紡毛系フラノは今年のような寒い冬にはかなりの保温性を
発揮するでしょう、ハリソンズ のフラノは手触りに柔らか味と弾力性があり
打ち込みがしっかりしているので腰があって長年の着用に耐える耐久性
もあります。
冬の代表的な生地の素材感は勿論のことですが
ハンドによるお仕立てなりますといっそう綺麗なドレイプと風合いが出ますし
霜降り系の色でしたらとジャケットとしても選択出来ます。
それに対して右側のスーツはコートにも使えるチェビオットツイード
を使用していますので着始めは少し硬い感じでしょうが
着て行く間に体に馴染んで柔らかくなり、ご自分の一着と
なって行く味が出るでしょう。
ちなみに一昔前はハリスツイード等で上下を作られる方もいましたが
パンツにするにはヒザが出やすくてあまり向かない
生地になります、その点チェビオットは十分な
張りと強度を持ち合わせているのと、紡毛系フラノでも
目付けが高ければ問題有りません。
最近は当店でもサキソニータイプのスーツのご注文を
中心にお受けしますが、同じ色でも素材を変えてみるのも
楽しい着こなしの一つとしてお奨め致します。
皆様こんにちわ、本日のUPはジャケット出来上がりを納品させて頂きました
アメリカ人のM様の写真です。
テーラーハタノでは比較的取扱量が多いこのドーメルのビンテージ生地
は綺麗な光沢と杉織りにより、味わい深いグレーの斑が出ています。
(写真では忠実に写っていないのが誠に残念ですが)
素材にはウールにカシミヤとラムズウールを混紡した生地により柔らかくて
落ち着いた柔らかさで体の曲線に馴染みがいいのが特徴です。
かなり大きな体の方なので裁断の段階で要尺を取るのには苦労しましたが
迫力ある仕立栄えになりました。
当店に数あるビンテージ系織柄ジャケット地の中から何点かUPしてみました。
手前並んでに写っている白系とチャコールグレ-系の綾織柄(斜めに線が入ったような)の
ジャケット地はシンプルな柄ですが、柔らかい生地の上に
シャープさが同居したような都会的なイメージに出来上がります。
奥に写っている生地は杉織の鮮やかなブルー系生地、
手前右はシャークスキン柄を粗くしたような柄になります。
ジャケット地には何通りも有る織方や折柄や複数の素材を
組み合わせる等してツイードだけでも様々な表情の生地を作る事ができます。
織られる国や産地、生地メーカー等により特徴の有る個性的な
生地が作られる事が多いようですが、
ビンテージ生地はその時代を映し出しているような
面白い生地もあります。
アメリカ人のM様の写真です。
テーラーハタノでは比較的取扱量が多いこのドーメルのビンテージ生地
は綺麗な光沢と杉織りにより、味わい深いグレーの斑が出ています。
(写真では忠実に写っていないのが誠に残念ですが)
素材にはウールにカシミヤとラムズウールを混紡した生地により柔らかくて
落ち着いた柔らかさで体の曲線に馴染みがいいのが特徴です。
かなり大きな体の方なので裁断の段階で要尺を取るのには苦労しましたが
迫力ある仕立栄えになりました。
当店に数あるビンテージ系織柄ジャケット地の中から何点かUPしてみました。
手前並んでに写っている白系とチャコールグレ-系の綾織柄(斜めに線が入ったような)の
ジャケット地はシンプルな柄ですが、柔らかい生地の上に
シャープさが同居したような都会的なイメージに出来上がります。
奥に写っている生地は杉織の鮮やかなブルー系生地、
手前右はシャークスキン柄を粗くしたような柄になります。
ジャケット地には何通りも有る織方や折柄や複数の素材を
組み合わせる等してツイードだけでも様々な表情の生地を作る事ができます。
織られる国や産地、生地メーカー等により特徴の有る個性的な
生地が作られる事が多いようですが、
ビンテージ生地はその時代を映し出しているような
面白い生地もあります。
テーラーハタノでは2度目以降のご注文の際に
体型が変っていれば型紙に補正を加えて調整いたします。
従来から使われているテーラーの手法ですが、寸法のみならず
微妙なラインによるシルエットを服に反映しやすいのが特徴で
常に形を目で確認しながら作業を進める事ができます。
下写真は上着の前身の部分の型紙に補正を加えて生地に線を
引く所ですが、
この方はやや体型が大きくなられたので胸からお尻にかけて
胴回りを大きくしました。
その補正部分が手前の切れ込みが入れてある辺りに
1cm程紙がたしてある所です。
このお客様からはシルエットを崩すことなく平均して胴回りを大きくして欲しいとの
ご要望でしたので、このように紙で貼り付けて加工すると
容易で確実に操作する事ができます。
また型紙の調整はバランス、着心地、デザインの変更にも
使います、ただ技術的には沢山の知識と経験が
要りますので私もまだまだ勉強中です。
中でも一番悩むのが着心地とシルエットのバランスですね、
シルエットを良くしようとすれば、着心地やバランスが崩れ
着心地やバランスを良くしようとすればシルエットが
思うように行かないと、微妙な間での調整力も必要に
なってきます。
体型が変っていれば型紙に補正を加えて調整いたします。
従来から使われているテーラーの手法ですが、寸法のみならず
微妙なラインによるシルエットを服に反映しやすいのが特徴で
常に形を目で確認しながら作業を進める事ができます。
下写真は上着の前身の部分の型紙に補正を加えて生地に線を
引く所ですが、
この方はやや体型が大きくなられたので胸からお尻にかけて
胴回りを大きくしました。
その補正部分が手前の切れ込みが入れてある辺りに
1cm程紙がたしてある所です。
このお客様からはシルエットを崩すことなく平均して胴回りを大きくして欲しいとの
ご要望でしたので、このように紙で貼り付けて加工すると
容易で確実に操作する事ができます。
また型紙の調整はバランス、着心地、デザインの変更にも
使います、ただ技術的には沢山の知識と経験が
要りますので私もまだまだ勉強中です。
中でも一番悩むのが着心地とシルエットのバランスですね、
シルエットを良くしようとすれば、着心地やバランスが崩れ
着心地やバランスを良くしようとすればシルエットが
思うように行かないと、微妙な間での調整力も必要に
なってきます。
先日ご注文頂きましたレディーススーツの
生地に深いグリーンの生地を使用することになりましたが
雰囲気が良いツイードなので掲載させて頂くことにしました。
見本服を気に入って頂いた方からのご依頼でしたので
同じホームスパン系ツイードを探す事になり、
結果アリストンの生地に決定しました。
アリストンは1920年、イタリアのナポリの地に設立され、キトン、
ブリオーニなどのイタリアの高級アパレルメーカーにも
絶大な信頼を得ている名門マーチャントブランドです。
いわゆるホームスパン系ツイードですが深い抹茶色に近い色で
明るいオレンジやグリーンのネップが入って味わい深さを出しています。
勿論紳士服用生地ですが柔らかくて軽いのでレディースにも
相性がいいですね、色的にも優雅な匂いがします。
スタイルは当店に有る下の服を参考にしました。
生地に深いグリーンの生地を使用することになりましたが
雰囲気が良いツイードなので掲載させて頂くことにしました。
見本服を気に入って頂いた方からのご依頼でしたので
同じホームスパン系ツイードを探す事になり、
結果アリストンの生地に決定しました。
アリストンは1920年、イタリアのナポリの地に設立され、キトン、
ブリオーニなどのイタリアの高級アパレルメーカーにも
絶大な信頼を得ている名門マーチャントブランドです。
いわゆるホームスパン系ツイードですが深い抹茶色に近い色で
明るいオレンジやグリーンのネップが入って味わい深さを出しています。
勿論紳士服用生地ですが柔らかくて軽いのでレディースにも
相性がいいですね、色的にも優雅な匂いがします。
スタイルは当店に有る下の服を参考にしました。
自分用で恐縮なんですがタッターソールの生地でベスト
を作りそれに合わせてジャケットも作ろうと考えております。
この生地の柄は、乗馬格子と翻訳され、語源はロンドンの馬市場の創立者の名前だそうです。
本場英国の昔に於いては乗馬服用のチョッキ地等に多く使われていました。
柄の特徴は色変りの二本格子、単純な格子縞を交互に配したものです。
早速生地探しから始めましたが現在の日本の中では
扱っている生地屋さんは少なく色々と探し回ってやっと見つけました。
ロンドンのボンドストリートにあるWilliam Billと言う老舗の生地商社
で12色の色柄見本の中から選べます。
目付けが450gもある為にしっかりとしており、なるほど乗馬服
に使われていただけあって生地に張りが有ってスポーティーな
ベストになると思います。
現在はこのような柄物のベストは少ないと思いますが
、これにツイード系の上着を合わせたらお洒落な対比に
なるでしょう、今から上着地選びも楽しみです。
を作りそれに合わせてジャケットも作ろうと考えております。
この生地の柄は、乗馬格子と翻訳され、語源はロンドンの馬市場の創立者の名前だそうです。
本場英国の昔に於いては乗馬服用のチョッキ地等に多く使われていました。
柄の特徴は色変りの二本格子、単純な格子縞を交互に配したものです。
早速生地探しから始めましたが現在の日本の中では
扱っている生地屋さんは少なく色々と探し回ってやっと見つけました。
ロンドンのボンドストリートにあるWilliam Billと言う老舗の生地商社
で12色の色柄見本の中から選べます。
目付けが450gもある為にしっかりとしており、なるほど乗馬服
に使われていただけあって生地に張りが有ってスポーティーな
ベストになると思います。
現在はこのような柄物のベストは少ないと思いますが
、これにツイード系の上着を合わせたらお洒落な対比に
なるでしょう、今から上着地選びも楽しみです。
英国サビル・ローの老舗テーラー、ヘンリープールの
生地見本が入ってきましたのでご紹介いたします。
1806年、軍服専門店として発祥し、2代目店主の
ヘンリープールがテーラーの聖地として世界的に有名な
サビル・ローに最初のカスタムテーラーとして店を1864年に
構えました。
ヘンリープールの顧客名簿には、ナポレオン3世、ディケンズ、チャールズ首相等、
世界中の王族、貴族階級の名前が数多くストックされ、
創業以来の寸法台帳は歴史上の人物の
体型を今に伝える貴重な資料になっているそうです。
そのヘンリープールは現在本店に於いて使っているのが
上写真の生地見本で、秋冬用スーツ地とジャケット地の見本を
テーラーハタノに取り入れました。
スーツ地に於いては全体的に英国らしく厚手で無地系もしくは
ストライプ系が多く張りのあるスーツになります。
また生地の表示には織元メーカー名や商社名、ブランド名は
入っておりません、ヘンリープールだけではなく英国のテーラーが
扱っている生地にはMade In Englandと生産地が入っているだけの
物が昔から変わりなく取り扱われているようです。
おそらく特に見る目を持っている顧客はそういう表示には
左右されないのでしょう、勿論素材表示等は書いてありますが
いたってシンプルです。
生地見本が入ってきましたのでご紹介いたします。
1806年、軍服専門店として発祥し、2代目店主の
ヘンリープールがテーラーの聖地として世界的に有名な
サビル・ローに最初のカスタムテーラーとして店を1864年に
構えました。
ヘンリープールの顧客名簿には、ナポレオン3世、ディケンズ、チャールズ首相等、
世界中の王族、貴族階級の名前が数多くストックされ、
創業以来の寸法台帳は歴史上の人物の
体型を今に伝える貴重な資料になっているそうです。
そのヘンリープールは現在本店に於いて使っているのが
上写真の生地見本で、秋冬用スーツ地とジャケット地の見本を
テーラーハタノに取り入れました。
スーツ地に於いては全体的に英国らしく厚手で無地系もしくは
ストライプ系が多く張りのあるスーツになります。
また生地の表示には織元メーカー名や商社名、ブランド名は
入っておりません、ヘンリープールだけではなく英国のテーラーが
扱っている生地にはMade In Englandと生産地が入っているだけの
物が昔から変わりなく取り扱われているようです。
おそらく特に見る目を持っている顧客はそういう表示には
左右されないのでしょう、勿論素材表示等は書いてありますが
いたってシンプルです。









