先日夏生地の整理をしていました所また懐かしいメーカー生地(下写真)が
出てきましたので
久々にビンテージのご紹介をしたいと思います。
詳しいメーカーの詳細はあまり残っていないのですが
英国生地の一大生産地ハダースフィールドにおけるHunt&Winterbothamという
ミル(生地工場)でした。
現在はジョン・G・ハーディに吸収されましたがその独自の伝統は
受け継がれています。
夏生地は主にフレスコ織を持ち味としていたのもこの工場の特徴になり
一昔前の日本ではポーラーとも呼んでいましたが、英国ではフレスコと
呼んでいましたので現在はそうと呼ばれています。
この織物は細い三本の梳毛糸を特殊な撚り方で作った、
いわゆるフレスコ糸を用いて平織りに織ったものです。
フレスコの糸は三本の単糸からなる特殊撚糸で、まず中心の糸に
強い下撚をかけて、この糸に第二の糸を引き揃えてから前の撚方向の
反対に中撚を強くかけます。
そしてこの中撚をかけた糸と第三の糸を引き揃え再び反対の方向に
強めに織って作ったのがフレスコになります。
この生地は目が粗いので通気性が良くさらっとした感触を持ち、
強い糸の撚で張りと弾力があります、同じ張りの強い生地の
モヘア混紡の生地に比べて光沢が無いので、
落ち着いた印象を与えます。
当店のこのフレスコ生地は少し華やかなアズーロで色に深みがあります。
紺色系は最近着ている方が少なくなりましたが基本的な色ながら
華やかさがありますので、良い色の物は時代が変わっても良く見えますね。
改めて東京展示会までお越し頂いた方々にお礼を申し上げます、
また第二回も是非開催したく思っています。
さて私は店に戻って一段落した所で早速新規にご注文を頂いた
方の型紙の製作に掛かりました。(下写真)
この型紙の製作に於いては当店で製作する場合と縫製の工房にて
製作する場合があります、ご注文の種類により何箇所かの
工房に依頼しますが当店の意図するパターン(型紙)を製作してくれない
工房に於いては当店で作ります。
また一人のお仕立て職人にお願いする場合も同様になります。
そして写真に写っているのは上着を構成するパーツの製図と
線をひくのに必要な角尺とカーブ尺と呼んでいます
スケールになります。
少し分かり難いですがそれぞれのパーツ名を入れてみました、
基本的にはお客様から頂いた寸法から割り出して線にしていくのですが
人の体は計算通りに行かない事も多くて何箇所かを青や赤の
線で修正しました。
この修正は大方経験による感覚になりますが特にアームホールや
肩周りはフィット性に影響しますので神経を使います。
それと線のひき方によりデザインが変ります、ウエストや袖のライン
も何度か変更を加えています、料理の味付けみたいな物ですかね
、センスが大事な所です。
センスを大事にしているヨーロッパの仕立て屋ではこのような部分をフリーハンドで書く
人もいるそうです、どうしてそうするのかは聞いた事がありませんが
やはり人の体は数字で割り切るより感覚的な要素の方が
多いからだと思います、ただしかなりの研究と熟練とセンスが必要でしょう。
機会があれば是非見てみたいですね、
私もまだまだ研究中ですから。
また第二回も是非開催したく思っています。
さて私は店に戻って一段落した所で早速新規にご注文を頂いた
方の型紙の製作に掛かりました。(下写真)
この型紙の製作に於いては当店で製作する場合と縫製の工房にて
製作する場合があります、ご注文の種類により何箇所かの
工房に依頼しますが当店の意図するパターン(型紙)を製作してくれない
工房に於いては当店で作ります。
また一人のお仕立て職人にお願いする場合も同様になります。
そして写真に写っているのは上着を構成するパーツの製図と
線をひくのに必要な角尺とカーブ尺と呼んでいます
スケールになります。
少し分かり難いですがそれぞれのパーツ名を入れてみました、
基本的にはお客様から頂いた寸法から割り出して線にしていくのですが
人の体は計算通りに行かない事も多くて何箇所かを青や赤の
線で修正しました。
この修正は大方経験による感覚になりますが特にアームホールや
肩周りはフィット性に影響しますので神経を使います。
それと線のひき方によりデザインが変ります、ウエストや袖のライン
も何度か変更を加えています、料理の味付けみたいな物ですかね
、センスが大事な所です。
センスを大事にしているヨーロッパの仕立て屋ではこのような部分をフリーハンドで書く
人もいるそうです、どうしてそうするのかは聞いた事がありませんが
やはり人の体は数字で割り切るより感覚的な要素の方が
多いからだと思います、ただしかなりの研究と熟練とセンスが必要でしょう。
機会があれば是非見てみたいですね、
私もまだまだ研究中ですから。
以前からヘビーなアイリッシュリネンを使った見本服を
製作していましたのがやっと出来上がりました。(下写真)
私個人用で恐縮なのですがとてもかっちりした着心地です。
生地は肉厚でも麻は清涼性を持ち、汗をかくと洗濯機で洗える堅牢で
便利なお仕立てになっています。
洗う事を繰り返すと最初の硬い風合いも柔らかくなってきて
体に馴染んで来るのも楽しみですね。
前と袖のボタンは夏らしく白蝶貝を使用してざっくりした
ニットタイを合わせてみました。
非常にお気に入りの一着になったのですがこの服をお仕立てできる
職人が当店には一人しかいなくてしかも高齢の方なので
どうにかしてこのお仕立て技術を後世に受け継いで行くようにしなければならないのが
悩みの種です。
何年後かにはもしかしたら私自身が針を持って縫っているかも知れません
(笑)、今でも少しは針を持っていますけれど
腕の良い職人さんは本当に大切な存在だと痛感致します。
製作していましたのがやっと出来上がりました。(下写真)
私個人用で恐縮なのですがとてもかっちりした着心地です。
生地は肉厚でも麻は清涼性を持ち、汗をかくと洗濯機で洗える堅牢で
便利なお仕立てになっています。
洗う事を繰り返すと最初の硬い風合いも柔らかくなってきて
体に馴染んで来るのも楽しみですね。
前と袖のボタンは夏らしく白蝶貝を使用してざっくりした
ニットタイを合わせてみました。
非常にお気に入りの一着になったのですがこの服をお仕立てできる
職人が当店には一人しかいなくてしかも高齢の方なので
どうにかしてこのお仕立て技術を後世に受け継いで行くようにしなければならないのが
悩みの種です。
何年後かにはもしかしたら私自身が針を持って縫っているかも知れません
(笑)、今でも少しは針を持っていますけれど
腕の良い職人さんは本当に大切な存在だと痛感致します。
生地を構成している糸は役目を果たすのに、
織物の種類と繊維の違いとで撚り方、撚りの強弱などが千差万別になります。
そこでこれからの夏生地に関しての撚りについて
少し触れたいと思います。
機能性としての夏生地は主に通気性を良くする為に
目を粗く織ってある生地でこれらはフレスコやポーラー生地
と言われ構成している糸は太くて撚りを多くとってあります。
捻りは少ないものに比べ多い物は丈夫になり強い張りが
出ると同時に毛羽が少なくなるので光沢も無くなってきます。
この為に薄くて目の粗い夏生地には強撚糸とかHighTwistとか言われる
糸を使って織られる物が多くてオーダー用の生地にもよく端に
英文字で表記してあります。
これに加えて良く目にするのが2PLYとか3PLYとか言われる
複数の糸を撚り合せて作られた生地ですが
作るのに原毛の量と手間が掛かりコストが高くつくので
現在では生産量が少なくなってきました。
しかしこのような生地は贅沢ですが利点も沢山あります。
重みと張りが有って耐久性もあり存在感も増し、
光沢を避けたい方にも適していると思います。
下写真の生地は当店で先日仕入れたビンテージ生地、
3シーズン向きの4PLYで織られた生地でかなりの肉厚と張りがある
生地になり、お仕立て職人はかなりの労力がかかり大変かと思われます。
お好みにより分かれる所ではあるでしょうが
目も粗くそこそこの重みもあって独特の風合いを楽めるスーツ地ですね。
織物の種類と繊維の違いとで撚り方、撚りの強弱などが千差万別になります。
そこでこれからの夏生地に関しての撚りについて
少し触れたいと思います。
機能性としての夏生地は主に通気性を良くする為に
目を粗く織ってある生地でこれらはフレスコやポーラー生地
と言われ構成している糸は太くて撚りを多くとってあります。
捻りは少ないものに比べ多い物は丈夫になり強い張りが
出ると同時に毛羽が少なくなるので光沢も無くなってきます。
この為に薄くて目の粗い夏生地には強撚糸とかHighTwistとか言われる
糸を使って織られる物が多くてオーダー用の生地にもよく端に
英文字で表記してあります。
これに加えて良く目にするのが2PLYとか3PLYとか言われる
複数の糸を撚り合せて作られた生地ですが
作るのに原毛の量と手間が掛かりコストが高くつくので
現在では生産量が少なくなってきました。
しかしこのような生地は贅沢ですが利点も沢山あります。
重みと張りが有って耐久性もあり存在感も増し、
光沢を避けたい方にも適していると思います。
下写真の生地は当店で先日仕入れたビンテージ生地、
3シーズン向きの4PLYで織られた生地でかなりの肉厚と張りがある
生地になり、お仕立て職人はかなりの労力がかかり大変かと思われます。
お好みにより分かれる所ではあるでしょうが
目も粗くそこそこの重みもあって独特の風合いを楽めるスーツ地ですね。
大切な生地選びには様々な角度からの視点が必要になります。
当店では良くスーパー120'sを見せて欲しいとかスーパー150'sので
品質の良い生地を見せて欲しい等と、特に新規のお客様からは
良くご要望を頂く事が多いのですが
スーパー何々とは広く知れわたっているように織り込まれている
糸の太さを表す番手になり、通常はこの数字が大きくなるほど
糸が細くて柔らかい風合いの生地になり高価になってきます。
この番手表示は生地のミミや付随しているタグに表示してある事が
多いために見ても分かり易く、生地選びの基準としている
方が多いように思えます。
この他に以前このブログでも一つの表現として使わせて頂きました
打ち込みと言う基準がありますが、ある程度見慣れないと一目では
分かり難くものでありますが耐久性や丈夫さに影響してくる為に
スーパー表示よりも大切な基準と言えるでしょう。
当然のことですがほとんどの生地は経糸と横糸で構成されており
生地を織る際に固定された経糸に対して芯で横糸を打ち込んでは
一本一本と織物を作って行きますので打ち込みとは主に
横糸の密度とも言えます。
我々テーラーがよく言う打ち込みの良い生地とはこの経糸と
横糸の太さが均等である程度の打ち込みの密度を持った
調和の取れた生地になります。
また打ち込みが高ければ高い程良い生地ということでもありません、
あまりにも密度がこみ過ぎた生地は生折れするといった欠点が
生まれ袖口とかズボンの裾が早く傷むこともあります。
言い換えますと密度が高すぎても粗すぎても良い生地は
作る事が出来ないでしょう、これは織り方が平織りでも綾織りでも
織物の組織には関係はありません。
実際には良い生地とはそこそこ高い密度の打ち込みをされた
生地となります。
このような生地は原毛もよけいに量を必要とし、製織にも
時間が掛かりますからそれに比例してコストが上ってきますが
原毛の品質により価格が変ってきますからちょっと複雑になります。
当店がよくお奨めしているビンテージ生地はこの打ち込みのバランスと
原毛の品質が良い物が多いのです、現在は織機が高速になりすぎた
事もありますがビンテージ生地が作られた時代は今ほど
コスト意識が高くなく、じっくりと良い物を作れた時代だったように思えます。
当店では良くスーパー120'sを見せて欲しいとかスーパー150'sので
品質の良い生地を見せて欲しい等と、特に新規のお客様からは
良くご要望を頂く事が多いのですが
スーパー何々とは広く知れわたっているように織り込まれている
糸の太さを表す番手になり、通常はこの数字が大きくなるほど
糸が細くて柔らかい風合いの生地になり高価になってきます。
この番手表示は生地のミミや付随しているタグに表示してある事が
多いために見ても分かり易く、生地選びの基準としている
方が多いように思えます。
この他に以前このブログでも一つの表現として使わせて頂きました
打ち込みと言う基準がありますが、ある程度見慣れないと一目では
分かり難くものでありますが耐久性や丈夫さに影響してくる為に
スーパー表示よりも大切な基準と言えるでしょう。
当然のことですがほとんどの生地は経糸と横糸で構成されており
生地を織る際に固定された経糸に対して芯で横糸を打ち込んでは
一本一本と織物を作って行きますので打ち込みとは主に
横糸の密度とも言えます。
我々テーラーがよく言う打ち込みの良い生地とはこの経糸と
横糸の太さが均等である程度の打ち込みの密度を持った
調和の取れた生地になります。
また打ち込みが高ければ高い程良い生地ということでもありません、
あまりにも密度がこみ過ぎた生地は生折れするといった欠点が
生まれ袖口とかズボンの裾が早く傷むこともあります。
言い換えますと密度が高すぎても粗すぎても良い生地は
作る事が出来ないでしょう、これは織り方が平織りでも綾織りでも
織物の組織には関係はありません。
実際には良い生地とはそこそこ高い密度の打ち込みをされた
生地となります。
このような生地は原毛もよけいに量を必要とし、製織にも
時間が掛かりますからそれに比例してコストが上ってきますが
原毛の品質により価格が変ってきますからちょっと複雑になります。
当店がよくお奨めしているビンテージ生地はこの打ち込みのバランスと
原毛の品質が良い物が多いのです、現在は織機が高速になりすぎた
事もありますがビンテージ生地が作られた時代は今ほど
コスト意識が高くなく、じっくりと良い物を作れた時代だったように思えます。
今年のゴールデンウイーク期間中、京都の観光客の人出は
去年の130%と聞いてかなりの混雑を予想していましたが
今の所は比較的空いております、後半の連休に集中するのかも知れませんね。
当店のお休みはゴールデンウイーク中も通常通り火曜日のみ頂きますが
人出の多さに比例することなく普段より空いておりますので
お店ではごゆっくりして頂けます。
さて今回はK様の夏のスーツが出来上がってきました
ので見ていただこうと思います、昨日もここでは夏のように暑かった
ので早速夏服をUPさせて頂こうと考えました。
使用した生地はビンテージのH・レッサー、モヘア混紡ウール生地ですが
薄くて腰が柔らかいので職人にとっては仕立て難い生地になります。
どちらかというと仕立職人の世界では秋冬生地より薄くてよれ易い春夏生地の
方が作業が大変なんです、生地が薄いと生地と生地を縫い合わせる時に
僅かな力加減でピリと言われる余分な皺等が出てくるのと
着心地にも影響してきます、しかし上手く力加減を
コントロール出来るとハンドメイドしかできない
独特の風合いを出す事ができるのです。
今回のK様のスーツは夏らしくややVゾーンが深い2ボタンに、
ウエストもタイト目です。薄い色の麻のシャツにも良く合うでしょう、
熟練したカッターと縫製職人の手による綺麗なウエストラインが出ています。
背中のなだらかな膨らみの曲線は着心地に影響します、
機能美と言いますか美しさと両立する事も大切になってきます。
こちらは以前にもご紹介した事がありますがアイロンによるいせ込みと言う
ハンドメイド独特の技術を使用いたします。
去年の130%と聞いてかなりの混雑を予想していましたが
今の所は比較的空いております、後半の連休に集中するのかも知れませんね。
当店のお休みはゴールデンウイーク中も通常通り火曜日のみ頂きますが
人出の多さに比例することなく普段より空いておりますので
お店ではごゆっくりして頂けます。
さて今回はK様の夏のスーツが出来上がってきました
ので見ていただこうと思います、昨日もここでは夏のように暑かった
ので早速夏服をUPさせて頂こうと考えました。
使用した生地はビンテージのH・レッサー、モヘア混紡ウール生地ですが
薄くて腰が柔らかいので職人にとっては仕立て難い生地になります。
どちらかというと仕立職人の世界では秋冬生地より薄くてよれ易い春夏生地の
方が作業が大変なんです、生地が薄いと生地と生地を縫い合わせる時に
僅かな力加減でピリと言われる余分な皺等が出てくるのと
着心地にも影響してきます、しかし上手く力加減を
コントロール出来るとハンドメイドしかできない
独特の風合いを出す事ができるのです。
今回のK様のスーツは夏らしくややVゾーンが深い2ボタンに、
ウエストもタイト目です。薄い色の麻のシャツにも良く合うでしょう、
熟練したカッターと縫製職人の手による綺麗なウエストラインが出ています。
背中のなだらかな膨らみの曲線は着心地に影響します、
機能美と言いますか美しさと両立する事も大切になってきます。
こちらは以前にもご紹介した事がありますがアイロンによるいせ込みと言う
ハンドメイド独特の技術を使用いたします。
先日の麻の混紡生地にに続いて近年モヘアの混紡生地の
バリエーションが増えてきましたので少しばかりご紹介いたします。
こちらは麻とは違いスーツに関しての着こなしが
メインとなりますが使用用途やお好みでかなり細分化されています。
これほど種類が増えてくると暑い時にも着る楽しさが少しはもてると
思います、英国では夏でもトロピカルと言ったウール100%の物
を着るそうですが湿度の高い日本では清涼性を与えてくれる素材(モヘア)
を混紡した生地が昔から愛用されていました。
数年前は一時的にドレープ感が薄れるとかの理由で
敬遠され姿を消しかけた時がありましたが、ここ2,3年の間に
素材の良さが見直されてきたようです。
それではモヘア混の一部をご紹介させて頂きます。
表示のようにスーパー100'sのウールに40%のキッドモヘアーを
混紡しています、子供のモヘアーの毛質なので柔らかい張りと
繊細な光沢で上質感があります。同時にしっかりした生地なので
実用的な耐久性も持ち合わせています。
上の生地のウールをスーパー120'sにして若干柔らかく
繊細になっています、こちらも微妙な差ですがお好みにより
使い分けて頂くようになっています。
YORKとかSIDNEYはメーカーが生地に与えているニックネーム
でユーモアが感じられます。
こちらは夏におけるモヘア混の代表的な生地になります。
強い張りと光沢が非常にあります、又これがお好みにより
分かれる所でもありますが。
こちらは60%のキッドモヘアを使用しているので生地に強い張りと
高い湿度に対応した清涼感があります。
それに少し柔らかさを出す目的でカシミヤも使っています。
非常にエレガントで美しい服になるでしょう、少しコストが
高めなのが難点ですが。
こちらはテリレンと言うポリエステル系の化繊を50%混紡した
のが特徴となっています、現在の化繊は高い技術のお陰で
ウールに近い感触を出しておりますので少ない違和感の元で
着て頂けます。
一番の特質は防皺性で高い湿度や蒸れに対して強く
良く動く方に向いているでしょう、モヘアも若干使っていますので
さらっとした風合いも与えています。
バリエーションが増えてきましたので少しばかりご紹介いたします。
こちらは麻とは違いスーツに関しての着こなしが
メインとなりますが使用用途やお好みでかなり細分化されています。
これほど種類が増えてくると暑い時にも着る楽しさが少しはもてると
思います、英国では夏でもトロピカルと言ったウール100%の物
を着るそうですが湿度の高い日本では清涼性を与えてくれる素材(モヘア)
を混紡した生地が昔から愛用されていました。
数年前は一時的にドレープ感が薄れるとかの理由で
敬遠され姿を消しかけた時がありましたが、ここ2,3年の間に
素材の良さが見直されてきたようです。
それではモヘア混の一部をご紹介させて頂きます。
表示のようにスーパー100'sのウールに40%のキッドモヘアーを
混紡しています、子供のモヘアーの毛質なので柔らかい張りと
繊細な光沢で上質感があります。同時にしっかりした生地なので
実用的な耐久性も持ち合わせています。
上の生地のウールをスーパー120'sにして若干柔らかく
繊細になっています、こちらも微妙な差ですがお好みにより
使い分けて頂くようになっています。
YORKとかSIDNEYはメーカーが生地に与えているニックネーム
でユーモアが感じられます。
こちらは夏におけるモヘア混の代表的な生地になります。
強い張りと光沢が非常にあります、又これがお好みにより
分かれる所でもありますが。
こちらは60%のキッドモヘアを使用しているので生地に強い張りと
高い湿度に対応した清涼感があります。
それに少し柔らかさを出す目的でカシミヤも使っています。
非常にエレガントで美しい服になるでしょう、少しコストが
高めなのが難点ですが。
こちらはテリレンと言うポリエステル系の化繊を50%混紡した
のが特徴となっています、現在の化繊は高い技術のお陰で
ウールに近い感触を出しておりますので少ない違和感の元で
着て頂けます。
一番の特質は防皺性で高い湿度や蒸れに対して強く
良く動く方に向いているでしょう、モヘアも若干使っていますので
さらっとした風合いも与えています。
こんにちは、今回は久ぶりにビンテージ生地を使った服のご紹介をいたします。
オーダーの服は同じ生地を使っても様々な仕立方法により
ずいぶん違った出来上がりになってきます、
当然と言えば当然なんですがテーラーハタノでは
張りの強い、特にビンテージ生地を使ったようなお仕立てに於いても
柔らかく贅肉を落としたような自然な美しさのある服作りを目指しています。
この写真のスーツはドーメルのトニック(ビンテージ生地)を使った
お仕立てですが、生地単体では現在の生地と比べるとかなり張りが有り
尚且つ肉厚があります、
現在の柔らかくて肉厚が薄めの生地を見慣れてる方にとっては
こんな生地で着易い服が出来るのかと思われる事もあるでしょうが
前の時代の生地で、それにふさわしい仕立によって
他には無い見事な服になる事をお伝え出来ればと思います。
生地の持ち味を最大限に生かした服にする事ができるのです。
そこでこのような生地には人の手による柔らかいお仕立てが必要になってきます、
具体的に言葉ではなかなかお伝えし難いことですが
ミシンでは一定の縫いつける力を与える事しかで着ませんので。
そしてこれらは生地をアイロンで伸ばしたり曲げたり、
手で縫う事により硬さを調節したりもします。
またこのような手法と目が詰まって肉厚のあるビンテージ生地は
相性が良く、出来上がると立体的で存在感のある服になるところに
大きな価値を感じます。
また連続性のある曲面の美しさと着心地も動き易く軽く感じるという所に機能美を追求した
私達の理想もあります。
ただこのような生地も減ってきている事が少し残念ですが・・・
上の肩周りを写した写真は良く見ていただくと上襟、ラペル、肩線、
袖付けの各部分にハンドステッチを入れています、
これは生地が硬くて強い張りがあるので、長時間使用するうちに
生地の持っている復元力で戻ってきたり、芯地とのずれを防止するため
に入れています、また自然な凹凸感も出ているので
硬い生地に味わいを加えてバランスをとった美しいアクセントを出しています。
オーダーの服は同じ生地を使っても様々な仕立方法により
ずいぶん違った出来上がりになってきます、
当然と言えば当然なんですがテーラーハタノでは
張りの強い、特にビンテージ生地を使ったようなお仕立てに於いても
柔らかく贅肉を落としたような自然な美しさのある服作りを目指しています。
この写真のスーツはドーメルのトニック(ビンテージ生地)を使った
お仕立てですが、生地単体では現在の生地と比べるとかなり張りが有り
尚且つ肉厚があります、
現在の柔らかくて肉厚が薄めの生地を見慣れてる方にとっては
こんな生地で着易い服が出来るのかと思われる事もあるでしょうが
前の時代の生地で、それにふさわしい仕立によって
他には無い見事な服になる事をお伝え出来ればと思います。
生地の持ち味を最大限に生かした服にする事ができるのです。
そこでこのような生地には人の手による柔らかいお仕立てが必要になってきます、
具体的に言葉ではなかなかお伝えし難いことですが
ミシンでは一定の縫いつける力を与える事しかで着ませんので。
そしてこれらは生地をアイロンで伸ばしたり曲げたり、
手で縫う事により硬さを調節したりもします。
またこのような手法と目が詰まって肉厚のあるビンテージ生地は
相性が良く、出来上がると立体的で存在感のある服になるところに
大きな価値を感じます。
また連続性のある曲面の美しさと着心地も動き易く軽く感じるという所に機能美を追求した
私達の理想もあります。
ただこのような生地も減ってきている事が少し残念ですが・・・
上の肩周りを写した写真は良く見ていただくと上襟、ラペル、肩線、
袖付けの各部分にハンドステッチを入れています、
これは生地が硬くて強い張りがあるので、長時間使用するうちに
生地の持っている復元力で戻ってきたり、芯地とのずれを防止するため
に入れています、また自然な凹凸感も出ているので
硬い生地に味わいを加えてバランスをとった美しいアクセントを出しています。
皆様こんにちは、季節も暖かくなりそろそろ衣替えの
季節となってきました。
それに平行して生地の素材が変ってくるのも例年通りなんですが
今年からは麻素材の変化が目につきますので
様々な麻の混紡素材と特徴を今回はご紹介したいと思います。
麻を夏にスーツやジャケットに使って着ることは昔から
あったことでそれほど珍しいことは無く、
蒸し暑い環境にピッタリだったので好んで使われていたかと思えます。
ひと昔はいわゆる生成り色と言われる麻そのものの天然色が多くて
現在のようにカラーバリエーションが少ないようでした。
おそらく染色技術が現在のように良くなかったのでしょう。
また現在の麻または麻の混紡生地は着る方のお好みや、
着る目的によっても使い分けると快適で楽しく着ていただけると思います。
それでは下記の麻生地は一部ですがご紹介させて頂きます。
☆Caccioppoli(Italy) 60%Cotton 40%Linen
下写真の綿麻と呼ばれる素材は盛夏を除く季節にジャケット
地としての素材になります。
風合いもさらっとした感じで綿を着たいけれど、清涼感
を望む方にはお奨めです。
☆Caccioppoli(Italy) 51%Linen 49%Wool
やや光沢とネップが入って表面は紬風な感じの
スーツ地になります。
風合いは純ウールに近い感じですがこれも夏らしい
清涼感があります。
ウールに麻による吸湿性や通気性を与えて
快適な夏を過ごす工夫を施した生地になっています。
☆Gimtex(Made In England)
Wool40% Silk15% Mohair15% Linen15%
こちらもウール主体のジャケット地ですが
シルクで光沢を与えモヘアで張りを加えて、
麻で吸湿性を加え良いとこ取りのような生地になります。
どのようにしてそれぞれの配合率を決めるのかは分かりませんが
見ても触っても各素材の良さが伝わってきます、
又肉厚が有るわりに生地の目も粗く、通気性も良さと季節感が良く出ていますね。
☆Caccioppoli(Italy) LinenDelave
こちらは100%リネンですがDelaveとは洗いざらしのと言う意味らしく
味わい深い物が感じられます。
染付けに少し色落ちのような加工を施してあり
、ビンテージジーンズのような感覚にも似ています。
ストライプのデザインが多くを占めているので軽く羽織る感覚
で着る着方が合っているでしょう。
☆Caccioppoli(Italy) IrishLinen100%
麻としてはオーソドックスな部類に入りますがm/400gと
高い目付けでかっちりした存在感のある生地になります。
最初は硬い感じですが着ていく間にこなれて柔らかくなり
体に馴染むようになります、この麻素材だけは暑い夏にも
生地の厚さが影響しにくいの思い通りのデザインで着ていただけます。
テーラーハタノではご家庭で丸ごと水洗いして頂ける
麻の縫製 もこの生地とは相性が良くてお勧ですね。
季節となってきました。
それに平行して生地の素材が変ってくるのも例年通りなんですが
今年からは麻素材の変化が目につきますので
様々な麻の混紡素材と特徴を今回はご紹介したいと思います。
麻を夏にスーツやジャケットに使って着ることは昔から
あったことでそれほど珍しいことは無く、
蒸し暑い環境にピッタリだったので好んで使われていたかと思えます。
ひと昔はいわゆる生成り色と言われる麻そのものの天然色が多くて
現在のようにカラーバリエーションが少ないようでした。
おそらく染色技術が現在のように良くなかったのでしょう。
また現在の麻または麻の混紡生地は着る方のお好みや、
着る目的によっても使い分けると快適で楽しく着ていただけると思います。
それでは下記の麻生地は一部ですがご紹介させて頂きます。
☆Caccioppoli(Italy) 60%Cotton 40%Linen
下写真の綿麻と呼ばれる素材は盛夏を除く季節にジャケット
地としての素材になります。
風合いもさらっとした感じで綿を着たいけれど、清涼感
を望む方にはお奨めです。
☆Caccioppoli(Italy) 51%Linen 49%Wool
やや光沢とネップが入って表面は紬風な感じの
スーツ地になります。
風合いは純ウールに近い感じですがこれも夏らしい
清涼感があります。
ウールに麻による吸湿性や通気性を与えて
快適な夏を過ごす工夫を施した生地になっています。
☆Gimtex(Made In England)
Wool40% Silk15% Mohair15% Linen15%
こちらもウール主体のジャケット地ですが
シルクで光沢を与えモヘアで張りを加えて、
麻で吸湿性を加え良いとこ取りのような生地になります。
どのようにしてそれぞれの配合率を決めるのかは分かりませんが
見ても触っても各素材の良さが伝わってきます、
又肉厚が有るわりに生地の目も粗く、通気性も良さと季節感が良く出ていますね。
☆Caccioppoli(Italy) LinenDelave
こちらは100%リネンですがDelaveとは洗いざらしのと言う意味らしく
味わい深い物が感じられます。
染付けに少し色落ちのような加工を施してあり
、ビンテージジーンズのような感覚にも似ています。
ストライプのデザインが多くを占めているので軽く羽織る感覚
で着る着方が合っているでしょう。
☆Caccioppoli(Italy) IrishLinen100%
麻としてはオーソドックスな部類に入りますがm/400gと
高い目付けでかっちりした存在感のある生地になります。
最初は硬い感じですが着ていく間にこなれて柔らかくなり
体に馴染むようになります、この麻素材だけは暑い夏にも
生地の厚さが影響しにくいの思い通りのデザインで着ていただけます。
テーラーハタノではご家庭で丸ごと水洗いして頂ける
麻の縫製 もこの生地とは相性が良くてお勧ですね。















