京都・寺町通 テーラーハタノの仕事 -16ページ目

京都・寺町通 テーラーハタノの仕事

1906年(明治39年)創業のビスポークテーラーです。

カジュアルにも着用できるようにと、濃紺のシルクリネンで
ジャケットをお作り頂きました画像をUP致します。
スタイルは綿密な打ち合わせの結果
飽きの来ないシンプルでトラッドな2ボタンになりました、
お客様の体型が細身なのでボディーの着せると
フロントの第一ボタン付近がややつっているのが分かります。
またウールとは違った春夏らしいザックリとした素材感と 
立体的な構築のお仕立てにより、着こなしの巾も広がります。

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この素材感を楽しめるのもこれからの季節です。
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皆様こんにちは、今回は先日定期的に訪れています
仕入先の生地屋さん(テーラーの間では羅紗屋とも呼んでいます)
に行ってきましたご報告です。
倉庫内には今年の分の夏生地も全て揃っていて
特に高品質なモヘア混紡のスーツ地が充実し
風合いの良いものが沢山目に付きました。
逆に目付けの甘い柔らかい風合いのトロピカルスーツ地は
少なく影を潜めていました、10年ぐらい前の風潮に戻ってきた
ようです。

とにかく写真に出ているのは一部ですが膨大な生地の量でしたので
色々と目移りし、あれもこれもと自分の好みまで入れ
沢山仕入れました、その中でもTailorLogeは腰のある
良い風合いをしていました、色も紺、チャコールグレー、ミドルグレー、
ブラック等各色揃っています。
今回もそのような高品質な夏生地を現物仕入れによってお値打ちな
価格でご提供出来るように致しました、中には一点物もありますので
ご覧になりたい方はお早めをお勧めします。

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ブログのタイトルを店の所在地、寺町三条を
加えさせて頂きました、この寺町の通りは歴史的には
豊臣秀吉が作ったらしくお寺が集まっていますので
このような通の名前になりました。
当店も歴史を刻めるようなテーラーでありたいですね。
先日仮縫いの時点でお伝えしましたリネンスーツ
出来上がってきました。
着れば着るほど味わいが出る麻服は
盛夏用のスーツとして当店でもご依頼が増えております。
また様々な着こなしも出来るので、これを着る方の
ご意見もお聞きしたいと思っています。

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裏地も純麻を使っていますので水洗い可能と共に
清涼性、吸汗性も良好、堅牢な仕立で長時間着用にも
型崩れを防止します。

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タータンはスコットランドの王家の領主とその士族達の家柄を表す紋章で
あることは広く世界に知られています。
日本ではタータン・チェックと呼んでいますが英国では
タータン・プレイドもしくはスコッチプレイドと呼んでいるそうです。

タータン・チェックもしくはプレイドは以前は171の柄数がありましたが
現在英国のみならず世界中で織られていますので膨大な数になりました、
下写真のイタリア製ジャケット地も先日ご注文頂いた物ですが、
タータン柄と水色のウインドウペンをミックスした新しい複合柄の
生地も出てきました。

通常のタータンは柄がはっきりしたコントラストの為に
着る方を選んだ難点がありましたが、
このジャケット地はベースの色と柄がダークで落ち着いている為に
ビジネス用としても汎用性があると思います。
伝統的な色柄を用して新しいタイプの生地を作る事が
タータン以外の物も織物業界では常に続いています、
このような事が繰り返されることによってまた新しい感覚が生まれてくる
のでしょうね。


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最近は春夏服の仮縫いが続いておりますので
前回に続き仮縫いの話題をお届けさせて頂きます。

フルオーダースーツの製作作業の工程の中でも重要な
役割を勤める仮縫いですが、下の写真はこれからお客様に着て頂き
微調整をする前の段階になります。

下写真の濃紺のスーツのI様はこれで5着目になり
各部寸法やシルエットは殆ど煮詰まって来ていますので
”お好み”が変らない限り調整箇所は少なくなります、
そのような所は左右の袖の長さが写真でも良く分かります。
ただ夏服に比べて冬服では生地の厚みがあるので若干
余裕を持たせる調整をする事があります。

今回使用した生地は英国製のジェフェリーヒルズ、
キッドモヘア60%の春夏用生地になります。
美しい光沢と適度な張りによる風合いの生地は
立体感のある上質なスーツになるでしょう、今から出来上がりが楽しみです。

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次の下写真も色違いの同じ生地を使用しました3ツ揃えのスーツです。
このスーツのご依頼主のH様も6着目になりますので型や寸法は殆ど
煮詰まっていますが、上写真のスーツと比べると仮縫い
の段階でもお好みによるシルエットの違いを見て取ることが出来ます。
また3ツ揃えは春から秋にかけて長い期間着ていただくメリットが
ありますのでこの時期からはお奨めでございます。
そしてご依頼主のご協力を頂ければ出来上りの写真を掲載したいと思います。

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手作り感のあるイタリアリネンを使ったスーツが仮縫いの段階まで
来ました。
アイリッシュリネンと違って多少の色ムラと所々に入った
ネップが趣の有る味わいを出していまして、
柔らかい風合いなのでシャツ地に似ているとも
思えます。
春夏シーズン最初の麻のご注文になりますが
ご家庭で水洗い出来る当店独自のお仕立て
方法
を使いました。

一般的に使う芯地や裏地、肩パットを使ったお仕立てになりますと、
水洗いをするには洗う前の復元にかなりの専門技術を要します、
中にはそのような専門技術を使ったクリーニング屋さんは
ありますが、汗をかく度にそのような所に出すのは大変かと思います。

特に真夏になると頻繁に汗を掻くことが多いと思いますが、
このお仕立てはそのような時に気軽に洗えて簡単にアイロンでプレス
出来る事により、頻繁に着ていただくことが出来ます。

このお仕立ては中に使われている複素材は全て軽量な麻なので
軽く仕上がっていて、シャツをもう一枚着ているような
感覚、これに麻のシャツにニットタイを合わせると
暑い時でもクールで本格的な装いになり、

同時にジャケットやパンツ単体でカジュアルとしても相応しい
ので使い回しが出来て着方の巾が広がりますね。
また2,3着持っていると着回しに便利でリピート
されるお客様も少なくありません、夏の装いの1つとして
多くの皆様に体感して頂きたいと思います。

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イタリアリネンを拡大した写真になります。
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テーラーとして今の時期はちょうど冬と春の端境期ですが、
春夏用新作生地は続々と入荷が続き、
斬新で新鮮な生地も多く見られますので
自分でも見て楽しんでいるところです。

今回はその新入荷生地の中でも用途に応じて味の有る
ユニークな物をご紹介いたします。

SILKLIGHT
チェルッティが革新的な技術によって20%のシルクを縦糸に使用しました。
それによって光過ぎない美しい光沢を保つと共に、
重さを感じないような軽量感も併せ持っています。
光りすぎず渋すぎずといった所でしょうか、
繊細な織柄も一味追加しているようです。                
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KINAIR
非常に珍しいモヘアを混紡させています。
アンゴラ山羊とカシミア山羊を交配させて出来るハイブリッドの
キッド・モヘアで、一般的なモヘアのチクチク感が無く、肌触りと
通気性が良いのが特徴です。
また一世代しか取れない非常に貴重な繊維ですが
以外とお手頃な価格になっています。
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iTRAVEL/CINTZ Finish
こちらは黒と紺の2色のみになります、
マットな風合いと着易い機能性を持った上着地になります。
春夏のフレスコにも似た強燃素にCINTZという加工を施した
全く新しい素材で、強燃糸にも拘らず柔らかい風合いと
横糸がストレッチするので動きやすさも持ち合わせています。
銘柄通りに出張や旅行される方にはピッタリでしょう。
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TOROPICAL
こちらは近頃ご要望の多いトロピカル素材をレディース向けに開発された
ストレッチ性のあるコンフォートなオーダー用生地になります。
上質な素材にパステルカラーが良く似合います、
春夏にテーラードをお考えの女性にお奨めの生地です。
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今回は先日入ってきたばかりの春夏ハリソンの生地のご紹介です。

バンチそれぞれにハバナ、サマーケープキッド等、ユニークな名称が
付いております。
まずウールに1%だけカシミヤを混ぜたハバナ(写真右)ですが、
柔らかい上にさらっとした春から初夏にかけてのドレススタイル
にピッタリの生地になります。
ウールトロピカルとも呼ばれるこの生地は直径約17.5ミクロンの厳選された
原毛を用いて縦横共に双糸を用いてしっかりとした打ち込みで織られているので
スーツの美しいドレープを出す事が出来ます。

またサマーケープキッド(写真左)は強い張りと通気性を保ち真夏でも
快適に着て頂けます。
素材には南アフリカ産の良質なモヘアの中でも総生産量の5%にも
満たないサマーキッド・モヘアが60%も使用されています。
キッド・モヘアのお陰で気品のある美しい光沢が得られるも
特徴の1つです。
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次はサマージャケット地サンビームのご紹介です。
上質なウールとシルク20%を使用し、縦横糸共に双糸にして
織っているのでしっかりとしたコシが備わっています。
またメッシュ状に織り上げられているので通気性があり
見た目にも清涼感があります。
ライトな色からダークな色までありますが前者はリゾート等で、
後者はビジネス用ジャケットとして向いていると思えます。
ダーク系はウインドウペンなんかが洗練された都会的な印象を与えられます、
特にビジネス用としては軽いので長時間着ていて
疲れも少ないでしょう。 
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先日H様にお渡ししましたダブルのスーツです。
過去に映画ゴッドファーザーを見て以来、出演者のスーツ
に風格に憧れ、それ以来すっかりスーツのファンになったそうです。
中でもダブルのスーツは一際引き立った迫力があります、
今回は六つボタンにややウエスト位置を上げて、
胸の張りのあるシルエットにした事により、
見るポイントも自然と胸周りに持ってきました。
袖山が低い事も
すっきりした印象を与えています。
生地は濃紺でドーメル(ローヤル)ビンテージ生地を
使用しました。

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そろそろ冬服のご注文は終わりに近ずいてきました、
テーラーハタノでも冬服のお渡しと春物のご注文が
混在しています。
今回ご紹介のスーツはドラッパーズの冬向きウーステッド100%
を使いました、表面的には特に特徴はありませんが
脇の下までしっかり入ったアームホールのお陰で動き易く
て軽い着心地で、基本性能の良いお仕立てになりました。
色柄もドラッパーズは良いセンスを出していると思います、
機能性との両立した数少ない生地の1つでしょう。

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