何でも『自分(と自分の家族)で補えない時は他人を利用すればいい』

と考える人達がいる。



『考える』ならまだいい方かも。

当たり前に組み込む人達がいる。


今回はママCの話。



ママCは、いつもお金に困っていた。

旦那さんの見栄とパチンコ好きがなかったら、いくらか生活苦は解消されそうだけど、

ママC自身もパチンコ大好きで、

夫婦で「お金を増やす!」と頑張っていた。


夫婦の子供達には、

「パチンコはお金を稼ぐもの。」

「だから、パチンコは仕事だ」

と、嘘をついていたようだ。


ある日、ママCの次男が娘に、

「娘ちゃんのママ、仕事してないの?!」

と、驚いたように聞いてきた。


「してないよ」

と答えると、


「 僕のママは仕事してるよ!」


娘は不思議に思った。

ママCはいつも家にいるようだから。


「何の仕事してるの?」

と次男に聞くと、


「パチンコっていう仕事!」


娘と次男は当時低学年。

娘は、『パチンコは仕事』と思えなくて、次男が何故『パチンコは仕事』というのか不思議だった。



夫婦でパチンコをして負けることも多いらしく、生活はさらに困窮。


ママCの節約は、

他人から貰えばいい

になった。


そこはママBと共通する部分。



でも、ママCの方が凄かった。



ママCの節約。


①お風呂は年中シャワーで、温度は1番低い。


②トイレの水は数回に一回しか流さない。


③子供達には学校帰宅後から17:00まで自宅トイレ禁止。

ゆえに、帰宅後は無理矢理外遊びに行かせる。

トイレに行きたかったり、喉が渇いたら「公園やコンビニに行きなさい」

と言っていたようだ。



④子供達の服を買う事をやめた

「すぐ小さくなるからさぁ。服買うなんて無駄金だよぉ」


子供達は成長期に、何年も同じ服を着ていた。

3着くらいを着回してる感じ。


次男の冬の上着は4才から小3まで着ていた。

チャックは閉まらず、丈はおへそ辺りになっていた。

ズボンも年々合わなくなり、くるぶしより上。お尻もピチピチで、しゃがむと破けそう。

それは他のきょうだい達も同じ。


⑤ 食事は、おかずは一人2口まで。

主に少量の豚肉が入った野菜炒め。

お腹を満たすには、ママCの実家から送ってもらうお米。

ラーメンどんぶりにもりつけ、食べていたらしい。


おかずがない時は、どんぶりご飯とふりかけ。


⑥子供が食べるお菓子をやめた。


お菓子は、子供達が外遊びしていると、誰かしら持ってきてる子がいたり買ったりする子がいるから、そういう子達に近寄り貰う。


「お菓子なんか買ってもキリがないからさぁ。」


「外に出たら誰か持ってるから貰えって言ってる~」


「別にいいじゃん?たかがお菓子程度なんだから~。それくらいはさぁ」


「そう思うなら自分ちで用意したら?あなたんちの子供のために、他人が買ってるわけじゃないでしょ」


と言ったら、

キョロキョロ???なんで???」

「だってー!買ってもキリがないからぁ~!」

「たかがお菓子だしさぁ。はした金じゃん?

「こっちは生活かかってるからさぁ」

「お菓子買えるくらいお金あるんでしょう~?だったらいいじゃ~ん。はした金なんだしさぁ」

「お互い様っていうかさぁ」


捉え方がどれもおかしい。

人んちのお金をはした金とは…。



仕事代(=パチンコ代)を捻出するために、子供達を犠牲にしてるとは思ってないママC



が!

 夫婦は最新のスマホを持っている。

子供達に一人一台switchを買う。

子供達は月1で髪を切りに行く。

(ついでに、ママCは子供達がいない間にお菓子を食べる。)



ようは、他人からの見た目が大事らしい。


でもママC分かってないのは、


子供達がお菓子を求めて近所中をうろうろしてる事。


当時高学年だった子供達が、近所の 未就学児と遊んであげて、その子のお菓子を一口貰う。


下の子は、友達の家に 無理矢理上がり込み、お菓子を貰いながらゲーム。


寄生する友達が見つかるまで、近所中をうろうろしていた。


当時一歳半だった末っ子は、

ママCは上の子達にお世話をさせていて、

よちよち歩きの末っ子は、

見知らぬ通りすがりの人がジュースを飲みながら歩いている方に近付き、その見知らぬ人をニコニコしながらジーーッ と見つめついて行く。


あ!末っ子がいない!

と、きょうだい達が探し回ると、

遠くの方で、誰かについて行く末っ子を発見。


連れてこようとすると、

「ジューチュ! ジューチュ!えーんえーん

と泣き叫び、

引き剥がすように抱きかかえて連れてくる。

なんて事は、ほぼ毎日。



そのうち、買い物帰りの夕方の時間帯に、

ママCも子供達と一緒にうろつくように。


子供をダシに、

「この前は子供がありがとうございましたぁ照れ

と、近付き、

 その人の足を止めさせて話し込むよう持っていき、何か貰おうとする。


「タダで手に入れば何でもいい。」

気持ちが旺盛だ。


それをママCは、お互い様・助け合いと、頻繁に口にしていた。


いつしか、近所ではママCと子供達を物乞い親子』と噂するように。


そんな噂を知らなかった私は、

うちからも何かしらあげたことはある。


姑が買った食べきれない(食べない) お菓子や、娘の着た服のおさがり。


お菓子に寄生するのは分かっていたから、娘にお菓子を外に持っていかないよう言っていたが、

高学年の子が、

「娘ちゃんちにはお菓子あるんでしょ?持ってきて」

と言うようになった。


娘がお菓子をとりに家に戻った時に

『そういう事言いだしたか』

と思い、娘には「ない」と伝えた。


こういう事は数えきれないほどあり、

ついには

「娘ちゃんのママのお財布にお金入ってるから、ママにバレないようにお金もってきて」

と。


 娘は「お母さんのお財布の場所知らない」と伝えると、

「今度買い物行った時に、ママがどこにお財布置くか見といて」 

と言ったらしい。


これは悪質だ。

すぐさま、ママCに話した。


「ふ~ん…キョロキョロ

「でもさぁ、実行されたわけじゃないしさぁ」

と。


実行されたらあなたが弁償だよ!

とキツく言ったら、


「なんでー?!」

「子供がやったことに、大人がいちいち目くじらたてるなんて!」


もし、本当にそうなっても流すんだろうと思ったから、事前対策は怠らなかった。


末っ子が幼稚園に入ると、娘が着ている服を見て

「可愛いの着てんじゃん!末ちゃんにくれるんでしょ?」


「これ、末ちゃんの(に、なるんでしょ)?」

と言うように。


娘の持ち物は、全て自分の物になると思っている末っ子。


ママCも、

「末っ子がそういうからさぁ」

と、ニタニタしながら私から貰うのが当然だと言わんばかり。


ママCは、私にだけではなく、何人もの人達にこうしていた。


ある人は、ママCと子供達と食事に行き、会計をある人が立て替えたら、シラ~ッとスルーされた。


後に旦那さんに叱られて、

5000円支払わなければいけない所を2000円を持ってきて、

「旦那に言われたからさぁ」

と。

『3000円足りない』と伝えると、

「ぼったくろうとしてんのか!」

と怒鳴られたらしい。

レシートを持っていたから内訳を見せると、

「うちはこんなに食ってねーわ!」

とキレたらしい。


このことは噂になり、近所の皆はママCからの誘いは断り、

幼稚園でも誰も誘わなかった。


そして、ママCは、

「osirukoは言えば何でもOKしてくれる」

と思い込むように。


末っ子が娘の持ち物を今すぐ欲しがったら、

「末っ子が言うこと聞かないからさぁ、それくれない?泣き止まなくてうるさいから~」


当然、あげない。

するとキレる。

「娘ちゃんが末っ子が好きそうなのを持ってるのが悪い!」


「泣き止まないのは、くれないから!そっちが悪い!」


思い込みにもほどがある。

私は何でもOKじゃない。

断りも何回もしてるし、

ニタニタしながらの遠回しの催促もスルーしていた。


そんなママCの思い込みは、子供達にも伝染。


osirukoんちの物は何でも貰える。

osirukoんちの物は私(僕)のもの。


ゆえに、娘のカバンを漁り、勝手に持ち去ったり、食べたりしていた。


時には娘の手から取りあげてまで。


家に来た時には、勝手にお菓子がはいってる棚からお菓子を出して食べたり、冷蔵庫を開けたり、

お菓子やジュースを家中探し回ったり、

家に勝手に上がり込み、私に追い出されたり、

勝手に家で遊ぶ事を決めたり。


私は、私の許可がなきゃ家では遊べないとか子供達に話したが、高学年の子、娘を騙して家に上がろうとしていた。


しまいには、スマホで遊びたい高学年の子が娘に、

「パパのタブレットか、ママのスマホ持ってきて」

とか言い出したり。


なので、ママCんちの子供達は、

出禁決定。


その都度ママCにクレームしていたが、ママCは、

「そんなの、ケチくさくない?はした金じゃん!」


頭にきたからハッキリ言った。

「子供といえども犯罪だから、警察に通報するよ!」

「学校にも連絡するから!」


こういうと、

「え?!」

と驚き、

「わかった…。子供らには言っとく…」


「でも!悪いのは私じゃないから!勝手にそんなことする子どもらが悪いから!」


「あなたの教育が悪いの!」

と叱った。


「なんでー?!私悪くないじゃん!やったのは子どもじゃん!」


「理解出来ないなら、旦那さんに話すよ!」 

と言ったら、


「それは…困る……」


と、ようやく引っ込んだ。


「それと、子ども達出禁 だからね!


と言ったら、

「え?!え?!なんで?!」


「窃盗するから!」


「窃盗なんて大袈裟すぎだよー!子どものする事なんだからさ~」

子どものすることは取るに足らない些細な事なんだから、目くじらたてるな、と、言いたいらしい。


どう言っても、

タダで貰えるという思い込みが強いから、理解が出来ないママC。


のちには、

旦那さんが友達から「バイク安く(五万くらい)売ってくれる人いない?」と言われたらしく、

旦那さんがママCにそれを話したら、

ママCは、

「バイクあるよ!友達に返事していいよ!」

と言い、旦那さんはすぐに友達に返事をした。


この夫婦の会話の後に、ママCが私に、

「て、話だから~、娘ちゃんパパのバイク譲ってくれない?乗ってないならいいでしょ?」


は?!何、人んちのバイク勝手に売ろうとしてんの?!


びっくりだって!使ってないじゃん!」


「使ってる使ってない以前の話!人んちの物を勝手に決めないで!」


「だってー!だってー!使ってないからいいと思ってー!」


「いいとか、あなたが決める事じゃない!あなたの物じゃないでしょ!」


「えー!なんでー?!旦那に返事させちゃったから~困る~」


「ダメなものはダメ!」


何か色々言ってたから、

「私から旦那さんに話す」

と言い、ママC宅に向かい旦那さんに話した。


旦那さんはママCを叱った。


後日、

「えらい目にあったよ~。夫婦喧嘩になって~。


『私は悪くないのに』

『夫婦喧嘩になったのはosirukoのせい』

『話を大袈裟にされた』

とある人に言ってたのを、その人から聞いた。


事情を話すと「やっぱりね…ママCの話を聞いてて、おかしいと思った」


と。



『自分(と自分の家族)で補えない時は他人を利用すればいい』


を、私にしたように、あちこちでしていたらトラブルが発生しまくり。


それでも何でもタダでほしい・貰えばいい気持ちは強く、

うろうろしても避けられるようになったママC


避けられる理由は理解出来ず、

イジメにあっていると本気で思っていて、逃げるように引っ越していった。


しばらく音沙汰なかったが、また、私に連絡してくるようになった。


私は返事はしていなかったが、

他愛ない話をちょこちょこと送ってきた。


たぶん、末っ子に娘のお下がりがほしいのと、高校に入った上の子達に、入学祝いが欲しかったんだと思う。


私に連絡してくるようになったということは、引っ越し先でもトラブル起こしてるんだと思った。