ママAママBママCは、

自分自身の事や自分の家族に関わる事で事を起こす時、

必ず他人ありき


ママAの他人ありきの話。




ママAは、下の子が煩わしく感じていて、遊び相手や世話は統べて長女にやらせていた。


姉妹の年の差は2才差。

下の子は、泣けば我が儘が通ると育っていて、

我を通すためなら何時間でも泣いたり、メソメソしたり、返事もしなかったり。


ママAの視覚に入る場所に立って、ずーっとグズグズ・メソメソしている。


ママAがドコに移動しようが、イヤホンをつけて背中を向けて無視しても、ママAから少し離れた場所に立って、

ずーーーーーーっとメソメソ。


それが嫌だからママAは、下の子がこうなった時には、長女に下の子の我が儘をきくよう怒鳴りつける。


怒鳴りつけられた長女は、下の子の我が儘を叶え、泣き止ませる。


イライラが止まらないママAは、それを長女に八つ当たりしたり、

誰かにギャーギャーと電話して憂さ晴らしをしたり、

子供達を残し、1人で出かけたりしている。


下の子に関しては、長女ありき。


ママAは長女に何でも頼り、そして気持ちの面だけでは可愛くて仕方ない。


可愛くて仕方ない長女を自分の意のままにしたいし、誰もが羨む光輝く子供にするべく、常に怒鳴りつける従えていた。


が、長女と二人っきりになりたい時もあるらしく、

そんな時は下の子が邪魔。


そういう時には唯一の取り巻き(言いなりの人)に下の子を預ける。

取り巻きに用事があったり、 寝込んでいても関係ない。


下の子は、我が儘が通る長女に、常にくっついていた。

何年生になってもずーっと。


学校では、入学してから何年間かは、休み時間は必ず長女の教室に行っていたらしい。

だから遊ぶ友達がいなかった。


下の子は、友達には我が儘が通らないから、100%我が儘が通る長女に執着していた。


ママAは、長女が下の子を煩わしく思っているのは分かっているが、

自分は下の子といたくないから、

長女が1人で行きたい 所があっても、娘と遊ぶ約束をしていても、

必ず下の子を連れて行かせた。


ある時、取り巻きが留守にしていて電話に出られなかったらしく、

下の子が1人で家にきた。


娘は事情が分かってるから、

「何で1人で?! 嫌だ!」と。


下の子に、長女は?と聞くと、

「ママとお姉ちゃんは、2人で出かけた。お前は娘ちゃんと遊んでろ、って」


長女と2人になりたくて、うちに下の子を押し付けてきたらしい。


長女にくっついていたから、下の子は娘だけは遊べたが、

娘は我が儘を見続け、下の子優先の遊びになるのが分かってるから、

絶対に2人で遊ぶのを嫌がった。


 下の子は、我が儘を通すために、殴る蹴るなどの暴力も長女にしていたから、娘は下の子と遊ぶのは凄く嫌がった。


長女がやり返すと下の子はギャン泣きして親に言い、


下の子を泣かせた罰は重く、

学校の時間以外の家事や、

帰宅後には、学校でいない時にママAの使った食器も洗い、

ママAの昼食も準備してから登校。


この罰は、ママAの気が済むまで何日も続く事もある。



娘は何度も、長女のあの手この手により、下の子を押し付けられる事が何度もあった。

 直感で、ママAと長女の作戦だと気づき、私に「断って」と言った。


自分で言うと、メソメソと何時間でも玄関に立ち続けるのが目に見えていたから。


私が断ると、下の子は帰って行った。


翌日、ママAが、


「下の子には、娘ちゃんとあそんどけって言ったんだ!」


「娘ちゃんは、下の子の面倒みてくれっからさぁ!」


「下の子の友達は娘ちゃんしかいないからさぁ!友達と遊ぶの大事じゃん!」


とか言ってたり、


常々、

「娘ちゃんは下の子の面倒みてくれっから、アタシと長女は楽してるわぁ!」

と言ってた。


長女と娘と下の子と遊んでる最中に、長女は、

「トイレ行ってくる」

「寒いから帰る」

と、途中で帰る事が何度かあった。


途中で帰っても、なかなか戻らないから、下の子を連れて長女の家に行くと、長女はゆったりと1人遊びを満喫していた。


ママAは、

「コイツはいいんだよ。娘ちゃん、下の子と遊んでてー」

と、玄関を締められ、鍵をかけられた。


長女の作戦にひっかかり、

腹を立てて、下の子に

「長女がいないなら、私も帰る」

と言った。


「あたしはまだ遊ぶ!」


「私は帰る」


「あたしはまだ遊びたいの!!」


「帰る」


と言い合いになり、

言っても我が儘を通そうとするから、逃げるように走って帰ってきた。  


息を切らして、急いで玄関のカギを締める娘。


何度もチャイムがなる。


私は察して、

チャイムに出る。

「はい」


「娘ちゃんと遊べますか?」


「娘はこれから宿題やる時間だから遊べないよ」


「あたしは娘ちゃんと遊びたいから~」


「今日はもうダメだよ。バイバイ」


と、言ったら帰ったようだった。


娘に事情をきいたら、走って帰る時、後ろから追いかけてきたらしい。



この翌日にもママAは、


「下の子の唯一の友達なのに、遊んでくれねーしなぁ!」


「娘ちゃんは全然友達想いじゃねーな!」


「こっちは下の子大変なんだよ!」


と怒鳴られた。


「自分の子なんだから、自分でどうにかしたら?他人に頼るとこじゃないでしょ」


「だって!下の子は面倒くせーんだよーーー!!!

ウギャーーーッッ!!と叫んだ。


「あなたがそう育てたんでしょ?」

と言ったら黙り込んだ。


このことから、

何度も何度も下の子を1人で送り込む作戦は続いた。


そのたびにママAは、

「下の子は娘ちゃんとは遊べるからさぁ」


「娘ちゃんが下の子の 面倒見てくれたら長女は救われっから!」

と。



同時進行で、登下校時にも長女による下の子を押し付け作戦あった。



娘は嫌になり、長女との登下校はやめた。


「長女ちゃんはいいんだけど、必ず下の子も一緒だから。長女と縁が切れても仕方ない」

と言っていた。



ママAはしつこかった。


「長女と娘ちゃんは親友だからさぁ!」


「長女は下の子の世話しなきゃなんねーしさぁ!」


「娘ちゃんしかいねーからぁ!」


と、どうやら私の情に訴えてるようだったが、

タクミな自己愛じゃないし、

どーーーしても、へりくだるとかお願いするとか出来ないし、したくないらしらしい。

どーーーしても『上から命令でosirukoに言うこと聞かせたい』を貫こうとしていた。


自己愛って言葉巧みに人を操るらしいが、コイツはそれが出来るほどの能力がない。



ママAは、頼みごとなんて、しんでもやらない。


私は常々、ママAに、

「長女と下の子を離しなよ」

「ずーっと姉妹一緒っておかしいよ」

「下の子を年相応に自立させなきゃ」

「姉妹いつも一緒だから、下の子と友達になりたい子がいても、なれないのかもしれないよ」

と、キツい言葉を選んで言っていた。


しかしママAは、

長女と離すと、

下の子が親にまとわりつくのは何より嫌だし、

誰からも下の子の面倒をみる素晴らしい長女と見て欲しいし、そう自慢もしたいから、

姉妹はいつも一緒にしていたかった。


娘と登下校しなくなった時から、

姉妹はバラバラで登下校するようになり、

たまに娘と会うと長女と下校。


ママAがあれだけ長女と娘に執着するよう 仕向けてた下の子には近所に同い年の友達が出来た。


全部自分の意のままにしようと躍起になるが、それが無理な時には他人ありきママA


ママAの作戦って、どれもこれも失敗してる。