『与えること』と『シェアリング』

こんにちは。Tomokoです。

ご訪問いただきありがとうございます。

わたしのことについては　このブログとわたしのこと

ランキングに参加しています。
役に立ったと感じていただいたら、ぜひポチっと押してください♡
OSHOカードの「癒し・ヒーリング」のオリジナルバナー
そちらもお願いします

「与えること」

「与えることは得意だけれど、受け取ることは苦手。」と言う人は案外多いのですが、

「与えること」と「受け取ること」はいつも同時に起きています。

どちらか一方が得意でどちらか一方が苦手ということはありません。

「受け取ること」を苦手と感じているのであれば、もしかしたら「与えることは”好き”なんだけど」という言葉が適切なのかもしれません。

与えることについて伝えているOSHO禅タロットのカードの一つは、「分かち合い（シェアリング）」です。

分かち合い（シェアリング）： Sharing＜火のクイーン/ Mastery Of Action＞

「読み解き」にも書いていますが、「分かち合う」には、第三チャクラのテーマが先にあります。「自分と他者の境界線」を尊重で持てているかどうか、、など。「自分軸を持てているかどうか」と表現されることも多いです。

「自分軸」はワガママな振る舞いで育つというものでありません。「自己中」とは全く違っていて、「自分と他者の境界線」を尊重で持てているかどうか、だからです。

自分軸がしなやかにあるかどうか、です。

「与えること」は「分かち合うこと」と同義とも言えます。

そして、「分かち合う」とは、自分のことを表現すること、「自己表現すること」なんです。

このカードはトランスフォーメーションタロットの「与えること」というカードです。

マグダラのマリアが、高価な香水をふんだんにイエスにかけています。自分の大切なものを、自分の大切な人に使うことに心から歓びを感じているマリアのエネルギーをイエスは感じて、イエスはそれを受け取っています。

それを見てユダは、「そんな高価な香水を！人々は飢えているのに、何故そんな風に無駄にするのですか？何故マリアを止めないのですか？」とイエスに言います。

それに対して、イエスは「わたしは彼女のハートのなかにすばらしいフィーリングが立ち昇っているのを見ることができる。これが祈りだ・・・私には彼女の祈りを邪魔することはできない。高価か高価でないか、それは関係がない。」と言います。

ユダの言っていることも正論ですよね。実際にこれが起きたら、ユダの言ってることに共感する人はきっと多いと思います。人々が飢えているならそんなことをすべきではないと。

けれど、誰かにとってそれが「良くない。」ことであることで、その表現ができないのであるならば、わたしたちはいつも何も表現ができません。みんなにとって正解の表現というのはないからです。

それだと何も変わらないし、何も進みません。

誰かの表現は、誰かを勇気づけるかもしれないけれど、同時に他の誰かをイライラさせるかもしれない。

逆に、誰かの表現は、誰かを悲しませるかもしれないけれど、同時に他の誰かを喜ばせるのかもしれない。

大衆の同意を求めるために表現するのであれば、その表現は最初から大衆の泥の中にあり表現されてもやはり大衆の泥の中です。

本当の意味でそこからの進化はありません。

「表現すること」「与えること」はいつも、「自分がそうしたいと思ってする。」というところにしか立てないものです。

「表現しない。」という表現さえも、

そういうならば、

「表現できない。」という表現さえも、「色んなものを自分自身が取捨選択した結果」です。

むしろそれを自覚することが自分軸を育てるということなのだと思います。

「与えること」は得意だけど、「受け取ること」が苦手、ということは成り立ちません。

本当はそれらはいつも同時に起きているから。（エネルギー上いつも同時に起きています。）

だけど、「与えることは”好き”だけど、そこには怖さがある。」ということはあるものです。

「表現することは”好き”だけど、そこには怖さがある。」ということと同義です。

その時、”好き”を見るのか、”怖さ”を見るのか、

どこに焦点を当てていきたいか、それを選ぶのも自分自身です。