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OSHO禅タロットの解説書をお持ちの方、もしくはアプリをダウンロードされている方、まずは、このカードのOSHOの言葉を読みましょう。
リーディングの最も深い読みはOSHOの言葉です。分からないまま何かを感じながら読む、ということ自体がリーディング力を上げていきます。
＜カードの読み解き＞
小アルカナは４つのエレメントに分かれています。火・水・雲・虹。 四大元素です。雲は四大元素では風。虹は、土。
「手放し」のエレメントは水。水は感情。水のテーマは感情と受容です。
（深さ１）
もう手放すだけです。
「自分はこうだ」という自分を手放すとき。
（深さ２）
何を手放すのか？
「自分はこうだ」とはどういう自分なのか？
何かのテーマについて引いている場合、そのテーマに絡んだことでしょうし、もし「今の自分へのメッセージ」等で引いていたら、ピンときたものがあればそのことについて言っているでしょう。しかし、それがエゴが入ると読みづらくそう気づくことを避けてしまうかもしれません。
このカードはこのように言っています。
解説より。「そのしずく（カードの絵）はそれまでの自己確認（アイデンティティ）を失い、下の水の広がりに加わります。」
「このカードを選ぶということは、なにかが終わっている、なにかが完結していることが確認されたということです。なんであれ――仕事、関係、あなたが愛してきた家庭、とにかく、これまで自分とは誰なのかをはっきりさせるための助けとなってきたに違いないもの――それを手放し、去って行かせる時です。」
何を手放すのかは、一言で言うと「それまでのアイデンティティ（自己）」です。
（深さ３）
このカードはしずくが主人公なのですが、このしずくはしずくである自分が自分だと思ってきた、ということです。
そういうことはありませんか？あなたは今のあなた、今までのあなたを「あなた」「自分」だと思っていませんか？
しかしこの”しずく”は落ちてしまえば大海、大きな泉へと変化します。
解説の言葉です。
「落ちる前にしずくは震えたに違いないということは、想像できます。すでに知っているものと、知ることのできないものとの瀬戸際で――。」
”今の自分” ”今の「これが自分だ」と思っている「自分」” にしがみついてそれを壊すのが、失うのが怖くて震えるのです。なぜなら、この自分の枠の外側を「まだ知らない」から。わたしたちは、「分からない」ということに怯えています。
（深さ４）
さらに解説の言葉です。
「しがみつこうとせず、どんな悲しみも受け入れて――。より大きななにかがあなたを待っています。発見されるべき新しい次元がそこにあるのです。（中略）―それは解放を意味しています。」
いつも私たちは、今の自分という「枠」があります。そしてそれを超えるときはいつも、「その枠の外は見えない、分からないもの」です。
だから怖い。けれど、それは本当は「解放」を意味していて、より大きなあなたが待っています。
だから、一度、今のあなたを手放しましょう、と伝えています。
（深さ５）
OSHOの言葉です。
「存在にあっては、優れている人はひとりもいないし、劣っている人もひとりもいない。一枚の草の葉も大きな星もまったく平等だ.....。」
「無垢な人とは、戦うことを放棄した人のことだ。」
「あるいは蓮の葉のしずくのようになった人のこと、この永遠の一部になった人のこと、溶け、溶け去り、大海とひとつになり、まさにひとつの波になった人のこと、「私」という考えがない人のことだ。「私」の消失こそが無垢だ。」
自分の存在を確保するために、戦うことをやめること、そうしたときに、実は本当に楽になることを伝えています。
この「私」とは「我（小さな私）」のことだと受け止めて良いと思います。自分を見失うことではないので。
In existence there is nobody who is superior and nobody who is inferior. The blade of grass and the great star are absolutely equal.... But man wants to be higher than others, he wants to conquer nature, hence he has to fight continuously.
All complexity arises out of this fight. The innocent person is one who has renounced fighting; who is no longer interested in being higher, who is no longer interested in performing, in proving that he is someone special; who has become like a rose flower or like a dewdrop on the lotus leaf; who has become part of this infinity; who has melted, merged and become one with the ocean and is just a wave; who has no idea of the "I". The disappearance of the ''I" is innocence.
Osho Hsin Hsin Ming: The Book of Nothing, Chapter 7
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