OSHO禅タロットの解説書をお持ちの方、もしくはアプリをダウンロードされている方、まずは、このカードのOSHOの言葉を読みましょう。
リーディングの最も深い読みはOSHOの言葉です。分からないまま何かを感じながら読む、ということ自体がリーディング力を上げていきます。
道徳性 ： Morarity
＜カードの読み解き＞
これは、西洋タロットで言えば、「コートカード」と呼ばれるカテゴリーに属しています。OSHO禅タロットのコートカードは、小アルカナ同様、４つのエレメントに分かれています。火・水・雲・虹。 四大元素です。雲は四大元素では風。虹は、土。
そしてコートカード（人物カード）は、ひとりひとりの中に実はいる存在と見ることができるでしょう。実はいるけれど、眠っている、または今顔を出している、そういう存在たち。わたしたちは全てを持っていますが、どのようにその知恵に繋がり目覚めるかです。
「道徳」は雲のクイーン。マインドのマスターの中の女王です。身近な関係性では雲の母、とも言えるでしょう。マインドはわたしたちのエゴとひっついている思考。そういった凝り固まった思考をマスター（超越）するメッセージです。
（深さ１）
あなたが思い込んでいる「ねばならない」や「常識」は本当にそうでしょうか？
そこに縛られていませんか？そこから自分を解放してあげましょう。
というのがシンプルな分かりやすい意味になると思います。
（深さ２）
あなたが思い込んでいる「ねばならない」や「常識」とは？
それは、まず育った家庭で学んだこと、学校で教育として学んだこと、会社や、社会から感じる「常識」です。
そしてこれは、共通して皆が持ってしまっている「ねばならない的常識」もありますし、個人個人でかなりばらつきのある「ねばならない」もあります。なぜなら、育った過程、、過程でもあり、家庭の持っている価値観は本当にそれぞれ違うからです。
（深さ３）
OSHOは”道徳”を否定しているのではありません。
次のように言っています。
「だが、ひとたびあなたの道徳がなにか規律からではなく、あなたの覚醒から出てくるようになったら、それはまったく別のものだ。そうなったら、あらゆる状況で、あなたは自分の覚醒からおうじるようになる。」
これは簡単に言うと、
例え”いい人”であっても、常識や規律からの”いい人”と、目覚めていること（自分に深くつながっていること）から生じる”いい人”は全然違うということです。
（深さ４）
解説の言葉です。「雲のクイーン」は、善と悪、罪と徳、容認できることと容認できないこと、道徳と不道徳という固定観念で育てられた私たちみんなの心に潜んでいます。とあります。
本当の道徳は、徳の道という漢字になっているわけですが、「道徳」と「不道徳」を並べてみる世界を超えています。
これは「不道徳」だから「道徳」を選ぼうと思っているわけではない、ということです。
これは違うからこっち、というのは計算で、トータル（全体とひとつになっている）の自分は「これとそれ」と何か天秤にかけているわけではありません。
二元的ではない世界にいます。二元的というのは「条件付け」の世界です。
（深さ５）
解説の言葉です。
私たち自身のハートの真実に行き着いて初めて、生をあるがままに見ることができるようになります。
間違っているか、間違っていないか、善か悪か、といったこのような心が下す判断はすべて、私たちが受けた条件付けによって生み出されているのを思い出すことが大切です。
これが（深さ１）が言いたいことです。覚醒とともにある道徳は、このがんじがらめの古い味はしません。そして目覚めるために必要なのは、まず、今自分を不自由にさせている信念を見直すこと。それは本当にあなたのハートから生じているものなのか？と問うています。
Bodhidharma ... far transcends moralists, puritans, so-called good people, do-gooders. He has touched the very rock bottom of the problem. Unless awareness arises in you, all your morality is bogus, all your culture is simply a thin layer which can be destroyed by anybody.
But once your morality has come out of your awareness, not out of a certain discipline, then it is a totally different matter. Then you will respond in every situation out of your awareness. And whatever you do will be good.
Awareness cannot do anything that is bad. That is the ultimate beauty of awareness, that anything that comes out of it is simply beautiful, is simply right, and without any effort and without any practice. So rather than cutting the leaves and the branches, cut the root. And to cut the root there is no other method than a single method: the method of being alert, of being aware, of being conscious.
Osho Bodhidharma, The Greatest Zen Master, Chapter 15
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