OSHO禅タロットの解説書をお持ちの方、もしくはアプリをダウンロードされている方、まずは、このカードのOSHOの言葉を読みましょう。
リーディングの最も深い読みはOSHOの言葉です。分からないまま何かを感じながら読む、ということ自体がリーディング力を上げていきます。
受容性 : Receptivity
<カードの読み解き>
これは、西洋タロットで言えば、「コートカード」と呼ばれるカテゴリーに属しています。OSHO禅タロットのコートカードは、小アルカナ同様、4つのエレメントに分かれています。火・水・雲・虹。 四大元素です。雲は四大元素では風。虹は、土。
そしてコートカード(人物カード)は、ひとりひとりの中に実はいる存在と見ることができるでしょう。実はいるけれど、眠っている、または今顔を出している、そういう存在たち。わたしたちは全てを持っていますが、どのようにその知恵に繋がり目覚めるかです。
「受容性」は水のクイーン。水の母、とも言えるでしょう。水は感情、そして受容性を表わします。
(深さ1)
ただ受け入れてみること
受容するとはあなたにとってどういうことか感じてみよう
このカードのエネルギーを自分に起こす、、自分にあることを引き出すのに、一番シンプルな言葉にするとこのような感じかなと思います。
(深さ2)
「ただ受け入れる」とは?
そして、「受容することはあなたにとってどういうことか感じてみる」とは?
OSHOは「聴くことは、受け身であることを意味する。」と、この「受容する」というカードを「聴く」ということを通して伝えています。
どのように「聴く」ことが本当に「受容する」ということなのかについて。
「聞く」ということを人は日常的にする機会を与えられていますが、「聴く」はなかなか機会がありません。
「聞く」と「聴く」の違いは簡単に言うならば、「聴く」になると「傾聴する」ということになります。
身近なところで言うと、毎日関わるようなパートナーや家族に「傾聴」をしているでしょうか?
このカードは「傾聴する」ということより、さらに深い次元のあり方を伝えていますが、それ以前にわたしたちは、日常的に「きく」機会はうんと与えらているにも関わらず、「傾聴」のそのもっと手前「聞く」という状態がほとんどです。(「聞いてもない」ということも多々あるかもしれません。)
それほどに、「ただ受け入れる」ということを自分がやってはいない、ということをまず知る必要があります。
そのためには、「受容することは自分にとってどういうことか」を一度問うてみて感じてみる。その先に初めて、このカードからまず自分が何を学ぶ必要があるのか知る必要があるのか、が分かります。
(深さ3)
「ある人の言うことを注意して聴いていると、自分のことを忘れる。自分のことを忘れられなかったら、けっして聴いてはいない。」とOSHOは言っています。
これは、分かりやすいようで、とても難しく、間違うと変な感じになるでしょう。「自分不在」というのではなく、相手と溶け合うといった、「わたしとあなたが一体」という状態であると言えます。
それでも、まずは、自分自身が人の話しを「きいている」時に、どのような感じなのか、そして、OSHOの言っているこの感じはいったいどんな感じなんだろう?と自分自身に問いかけてみる。そのことで、「受容」のエネルギーが育つ機会を増やす、それがまず大切かなと思います。
(深さ4)
引き続き、OSHOの言葉「聴いているときは、あなたはまさに通路、受け身、受容性、子宮になる。女性的になるのだ。そして、行き着くためには、人は女性的にならなければならない。」とあります。
通路であり、器であること、受容性とは、溜め込むことではないということが分かります。
むしろ、自分を落として聴いた時、通路になり、そして子宮になり、新しいものが産み出されると想像できます。カードの絵のように、頭(小さな個の自我)を落とした女性から出ている蓮のパターン、それは彼女から宇宙と調和したハーモニーが現れている様子です。
感謝のエネルギーです。
(深さ5)
「あなたが神に到達できるのは、あるいは、こう言ったほうがいいだろう―神があなたに到達できるのは、あなたが受け身、女性的な受け身の状態のときだけだ。」
「受容性」のあなたは、「ただ受け入れる」あり方で、神があなたに到達すると言っています。女性性の本当のあり方は、自分は動かずして、周りを動かす力になります。
神さえも、あなたに到達する。
「聴くことは、受け身になるためのアートだ。」
まるで、錬金術です。けれど、それくらい「受容性」というのは偉大です。そしてそれを日常の「きくこと」を意識することから始めることができます。このカードは、何かのテーマで出ていたとしても、あなたの「あり方そのもの」を見直したり伝えているものとして受け取ることで、メッセージが生きてくると感じます。
Listening is one of the basic secrets of entering into the temple of God. Listening means passivity. Listening means forgetting yourself completely--only then can you listen. When you listen attentively to somebody, you forget yourself. If you cannot forget yourself, you never listen. If you are too self-conscious about yourself, you simply pretend that you are listening--you don't listen. You may nod your head; you may sometimes say yes and no--but you are not listening.
When you listen you become just a passage, a passivity, a receptivity, a womb: you become feminine. And to arrive one has to become feminine. You cannot reach God as aggressive invaders, conquerors. You can reach God only...or it will be better to say; God can reach you only when you are receptive, a feminine receptivity. When you become yin, a receptivity, the door is open. And you wait. Listening is the art for becoming passive.
Osho A Sudden Clash of Thunder, Chapter 5
アプリでリーディングできます。
OSHO禅タロットアプリ
LINE@で OSHO禅タロットバーチャルCafe
始めました!
お友達登録は上の画像をクリックしてください。お友達登録ページに行きますので、そこで「追加」というボタンを押してください。
パソコン画面の場合、QRコードに飛びます。<LINE ID @xum7523o>