２０．幻想を超えて： Beyond Illusion　

OSHO禅タロットの解説書をお持ちの方、もしくはアプリをダウンロードされている方、まずは、このカードのOSHOの言葉を読みましょう。

リーディングの最も深い読みはOSHOの言葉です。分からないまま何かを感じながら読む、ということ自体がリーディング力を上げていきます。

２０．幻想を超えて： Beyond Illusion　

＜カードの読み解き＞

（深さ１）

このカードもOSHOの言葉も、カードが出て読むときも、難しいと感じられることの多いカードです。

あなたが「現実」と思っているものを、「あなたが思い込んでいるものを」一度疑ってみましょう。
というのが、カードが出たときにまずシンプルに読みやすい読み方だと思います。

（深さ２）

あなたが「現実」と思い込んでいるものとは？

OSHOはこう言っています。
「私にとって、疑う能力は人類への最大の祝福のひとつだ。」と。
これは、あなたに起きていることを、そのままに体験しないことを言っているのではありません。むしろ、現実は現実として深く体験することを伝えています。多くの人がそうせずに、自分が自分として体験したことではなく、人から聞いたこと、社会から与えられたもの、他者の価値観等を自分で深く体験することなしに、それを「現実」として見ている、そこへの問いかけになっています。

（深さ３）

そこで、あなたが「現実」と思い込んでいるものは、本当にまさにあなたの深い体験なのか？あなたが自分として体験し、それを深く感じ、向き合ったことなのかと問いかけています。

思い込み決め込んでしまっていることで、あなたが自分に課している制限は、本当にそうなのか。あなたがそうだと思い込んであきらめてしまっているものは本当にそうなのか。

そしてそれを一度問うた上で、自分として深く物事に向き合い体験しなさいということを伝えています。それが「あなたが現実と思いこみあきらめている、もしくは知ったつもりでいる、その幻想を超える唯一の方法なのだ」と伝えています。

（深さ４）

OSHOはまた、このようにも言っています。
「なぜ、ゴーダマ・ブッダのような人びとは、全存在―――あなたの目撃している自己以外は、あなたの覚醒以外は全存在がただはかなく、夢と同じものでできていると強く主張したのだろう？彼らは、この樹々はここにはないと言っているのではない。この柱はここにはないと言っているのではない。幻想ということばゆえに、誤解してはいけない・・・。」

それは今あなたの目の前にあるものをあなたの体験しているものを、そのままに見ること、そして、それをあなた自身で体験すること、そうでなければ、それは夢を見ているのと同じだ、と言っています。それは あなたの中からしか、真実の体験に入れないからです。

（深さ５）

このカードの絵の蝶は外側にあるものを表わしています。それは絶えず動いていて、あなたを惑わします。それを外側の動きに惑わされずあなたがあなたとして深く心と体と魂をひとつにして、体験すると、蝶の背後にある意識の顔（あなた自身）との間に覚醒の空間が生まれます。

その空間が瞑想であり、そこから幻想とは何か、そして真実とは何かを知ることができるのだということ、そしてそれは、あなたがあなたの中にしっかりと入り、あなたの中心からしか、その宇宙の、その覚醒の扉には入れないことを伝えています。

To me, the capacity to doubt is one of the greatest blessings to humanity. The religions have been enemies because they have been cutting the very roots of doubt, and there is a reason why they have been doing that: because they want people to believe in certain illusions that they have been preaching....
Why have the people like Gautam Buddha been so insistent that the whole existence--except your witnessing self, except your awareness--is just ephemeral, made of the same stuff as dreams are made of. They are not saying that these trees are not there. They are not saying that these pillars are not there.
Don't misunderstand because of the word "illusion".... It has been translated as illusion, but illusion is not the right word. Illusion does not exist. Reality exists. Maya is just in between--it almost exists.
As far as day-to-day activities are concerned, it can be taken as reality. Only in the ultimate sense, from the peak of your illumination, it becomes unreal, illusory.
Osho The Great Zen Master Ta Hui, Chapter 12.

Zen says that if you drop knowledge--and within knowledge everything is included, your name, your identity, everything, because this has been given to you by others--if you drop all that has been given by others, you will have a totally different quality to your being--innocence. This will be a crucifixion of the persona, the personality, and there will be a resurrection of your innocence; you will become a child again, reborn.
Osho Dang Dang Doko Dang, Chapter 7

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