１９．無垢： Innocence

OSHO禅タロットの解説書をお持ちの方、もしくはアプリをダウンロードされている方、まずは、このカードのOSHOの言葉を読みましょう。

リーディングの最も深い読みはOSHOの言葉です。分からないまま何かを感じながら読む、ということ自体がリーディング力を上げていきます。

１９．無垢： Innocence　

＜カードの読み解き＞

（深さ１）

さまざまなことを体験してきたあなただからこそ、
今無垢に還りましょう。

このカードはシンプルに読んでも、この二つを押さえておいてほしいと思います。

（深さ２）

この二つとは？

一つは「無垢」というタイトル通り、無邪気なあなたでいましょう。です。

もう一つは、
あなたはもう子どもではないこと。

これはネガティブな意味ではありません。大人になったあなたに、今のあなただからこそ、無邪気な自分でいましょう、という意味です。

（深さ３）

とは、どういう意味なのか？

大人になると、いろんな仮面をつけるようになります。母であること、父であること、姉であること、兄であること、先生だったら、先生であること、その人の環境に応じていくらでも仮面があります。そもそも「大人であること」、からそうです。
そしてまた、人格を持ちます。OSHOで出てくる「人格」とは、社会に対して見せている態度や顔です。社会の中でうまくやれるように、、という。その態度を責めているのではありません。
考える必要があるのは、ではそれは本当に「自分自身」なのか？仮面や人格は、あなたが表現していることではあるけれど、それをあなたはすっきり葛藤なく、自分だと思えているのか？

だからこのカードは、「大人のあなたへ」のメッセージなのです。

（深さ４）

自分自身との葛藤。

仮面や人格に対して、自分自身がどうなのか？を考えるのは、実はとても簡単な切り口があります。
あなたはその「仮面」や「人格」を持っていることで、不自由を感じていませんか？それとも感じていますか？感じているならどんな時感じていますか？

それが「いつも」でなくても、こういう時は感じている、、とあるのであれば、そのテーマに対してはこのカードは出てくるでしょう。
そして「いつも」であるならば、あなたにとってとても大切なメッセージであるでしょう。

（深さ５）

このカードの絵は「老人とかまきり」という絵になっています。

あえて「老人」です。それは、大人になって「仮面」や「人格」を背負った人間に対しての叱責ではなく、様々な経験をしてきた大人のあなただからこそ、それを外して「無垢」に還るときだ、という意味で「老人」の絵になっています。

解説の最後にこんな言葉があります。
「十分に生きられた生の無垢には、智慧の質と、生の果てしなく変化する驚きを受け容れる質があります。」

ただの「無邪気」や「何も知らない無垢」ではなく、酸いも甘いも体験してきたあなただからこそ、その「無垢」がどれほど智慧にあふれた豊かなものであるかを伝えているカードです。「仮面」や「人格」を背負っている間は、あなたは知識でしかない。けれど、それを落としたら、あなたはリラックスした自分自身を見つけ、そこではそれらは「智慧」に変わっています。

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無垢～Oshoの言葉より～

Zen says that if you drop knowledge--and within knowledge everything is included, your name, your identity, everything, because this has been given to you by others--if you drop all that has been given by others, you will have a totally different quality to your being--innocence. This will be a crucifixion of the persona, the personality, and there will be a resurrection of your innocence; you will become a child again, reborn.
Osho Dang Dang Doko Dang, Chapter 7

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