こんにちは。口から飛び出す英語トレーナー藤香峰智子です。
この『闇は光をもとめて』シリーズでは、女性の自立をテーマに私の体験記を綴っていきます。
私がどのようにして自由を勝ち取り、自分らしく生活するまでを書いています。
今日は9回目になります。
8月12日、ライオンズゲートの最終日の夕方。
雨が降っていたのだが、止み、外が明るくなった。
そしてゴールドの夕焼けがいっぱいに広がっていた。
まるで鳳凰が羽を広げて金粉を振りまいたかのような
外の様子に驚いた。
膠着状態の調停
さて、遡ること2019年の12月、
東京に移住したのち、
全てが万全だった、とは言えなかった。
何よりも、私は心身ともに不調で、
朝起き上がることが出来ず、思うように仕事ができなかった。
誰も、私に不満や文句を言う人はいないという安堵感は素晴らしかったのだが
時折フラッシュバックする彼らの暴言が私を苦しめたのだ。
とにかく、早く離婚手続きを進めたかったので、
家庭裁判所に調停を申し立てた。
実際、調停が始まったのは2020年1月から。
1回、2回、3回・・・・と調停は進んだのだが、
全く離婚の話がまとまらなかった。
これには、本当に困ったし、私が一番苦しかった場面だ。
なぜなら、あんなに私を憎むような言葉で暴言を吐き、しまいには「離婚しよう」とまで脅しにかかったYは、なんと!!!
「離婚したくない」
の一点張り。
これには開いた口が塞がらなかった。
加えて、私はYの顔を見ただけで戦慄が走るようになっていたので、対面での調停を進めることはできなかった。
調停は別室で行われて、3人の調停員と裁判官がそれぞれの部屋を移動するスタイルになった。
この配慮には本当に感謝している。
私は、どうしたら離婚ができるのか、このままでは調停は不成立そして、裁判になってしまう・・・・、そんな思いでいっぱいになっていった。
ただ、自分の納得する離婚をするために、複数の弁護士にあたり、自分にとって一番相性の良い弁護士を探したのだ。
とにかくできれば調停で解決したい。問題が長期化する裁判は避けたい。できるならば。
そのために最善を尽くそう、と考えてた。