9月29日、
薄曇りの今日はとても涼しく、秋という季節を実感します。
こんにちは。冬月智子です。
気候の良さに誘われて、公園に足を伸ばすと、木々はすっかり葉を落として、落ち葉を踏みしめるとサクサクと音がして、
この音がなんとも心地よい秋を演出しています
落ち葉の上に木の実発見!
椎の実かな?
・・・・もしかしたらどんぐりかな💦(わからなくてすみません)
娘が幼稚園児だったら喜んで集めただろう木の実。(もう小3です)
公園に秋を探しに行った私は、燃えるような彼岸花発見。
真っ赤なお花は一目でわかります
古語で言えば「いちしろし」(すぐに目をひく)という感じですね!
ところで、この彼岸花は『万葉集』には詠われているのでしょうか?
彼岸花は一説によれば古代名が「いちし」。
「いちし」は彼岸花のほかにも「クサイチゴ」、「エゴノキ」ではないか?という説がありますが、
いずれにしても、どの花が「いちし」なのか実は不明なのです
もしかしたら「いちし」とは彼岸花かも、というところです。
『万葉集』にはこのように詠われています。
道の辺のいちしの花の いちしろく 人皆知りぬ わが恋妻は
柿本人麻呂歌集 巻十一・2480
訳:道ばたに咲いている いちしの花のように
はっきりと世間の人は知ってしまった 私が愛している妻を
ここでは、「いちし」が彼岸花とすれば、彼岸花を愛する妻に例えて、はっきりと人に知られてしまったよ、と愛する思いを表現しているのですね!
彼岸花は燃えるような赤で、一目でそれとわかりますし、
目立つ花ですよね!
だから、私の恋は「隠しようがないのだ」と表現しています。
こんな、花に寄せて、恋を表現する、こんな繊細な表現力を持つ万葉人の感覚は魅力的に感じます
現代にはない感覚ですね
☆英語メモ
彼岸花は英語ではcluster amaryllis(直訳:群れをなしているアマリリス)。
たしかに、彼岸花は必ず群れて咲いてますよね!
毎日少しずつ、これは英語でなんて言うのだろう?と単語を増やしていくと楽しいですよ
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