【奈良大和路 飛鳥】古代日本ミステリーツアー | 藤香峰(ふじかね)智子の英語は世界へのパスポート

こんにちは。

今日は旅行記になりますニコ

 

私は、奈良県にある明日香村が大好きですラブ

 

明日香村は古代、飛鳥時代と呼ばれる時代に大王(天皇の旧称・おおきみ)の宮が造営されたところ。

例えば推古天皇の豊浦宮、

小墾田宮(おわりだのみや)。

 

舒明天皇の岡本宮。

 

皇極天皇の板蓋宮(いたぶきのみや)など。

 

飛鳥地方はそんな古代にまつわる遺跡がたくさんあります照れ

 

飛鳥ってどんなところ?

と聞かれると、

「日本という国が産声をあげた場所」なのですね。

言い換えると、日本の原点がある場所なのですニコニコ

 

今日は、そんな飛鳥地方が見渡せる甘樫丘(あまかしのおか)に登ってきました。

 

甘樫丘は歴史公園になっています。

さて、歩いてみましょう。

 

 

遊歩道の入り口です。

 

しばらく登り階段が続きます。

がんばりましょう。

 

疲れがでてきたところで、万葉歌碑発見。

ちょっと鑑賞してみましょう。

 

 

采女の袖 吹き返す

明日香風

都を遠み いたずらに吹く  

               志貴皇子

 

訳: 宮中の女官の袖を ひるがえすように吹いた飛鳥の風は

もう、都が遠くなってしまったので、

むなしく吹いているだけだなあ。

(持統天皇が都を藤原京に遷したので、飛鳥にいた女官たちの

姿はもう見ることができないよ、と表現して、古都・飛鳥に対する望郷の思いを歌に託しています。)

 

まだまだ続くよ階段は。

でも、あとひと頑張り。

 

着いた!展望台。

 

展望台の北側は藤原京ができた場所です。

有名な大和三山を望むことができます。

 

畝傍山。

 

耳成山。

 

香具山。

 

天智天皇の詠んだ、大和三山の歌はとても有名ですね。

 

 香具山は 畝傍ををしと 耳梨(みみなし)と 相あらそひき 神代より かくにあるらし 古昔(いにしえ)も 然(しか)にあれこそ うつせみも 嬬(つま)を あらそふらしき  

                              万葉集より

 

解釈はいろいろなのですが、

ここでは香具山が女性として考えてみると、

 

「女性の香具山は畝傍を男らしいとして、もう一人の恋仲の男性・耳成と争った。 神代の昔もそうであった 現実に妻を争うらしい」

 

実は女性は額田王で、耳成と畝傍は天智と大海人皇子(天武)ではないか?

といろいろ考えられています。

 

実際のところはどうだったかミステリーなのです。ちょっとドキドキする歌ですね!!

 

さて、視線を南に移せば、古い宮が置かれた飛鳥地方が見渡せます。真ん中あたりの伽藍は飛鳥寺で、最古の大仏が安置されています。

 

 

さて、美しい田園を眺めながら、甘樫丘遊歩道を回ることができます。

 

 

昔の飛鳥人も、甘樫丘にのぼって、宮や飛鳥寺を見下ろしたのでしょうね。

ここが、日本の出発点ですし、日本のふるさとだったのですひらめき電球

 

【編集後記】

このように、記事をさらっとまとめたように見えますが、今日は8月で暑くて、階段を登りながら汗だくでした💦

 

とにかく、自然が豊かで、木や草が多いので、蚊もいましたし、トカゲの姿も見ました。

 

虫よけスプレーを肌につけて登ったほうが良かった・・・・と思いました。

 

日陰はたくさんあるので、涼むことができますが、やはり観光シーズンの春秋が登り易いです。