『魔王様げ～む！』、店頭に並ぶっ
＜渡島＞
おかげさまで『魔王様げ～む！』、発売から一日でamazon品切れになりました！ ありがとうございますッ！
＜果菜＞
単に入荷数が少なかったとかってオチなんじゃないんですか？ まぁ実際どうなのかは分かりませんけど。
＜渡島＞
……どうしてそう冷や水ぶっかけるようなことを言うんですか（泣）。いいじゃない、もう少し幻想の世界に浸らせてくれたって。
＜果菜＞
渡島さんの場合、トリップしたまま帰ってこなくなる恐れがありますからね。
＜渡島＞
ふんだ、グレてやるーッ！
ぴゅうっ
＜果菜＞
あっちょっと、どこ行くんですか！？
＜渡島＞
ついでにそろそろ北海道の本屋でも売り出してないか確認に行ってやるーッ！
＜果菜＞
最初からそっちだけが目的でしょ！？
・・・・・
＜渡島＞
と、いうわけで！ 無事店頭に並んでいるのを確認しましたですよ！
＜果菜＞
良かったですね。やっぱり実物が置いてあるのを見ると実感が湧いてくるんじゃないですか？
＜渡島＞
２軒回って、それぞれ入荷は１冊と２冊でしたけど、それでも一応新刊だから平積みですよ。嬉しいですね！
＜果菜＞
『集団美少女戦士キューティ・パンツァー』で同日発売の三門鉄狼さんは、ＭＦ文庫Ｊの『ラグナ・クラウン』がそれぞれ３冊・６冊積んでありますね。
＜渡島＞
うおうっ、凄ェ！
『魔王様げ～む！』本日発売
＜果菜＞
そんなわけで、『魔王様げ～む！』本日発売です！
＜渡島＞
早速書店へレッツゴー！
ぴゅうっ
＜果菜＞
あっ、ちょっと！？ ……もう、行動が分かりやすい人だなぁ。
（数時間後）
＜渡島＞
デカい本屋２軒回ったけど、売ってなかったヨ……！ これだから北海道は田舎だぁ……！
＜果菜＞
ありゃま。
＜渡島＞
つーか、予想されたオチではありましたけどね。北海道じゃメガミマガジンだって毎号２日遅れの発売ですから。まァ同じ北海道でも、大都市の札幌はどうだか知りませんけど。
＜果菜＞
『集団美少女戦士 キューティ・パンツァー』で同日デビューの三門鉄狼さんも、ブログで「まだ見てない」って書いてましたよ。
＜渡島＞
あっホントだ。えー、でも『ラグナ・クラウン』だったら棚差しで３冊くらい並んでんの見ましたけど。
＜果菜＞
三門さんは『ラグナ・クラウン』でＭＦ文庫Ｊの新人賞も受賞して、ダブル受賞デビューを果たしたんですよね。
＜渡島＞
金賞・駒都えーじ賞のＳＯＷさんも、ジャンプ小説新人賞とのダブル受賞っしょ？ 凄ェ人たちと同期になっちゃいましたなぁ。
＜果菜＞
何はともあれ、『魔王様げ～む！』をよろしくお願いいたします。
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『魔王様げ～む！』ができるまで その４（最終回）
【前回のあらすじ】
発想の原点は、「勇者が魔王にこき使われたら面白いんじゃね？」という思いつきからだった。
＜果菜＞
さて昨今、巷ではいわゆる『男の娘』ブームが来てます。漫画やラノベに女装ネタや性転換ネタが出ることも多くなりましたね。『魔王様げ～む！』の主人公・レモンも、魔法で性転換させられた元男。やっぱり渡島さんもブームに便乗したんですか？
＜渡島＞
いや、別に流行ってるから書こうと思ったわけじゃないです。あっしの男の娘好きは生まれつきです。
＜果菜＞
おっと。軽い気持ちで訊いただけなのに、一転して手に負えない話になってしまったぁ。
＜渡島＞
何ですかその目は。人を「ある意味変人」みたいな目で見ないでください。
＜果菜＞
いや、「ある意味」でなくガチですよ。
＜渡島＞
まぁ生まれつきというのは大袈裟にしても、物心ついた頃から二十年近く、ずっと「男が女になっちゃう話」が大好きだったんですよ。変身するんでも男女の身体が入れ替わるんでも何でもいいんですけど、男の魂を持った美少女というのは、生まれついての美少女とはまた違った味があるもんですから。
＜果菜＞
性転換ものだけですか？ 女装は？
＜渡島＞
女装ものも好きな方ですけど、まず性転換ですな。性転換美少女は萌えます！ 間違いなく！
＜果菜＞
いやいやいや、そんな堂々と言えるようなことなんですか、それ？ 同じ流行りでも、ツンデレとかと比べるとそこはかとなくアブノーマル臭が……。
＜渡島＞
いや、まさしくアブノーマルですな（笑）。これでも少年時代は「こんな変な趣味を持ってるのは世界で自分一人なんじゃ……？」と思って、自分で自分が心配になったもんですよ。だからといって更正する気もさらさらないんですけど（笑）。それが今じゃ性転換モノや女装モノがたくさん世に出るようになって、『男の娘』という言葉が浸透し始めてきましたから……ホント隔世の感がありますな。
＜果菜＞
『このライトノベルがすごい！』の2008と2009でも、『性転換＆異性装作品』というジャンルで取り上げられていましたね。
＜渡島＞
さすがに今年版では消えてましたけど、徐々に認知度も高まってきつつあるのですよ。ここであっしがもう一押し流行らせて、『男の娘』を単なる“ブーム”でない“一大ジャンル”へと発展させたいのですよッ！
＜果菜＞
……ええまぁ、夢を大きく持つのは間違いじゃないとは思いますけど。でも渡島さんの場合、そんな壮大な話よりまず次回作を出せるかどうかの方が問題なんじゃないですか？
＜渡島＞
うっ。ええ、そこは、何とか頑張らせていただきたいですよ。次があるかどうかは、ひとえに読者の皆様からの反響次第ですから。
＜果菜＞
『魔王様げ～む！』はいよいよ明日発売です。最後に改めて渡島さんから、ＰＲをどうぞ。
＜渡島＞
おかげさまで、何とかこうしてデビュー作を出させてもらえることになりました。この物語はとにかく萌えが主体のドタバタコメディです。一応バトルなんかもありますけど、小難しい理屈や複雑な設定などは一切なく、肩肘張らずお気楽に読める小説になったんじゃないかと思います。店頭で見かけた際には、是非とも手に取ってみてください。
＜果菜＞
よろしくお願いします。
『魔王様げ～む！』ができるまで その３
【前回のあらすじ】
メガミ文庫なら煩悩に忠実な小説を送っても大丈夫のはずだ（たぶん）。
＜果菜＞
先日の話で、渡島さんがメガミノベル大賞に応募した動機は分かりましたけど。そもそもこの『魔王様げ～む！』を書こうと思ったきっかけは何だったんですか。
＜渡島＞
ええまぁ、最初は他愛もない思いつきからですね。剣と魔法のファンタジーというと、勇者が長い冒険の果てにラスボスの魔王を倒すというのが王道じゃないですか。それをひっくり返しちゃったらどうなるかな、と。
＜果菜＞
ひっくり返すと言いますと。
＜渡島＞
だから、最後に出てくるはずの魔王がいきなり序盤から出てきて、しかも勇者が魔王にあっさり負けちゃうというのはどうだろうかと。
＜果菜＞
確かに、普通あんまりそういうのはないですよね。真面目な話でそれやったら、物語として成立しませんからね。
＜渡島＞
んで、あっさり負けた後はどうなるか。殺されちゃったら話が終わっちゃうし、ただ痛めつけられても面白くない。じゃあ「勇者が魔王にこき使われる」、この構図は面白いんじゃなかろうかと。
＜果菜＞
勇者の面目丸潰れですね。
＜渡島＞
「こき使われるなら何の仕事がいいかな？ これも普通に兵士とか奴隷とかでは面白くないし……」といろいろ考えていくうち、「そうだ、魔王なら権力者だから、メイドさんをいっぱい雇ってるはずだ。メイドさんなら絵的にも華があるし萌えるし、勇者としても男としてもこれほど恥ずかしいこともないし」って流れになりましてね。元々『男の娘』は大好きでしたので、ガッチリ組み合わさりました。
＜果菜＞
じゃあ、萌えがメインのコメディになったのも自然の流れですね。
＜渡島＞
そうですね、ある意味スタートの発想から悪ふざけでしたから（笑）。こんなネタをシリアスにやっても白けると思いますし、それよりは美少女と萌えを前面に出して気楽に楽しめるものを書こうよ、という方針でしたな。
つづく
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＜渡島＞
ちょっとご無沙汰しておりましたが、また更新ですよ～。さ～て本日はブログ拍手へのお返事をしてみましょうかねッ。
＜果菜＞
うっそだ～ぁ！ こんなまだgdgdなブログに、コメント付きの拍手なんか来てるはずないです！
＞（中略）どうやって出来上がったか、非常に興味があります！また続きをお願いします。
＜渡島＞
はい、ありがとうございます！ これからも行き当たりばったりでガシガシ更新していきますよ！
＜果菜＞
……誰ですか、この人？
＜渡島＞
あっしのマイミクさんです。mixiの日記に一番たくさんコメントをくれる、大変優しい御仁です。
＜果菜＞
思いっきし知り合いじゃないですか。
＜渡島＞
仕方ないでしょうが！ まだグーグルの検索で一切引っかからないんだから（泣）！ 現状このブログは、mixiからのリンク以外では存在すら知ることができないんスよぅ（号泣）！
＜果菜＞
いい大人が泣かないでください。もっと何度も更新していけば、いずれ載るんじゃないんですか？ まだ開設してたった５回でしょ。
＜渡島＞
地道にやっていくしかないってことですな。やっぱりもっと早くから始めておくべきでしたかのう。
＜果菜＞
まあまあ。検索といえば、渡島さんの言ってたamazonに『魔王様げ～む！』が入ってますよ。
＜渡島＞
……カバー画像がない上に、「この本は現在お取り扱いできません。」って書かれてますよ。何が起きてんですかコレは？
＜果菜＞
三門鉄狼さんの『キューティー・パンツァー』も同じですね。
＜渡島＞
じゃあせっかくだから、他の通販サイトも見てみますか。
＜果菜＞
楽天は「メーカーに在庫確認をいたします。」、ＪＢＯＯＫは「予約受付終了」、bk1は「出荷可能時間 ７－２１日」……。今のところ、全てのサイトから違うこと言われてますね。
＜渡島＞
何だかよく分からない……。発売前ってこういうものなんですかね。
＜果菜＞
でも、これだけ多くの場所に名前が載るのは嬉しいですよね。小説が出るって実感が湧いてくるんじゃないですか？
＜渡島＞
メガミ文庫は新興レーベルなので、まだなかなか店頭に並ぶ数が少ないとか言われてますからな……何とかネット通販も利用していただきたいところですよ。
※…追記（11月25日）
その後、無事全てのサイトで注文可能になりました。
よろしければ是非お買い求めください。