聞いた話だけど、
バレエは足指の長さが同じが理想だとか。
親指から小指まで、先っぽが一直線になる足、ですね。
(だから正確には指の長さは同じじゃないのだけど、言わんとしてるのはそれ)
そんな足、ありえないでしょ~!だけど、
親指から小指まで斜めってるより、立ちやすいだろうなぁ。
トゥで立ったとき小指のほうに落ちにくいし、接地する面積が増えるし。
似たようなことは、ピアノでも聞きました。
指の長さが同じが理想だとさ。
確かに。
音の粒を揃えるには、理屈で言えばそうなるわ。
ピアノは弦打楽器です。
内部に張られた弦をハンマーが叩いて音を出す。
こういう構造↓
太鼓が、叩き方によって音の強弱が変わるように、
ピアノも、鍵盤の叩き方によって音の強弱が変わります。
それを、それぞれ長さも違えば、力も違う指で叩くと、どうなるか?っつ~
指の長さを同じには出来ないし、親指と小指の力の差はどうしようもない。
これをテクニックで どうにかしろってんだから、
指の長さが同じが理想(幻想?)って言いたくなるのも分かるわ~
親指や人差し指は、もともと強い指だからいいけど、
小指はメッチャ大変
でも、それを使えるようにならないと、簡単な曲も綺麗に弾けない。
難曲になると、そもそも弾けない。
ちなみに「超絶技巧練習曲」なんてイヤミったらしいタイトル・・・・
と、ピアノ仲間で言ってた。はいはいアンタはそれが弾けて凄いですよ~って
・・・・の作曲者リストの小指は、普通の人より長いです。
(第4指の爪くらいまである)
前置きが長くなりました。(前置きっ?)
以下は、キミドリさんのブログから辿り着いた動画です。
これ、すっごくいい!
石井久美子さんが語られていることを、一部紹介。
親指側と小指側の筋力差というのは、
もう、ほっとんどの人が小指側のほうが弱いはずです。
もう小指側なんて、ほとんど感覚がないという人が、たくさんいると思います。
足裏について、私の関心は薄かったと思います。
股関節や骨盤などへの関心のほうが強くて、足裏は後回し。
足裏の重要性が分かっちゃいてもアタマで分かってるだけだった・・・って感じ?
もっと平たく言えば「分かった気になっていた」
今でも「分かった気になってるだけ~」ありありなんだけど、
少しづつマシになってきてる・・・・と思う。たぶん
小指側が弱いことが「立ち」に どんな影響を及ぼすか、自分の身体で実感できたから、
「アタマで分かってるだけ」を、ちょっと脱出できたと思います。
多分、いっぱいいると思うんですよね。小指側がお留守になってる人。
バレエもだけど社交ダンスも、概ね「親指のほうに乗る」「小指側に流れないように」と
指導されるから。
それは間違いではないんだけど、あげく親指のほうだけに乗ったりとか、
けっこうやっちゃいません?(私がやった^^;;)
親指だけじゃなく全部使えとか、親指と小指&踵の3点に乗ると指導されても、
じゃあそれが出来るようになるために何かトレーニングをするか?となると、
「そう心がける」程度だと思うんですよね。
足裏の筋肉強化トレーニングまでは関心がないか、
あまりやらない人が大半だと思います。
ことに社交ダンスは、自分が受けてきたダンスレッスンを振り返るに、素足に近い状態でレッスンすることは、ほぼ無かったから、そうなりがちなように思います。
そもそも「足裏を鍛える」という概念そのものが無かったし。
バレエだって「足裏を鍛える」なんて地味~なことより、いかに脚を高く上げるか?に行っちゃって、せっせと股関節の可動域アップには勤しんでも、足裏は後回し。(←私^^;)
いくら股関節の可動域が上がろうが、軸がしっかりしてなきゃ、
脚を上げたままで立てないのにね。
もともと生理的に弱い小指側を鍛えることこそ、
バレエやダンスの「立ち」の強化に必要なのでは?
ピアノで、もともと生理的に弱い小指の機能アップすることで、
格段に上達したように。
3点で床に吸い付くように立つには、足のアーチが必要。
下から突き上げるような、引きあがった土踏まずが必要。
足裏トレーニングは、いままで気合いれてなかったから、ほとんど未開拓分野。
・・・・・ってことは。
伸びしろが、いっぱいあるはず!
「もう一つ、上にスっと伸びるものがあればいいんだけど・・・・」と、
熊本の先生から言われました。
他の先生からも同様のことを言われたことがある。
もしかしたら、これで、そこから脱出できるかもしれない!
楽しみです