RPGには装備というものがあって、武器や防具を装備することでキャラクターを強化することができる。また装備はキャラクターによって装備できるものとそうでないものがある。

ファイナルファンタジー11も例にもれず、装備がある。

ただ、普通のRPGとネットワークRPGでは違う点がある。

それは装備できるレベルが設定されている事。

この武器は9レベル以上で装備可能みたいな。

そうして僕は今まさに9レベル。お目当ての装備を装備できるレベルだ。

颯爽とお店に入る。

ゆ「これくださいな」

店「お金が足りません」

武器は1500ギル

僕の所持金は300ギル

とらぬ狸の皮算用とはこのこと、自分の貧乏っぷりに絶句した。

という訳で今お金を貯めています。

装備といえば、僕はスーツを着る事に慣れない。前職が私服通勤だったので、本格的に着るのは今回の仕事が初めてであり。

もともと僕はスーツを一着しかもっていなったので、スーツカンパニーに買いに行った。スーツは気に入ったものを誕生日プレゼントで買っていただいたのだが実はワイシャツも一着しかもっていなかったので、これも買うことにした。

なにも知らないので店員さんにきく。

サイズを測ってもらい自分に合うサイズを教えてもらった。

そして、スーツカンパニーには2つのシャツの種類があることを聞いた。

ひとつはゆったりとしたリラックス。

もうひとつはタイトなアドバンス。

僕はリラックスだとだらしなく見えるかもとおもい、アドバンスを買った。

そして今、アドバンスシャツに袖を通し気づいた事がある。

首きつい。

常に首を絞められてる感覚。

僕はアドバンスシャツを装備できないキャラクターだったみたいだ。

という訳で、今息苦しいです。

スーツカンパニーの店員さんも僕がアドバンスシャツを選んだ段階で

「お客様が装備するには少々きついかと」

と言ってくれればいいのに。


そんなヤツいない。

僕らの街へやってきた。ハットリ君がやってきた。


じゃないです。


さっき迷子になったので、迷子にならないように慎重に、今度は違う道を行った。


荒野を進むと、そこに大きな滝が右に見えた。滝つぼから川がのび、切り立った崖を形成している。


僕は崖の上から下を見ると、思いのほか深かった。


崖にかかる橋を見つけて僕はそれを渡った。橋の上から滝を見ると、より綺麗に見れた。


もしカメラを持っていたら、シャッターを切っていただろう。


切り立った崖を渡り、対岸に着くと、さらに進んだ。途中、ゴブリンを倒しながら進んだ。


さらに進むと画面がブラックアウトする。


次の場所に出るとそこは今まで見た光景とはっきりと違った。


緑だ。自然だ。草花だ。


今まで土と岩の荒涼とした土地しか見ていない僕にとって、それはとても新鮮だった。


地図を確認しながら進む。


ある程度進むとゴブリンがいた。


調べると「自分と同じくらいの強さ」


闘って勝てた。


そのあと、その辺の敵と闘い、敵がいなくなったのでさらに進んだ。


するとミミズがいて自分と同じ強さだったので、戦った。


しかし、あいつが来た。


カメだ。


2対1では敵わない。


僕は戦闘解除し、カメと反対方向に逃げる。


それは、僕の来た道とは反対方向だったけども、逃げ切ることが第一だった。


しかし、カメの攻撃はおもったより全然強く。もうだめだと思った。


物語ならここで、救世主登場といったところだが、


そうは行かない。


瀕死の僕は遠くに謎の建造物を見た。


形容できない不思議な形の巨大な建造物。


きっとあそこにも謎があるのだろうなと思いながら僕は力尽きた。






攻略本を見て知ったのだが、このゲームには合成という要素がある。


いろいろなアイテムを合成することで、新たなアイテムを作り出すことが出来るらしい。


しかも合成をするたびに合成のレベルがあがりよりいいアイテムを合成できるようになると言う。


実に興味深い。僕もやってみようと思う。


合成に必要なものは、モンスターが落としたアイテム、そしてこれもモンスターが落とすクリスタル。


ギルドというところに行くと以後合成ができるようになるらしい。


ギルドの人に合成のレシピを訊く。


銅鉱を4個を炎のクリスタルで合成出来るらしい。


持っているアイテムを見ると銅鉱を1つしか持っていなかった。


しかしこのピンチはすぐに脱せた。ギルド内で銅鉱が売っていた。たったの9ギル。


銅鉱を購入し、早速合成してみる。


合成を始める前に隣に、すでに合成しているエルヴァーンがいて、カッパーインゴットと言うものを合成いていた。


その人の隣にお邪魔して合成を開始する。


合成中は、座り込んで、その中に光が集まる。


そうして待つこと10秒、ガラスの割れるような音がして、


「合成に失敗した」みたいな文が表示され続いて


「銅鉱を失った」と。


へ?失敗あるの?


ちくしょうもう一回だ!


隣のエルヴァーンはまたカッパーインゴットを合成した。


銅鉱を買い。


合成開始。


・・・・・


「合成に失敗した」


ムキー!


そこであることに気づく、隣の人の合成結果が僕の画面に表示されるということは、僕の失敗も彼の画面に出ているのではないか?


これはなんか恥ずかしいぞ。


よし!次こそ成功させて、この隣の人にいいところを見せてやる。


銅鉱購入。


合成開始


・・・・・


「合成に失敗した」


ちきしょう!


隣の人が画面の前で笑っているのが見える。


あいつヘボイなといっているに違いない。


隣の人は順調にカッパーインゴットを合成している。


よーしとことんやってやろうじゃん。


この隣のカッパーインゴット男を見返してやろうじゃん。


銅鉱を購入しようとする。


すると店員が


「営業時間は、8:00から23:00です」


ちきしょう閉店した・・・


というか閉店あるのかよ。


僕はいじけてギルドを後にした。


合成が少し嫌いになった。


もし隣の人にひとつだけつよがりを言えるのなら


もう合成なんてしないなんて、言わないよ絶対。