公民館の図書室で本は借りて読んでますが、
たまに予約待ちで、読みそこなってた本に
出会えます
…もちろん、読んでない本も多いのですがね
❶『海の見える理髪店』 荻原浩著 集英社
直木賞受賞作 待望の文庫化!
人生に訪れる喪失と、ささやかな希望の光── 心に染みる儚く愛おしい家族の小説集。
店主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れるが……「海の見える理髪店」。独自の美意識を押し付ける画家の母から逃れて十六年。弟に促され実家に戻った私が見た母は……「いつか来た道」。人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く全6編。父と息子、母と娘など、儚く愛おしい家族小説集。直木賞受賞作。
※太字はHPからのコピペ
❷『のち更に咲く』 澤田瞳子著 新潮社
藤原道長の栄華を転覆させようと都を暗躍する盗賊たち。道長邸で働く女房・小紅は、盗賊の首魁が死んだはずの兄との噂を知り探索を始める。その過程で権力を巡る暗闘とそれに翻弄される者たちの恨みを知った小紅は、やがて王朝を脅かす秘密へと辿り着き――紫式部、和泉式部も巻き込んで咲き誇る平安ロマン、艶やかに開幕。
※太字はHPから引用
主人公の小紅は5人兄妹の末娘、
すぐ上の兄である保輔は、盗賊「袴垂(はかまだれ)」の
頭領で、密告により捕らえられ殺されている。
だが、その密告したと言われる当人の足羽忠信は
保輔を裏切ったのではなく、尊敬してさえもいる。
その保輔の上の兄である保昌は、左大臣藤原道長に
仕えており、小紅も下臈として道長が暮らす
土御門邸で働いている。
この小紅が袴垂の残党の空蝉や高雄や
御以子と関わり、やがて真実にたどり着く物語だが、、、
いやぁ、実に面白かった~、
今、NHK大河「光る君へ」にハマっているので、
その裏を流れるような物語、
道長の妻、倫子の隠れた一面を垣間見、
和泉式部、藤式部(紫式部)もそれぞれの色で
表現され、まさに平安の世の昼と夜、と言った感じ、
「良い時間をありがとうございました」
紀玉